2016/01/19

このブログを閉じます。



もうひとりで歩けない...

時の風が強すぎて...

Ah 傷つくことなんて

慣れたはず だけど今は....




...。

以前もtumblrへの乗り換えを宣言し一旦閉じたりしましたが、
結局Tumblrは結局日南響子さん画像収集用になってしまい
再びこのブログに戻ってきたという過去があります。

しかし、気づいてしまいました。
このブログがすでに「臨時」じゃないことに...。
ずっと感じていた違和感。
俺の居場所はここじゃない....。






同じ時代に、同じ様な痛みを持った
同じ様な傷を持った、同じ様な悲しみを持った、
同じような孤独を持った仲間が、一つの音楽を通して出会いました....

(中略)

本当にみんなありがとう!!!

臨時ブログは役目を終え、本ブログへ引き継がれます。


新ブログ「激音夜話」爆誕....ッ!!!


http://gekion-yawa.net/about_gekion-yawa/

URLはこちらになります。


ブログは一応残しておきます。
本当に臨時の時に使いますね。

2016/01/16

フリースタイルダンジョン見てます?

ストレイト・アウタ・コンプトン
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書きたいネタはがっつり溜まっているが、なかなか何かを書く時間がない。
だいぶ追い詰められた生活をしています。

去年から話題になっているフリースタイルダンジョンを見ている。般若登場回がとても面白くて、そこから昔の回も見て、いまは毎回を後追いで見ては「こっちのシーンでいうならこういう場面だろうな」とか全部パンク視点でみて考えさせられています。
みんな見てますか?フリースタイルダンジョン。


この回ね。

そんでもって先日はストレイトアウタコンプトンも見てきちゃったりする。
すげーオモシロかった....



とか普通のことを言っていても仕方ないので...

こういう話をするたびに、ただのパンク好きがHIP HOPをかじったような話をしてしまって、あああああ本当に情けねえという気持ちになったりもする。しかし、生き様をリアルにラップするHIP HOPにシンパシー抱いてしまうのが本心である。パンクでもなんでも、リアルなものは面白い。
この映画は青春映画として良い!とか自分が言うつもりはないけど、本当に単純に面白い"Dr.Dreのプロモーションビデオ"という印象でした。あと映画向けに音源を編集しているとはいえ、迫力のある音響が良くてライブシーンもかっこよかったです。

フリースタイルダンジョンはテレビサイズに切り取られた日本のHIP HOPの1側面でしかないとは思うんだけど、考えさせられることが多々あって、特に上にyoutubeをはっている般若回はうわーーってなり、はじめて「プロップス」というものについて考えさせられました。
プロップスの無い奴がいくら大層なこと言っても誰も聞かないもんね。
ツイッターをみていてもそういうことを思う瞬間もあります。
まずは仲間からの信頼を集めろとKRS-ONEも言ってました。

昔THA BLUEHERBの"LIFE STORY"が出たときに、これこの人達がやってなかったら俺絶対に聞かないだろうなと感じたものですが(結果はまってたけど)、そういう過去のいろいろなことにすべてに説明がつきました。これがプロップス勝ちってやつなんだ。
youtubeのコメント欄も毎回みんなが好きなように言い合っていて面白い。こういうのはこちらのシーンではすっかり死んでしまった文化なので羨ましく思ったりもする。単純に母数の話かもしれないけど...。

そして若くてスキルのあるラッパーはたくさんいるのに、なぜ彼らが音楽で食っていくことができないのかということについても感じるところがありました。これは演奏のうまい若いバンドは多いのになぜ彼らの多くが大きくなっていけないかというのと同じ問題かもしれない。
番組としては面白いけどやっぱりテレビサイズなのか、さっきの言葉はなんだったんだという気持ちになる場面があって、相手へのディスをラップで吐き出した後、判定で負けて笑っている若いラッパーを見てそんなことを思いました。
スポーツ的な匂いを感じてしまうんだけど、これもゲームのうちってことなのか?
そういう場面で自分の吐いている言葉をどれだけ本気でそう思っているかを図れてしまう。言葉の重みってやつね。
ステージで吐いた言葉は、ステージを降りたらチャラになるとかそういう問題じゃない。もしそうだと思ってるならそれはリアルじゃない。俺が本当のHIP HOP好きだったら激怒するポイントになると思う。リアルっていうのは本質を突くか突かないかってことで....般若の「つくぜ核心!」そのものである。般若の「迫力のある顔芸」や「ムキムキに完成された肉体」もそうだが、周囲への説得力という点で大いに影響してくるのだ。

挑戦者は王者よりも鮮やかに本質を突かない限り勝てないのでは。
方法は正攻法か、論点をずらした不意打ちを食らわすしかないのでは。

話は変わりますが(本当は変わってない)
海外の激情系ハードコアを見ていても、最近はリアルなものを歌うというよりは世界観を作りこんだもののほうが目立つような印象はある。そういう表現も思想などを取っ払えるので広い層にリーチすることができるとは思うが、本質の面でいうならV系と何も変わらんとも言える。
なんとなく、今自分が欲しているのはもっとプライベートでリアルなやつなんだなと思う。自分の生活がぼろぼろだとそうなっていくんじゃないかな...。

話はまたまた変わるが、先日イエローモンキーが復活を宣言しましたが、現行バンドも負けてないよ!って意見には気持ちはわかるけども、「勝負」した時点で勝てないのが事実だ。
先人が切り開いたシーンだったり、誰かのフォロワーの延長線にいる以上ぜったい「勝負」になってしまうし「勝負」になった時点で勝つのは無理だと思います。
勝ち負けじゃないという意見もそれはあるでしょうが...
芸術は時の試練に耐えないと残れないからなー。
生き残るためには勝つというより負けなければ良いんだと思うんだけど、
その最たる手は勝負しなくてすむってことだとも思う。
勝負せずに生き残るには....誰にも似ない競合しないオリジナリティが大事。
つまり自分自身の俺はこれだ!っていうスタイル。
誰かのフォロワーから一歩道を踏み外して、誰も見向きもしないものを「自分はこれが一番だと思うんだ!」って信じ続けて進んだ挙句、非常に低確率で辿りつく究極の境地、オリジナリティ。
目指したいっすねぇ。

新宿スタイルはリアルしか歌わねえ!!!!!!
でもパンクとかハードコアの話、もっとしようよ!


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