2021/01/31

昔の人が「発射台と実弾を作りな」って言ってた。

Youtubeでマーケティングしようだなどという大それた資金も無いのでDIYパワーで動画を作っています。

動画について素人ながら色々見てきて作っている中で思うのは被写体の格好良さが一番大事で撮影のテクニカルな部分や編集のテクニカルな部分、あとセンスで成り立つんだろうけど良い画が作れるかみたいなところオンリー。ストーリー性を持たせようとしないからこそめちゃくちゃになるけどそれで良い。映画にストーリー性を求めないのもそういうところ。かっこいい画がすべて。



さて、公開してみて思うのは曲自体は2019年のスプリット7インチでリリース済みのものアルバム用に作り直しているものなので、驚きはないかもしれないと思って少し冒険だったのですが、しっかりインパクトを感じてもらえていて新曲として認識していただいているみたいで良かった。もしかしたらシングルリリースやスプリットでは届かないけど、アルバムで初めて届くというケースもあるのかもしれない。ちょっと自意識過剰は良くないなと勉強になりました。
作ってる側はシングル、スプリット、アルバムの流れを意識していても、受け手に届いていなかったら届くときが新曲ですよね。

映像の続編もあるので引き続きよろしくお願いします。
予約、してくれ。

2021/01/30

2000年代激情の再評価軸を、当時の感覚のままで受け止めてしまうと何かを見失うかもしれない。

Daitroの1stアルバムが2021年再プレスということで入荷してます。

Laisser Vivre Les Squelettes / Daitro (LP: Gatefold)







先日もYOU&Iについての情報を補足記事としてnoteに書いていたんだけど、いま再評価されてきている90年代、00年代のScreamoについて、当時の感覚、知識だけで受け止めてしまうと何かを見失うような気がしてきた。それは「なんだか2000年代Screamoって再評価されてきてない?」とずっと前から薄々感じていたんだけど、もはや確信の領域に入ってる。10年周期で時代がやってくるのは本当なのかもしれない。

そう思ったので、昔のレビューのテキストを使わないで今改めて聴いてみてのレビューを書き直してます。Raein(もう売り切れちゃってるけど)の再発のレビュー時も全部歌詞を翻訳して聞き直してみたときに、やっぱ最初聴いた時から10年くらい経っちゃってるからもう聴いてる自分のほうが別人格なんですよね、全然いろんなことがわかるし伝わり方が違う。Funeral Dinerの再発についてもそうかも。これもnoteに書きました。

だからDaitroについても書かないといけないなと思ってる。
2000年代に聴いていた自分にとって、それは新しい音楽の1つであったんだろうしそこに興奮してた。でも、いまの2000年代再評価は別に新しい音楽の1つとして再評価されてるわけじゃない。あの時代の激情は、シーンの隅っこのほうにあって、だからこそ誰かの居場所だったりもしたかもしれないけどその居場所はいまは無い。ただ共通しているものとか、今だからこそわかることって結構ある。そしてそれを言語化できそうな、できなさそうな微妙なラインだからやってみる価値はあるかもしれない。





2021/01/29

どんどん無意味なブログにしていくぞ。

ゲーム実況者のジャック・オ・蘭たんの動画を定期的に見ているんだけど、なんとなく習慣みたいになっているんだけど先日ニコ動からYoutubeに活動を移して1周年だったとのこと。


で、それ自体は誰にも関係ないと思うんだけど、1周年の節目であげてたこの動画は結構学ぶものがある。

なんか先日も「習慣」というのはやべえという話を三島由紀夫の力を借りて書いたつもりなんだけど、youtubeで毎日動画をあげることの効果という観点で実際にやってきた人の正直な感想が面白い。で、習慣って週一とかってあんま意味なくて「毎日」にしないといけないんだと思う。週一にしようとすると、週末にやろう、になって週末できなくて月曜にやろう、になって月末にやろう、になっていって、そのうち忘れて、一生が終わる頃に何か目的があったことも忘れてしまうんだろうなぁって。


結構ひろゆきも同じタイミングで似たようなこと言ってた。

人の一生は短いのよ。



2021/01/28

広瀬香美きくたびにうるせっって言っちゃう。

 はい。


いろいろMVをめぐる旅を続けているんだけど映像技術や美的感覚が洗練された現代のMVのほうが明らかにかっこいいんだけど90年代の金はあるはずなのに何もかもがダサいMVもまた味わいがある。でも広瀬香美は何回聞いてもうるせえ知るかと思ってしまう。


 

勇気と愛が世界を救う 絶対いつか 出会えるはずなの

はい。 

沈む夕日に淋しく一人 こぶし握りしめる私 週休二日 しかもフレックス 相手はどこにでも いるんだから 今夜 飲み会 期待している 友達の友達に

はい。 

目立つには どうしたらいいの 一番の悩み 性格良ければいい そんなの嘘だと 思いませんか?

知るか。 

Boy Meets Girl 幸せの予感 きっと誰かを 感じてる Fall In Love ロマンスの神様 この人でしょうか

 知らねえって。

ノリと恥じらい 必要なのよ

はい。 

初対面の男の人って 年齢 住所 趣味に職業 さりげなく チェックしなくちゃ

うるせえ。 

待っていました 合格ライン 早くサングラス取って見せてよ 笑顔が素敵 真顔も素敵 思わず見とれてしまうの

知らねえ。

幸せになれるものならば 友情より愛情 「帰りは送らせて」と さっそくOK ちょっと信じられない

知るか。 

Boy Meets Girl恋してる瞬間 きっとあなたを 感じてる Fall In Love ロマンスの神様 願いをかなえて

はい。 

Boy Meets Girl恋する気持ち 何より素敵な宝物 Fall In Love ロマンスの神様 どうもありがとう

うるせえ。 

よくあたる星占いに そう言えば 書いてあった 今日 会う人と結ばれる 今週も 来週も さ来週もずっと oh yeah!

うるせえ!!

Boy Meets Girl土曜日 遊園地 一年たったら ハネムーン Fall In Love ロマンスの神様 感謝しています

はい。 

Boy Meets Girlいつまでも ずっとこの気持ちを忘れたくない Fall In Loveロマンスの神様 どうもありがとう
うるせえ


2021/01/26

人生でやり残したことって何かあります?

 と思って、金銭的な強い欲求がないので(?)やり残したことってなんだろって考えたのが数年前。2020年に1つは実現しました。2021年に実現するもう1つは「猫と住む」です。

コロナになっちゃって「いつかやりたい」って野望のいくつかはしばらく出来ない。そして出来る時がきても、いまの感覚よりも絶対老いちゃってるんだよなぁと思うと思ったことをすぐに実行に移すのが正しい。「いつか」なんてものはやってこない。ので、その時に自分がやる気になること、動き出すことが大事。

リリース情報が解禁されました。

前回1stプレスが1年で売り切れました。いま流通しているのは2ndプレスです。
2020年以降のリリースは世間的にはコロナになってライブができなくて物販の売上っていうのは期待できなくなってしまった。そして海外への発送も利用制限がかかっていて、一番大きな市場であるアメリカへの発送ができなかったり、郵便局によっては職員がコロナ感染して業務ストップ、とか、今までもいろいろなトラブルがあってけど、これも同じで自分にとって都合のよいベストなタイミングなんて一生やってこないと諦めてふみ出していくしかねえ。

という精神論だけで進んでいくディストロ。


2021/01/24

最近のnote記事紹介


 

新しい記事を作りました。

You&Iの多様性と革新性について: Complete Discography補完テキスト

https://note.com/3la/n/n46c488962bdc

聞いてるようであんまり聞いてない、You&Iの周辺情報をまとめたものです。90年代〜00年代再評価の流れと合わせてずっと考えていることの1つ。Indian SummerやUnbrokenほど、You&Iの評価って定まっていないように思えるんだけど、語り部の有無によって左右されるとことはやっぱりあるのかなと。2000年代再評価の軸は自分の中では見えている。
4000字くらいなので超絶ボリュームなものではないです。あくまで補完的。


Interview with 春ねむり (日本語版)

https://note.com/3la/n/na761ac60f33d

ちょっと異質のインタビューです。往復書簡でやりとり。
RIOTGIRRRLの話なんかでBikini KillとかKill Rock Starsの話を絡ませるという手もあったんだけどとっかかりに留めています。イデオロギーの話が音の話より前にきてしまうといろいろおかしくなるなと思っていて、第一に音の話。アーティスト側はそれで良いとしても、メディア側が思想や政治的正しさを軸にしていくと、書いていることは正しいけど面白くはないって話になっていきがちなので注意しつつ書いてます。その罠にはまったメディアは2010年代凋落していきましたからね。




2021/01/22

凡人が自分自身を超えられる力。それは締め切りと習慣。

クリエイティブな仕事をしないといけないのに全然クリエイティブになれねー

っと思っている自分ですが、さすがに30年以上生きてくるとある種の真実はわかるようになり、その1つは我々のほとんどは凡人であって天才でもヒーローでも無いということ。

普通に仕事していても普通のものしかアウトプットできない。

その自分を超えるのは1つは締め切り。締め切りを設定してそれを守る、ということをやると確実にアウトプットはできる。質は低いかもしれなくてもアウトプットができる。

もう一つは習慣。毎日やること、毎週やること、を決めて一度動き出して習慣化するとそれはめちゃくちゃ楽なものになっていく。惰性は人間の慣れという機能なんだけど、慣れることと反復することで非常に強力な力が生まれる。

たぶん締め切りx習慣の合成ができるやつは相当強力な力を作れると思う。
最初の作品から傑作を作ろうとする奴は一生作品をアウトプットできず老いてしまう。

「精神を凌駕することのできるのは習慣という怪物だけなのだ。」というのは三島由紀夫が作中で使っている名言なのだが、いまはマジでわかるぞ。



2021/01/21

続)Youtube話。。トレンドの調べ方1例

 相変わらずYoutubeをもっと音楽ディグに活用できないのか、レーベルの活動にも活かせないものかと日々思考しているのですが(1日20分くらい)、自分が思っている世界と、実際の世界、そのギャップを知るのは大事だよなぁと思うのです。

だって自分が世界のことを考えているほど世界は自分のことを考えてるわけじゃないんですもの。

GOOGLE TRENDS

googleって検索以外にもめちゃくちゃ便利ツールを提供しまくっていますけれど、この機能も結構面白いんですよね。



たとえば、Screamoってキーワードはどれくらい検索されてるの?
って調べてみると検索された時期とか、検索されてる国が出てくる。


こうやって見てみると、まぁアメリカはそうだろうなということで無視して
以外にもここ1年でScreamoで検索されてるのってオーストラリアとかカナダ、プエルトリコ(マジ?)シンガポールなんですよね。
なので、なるほどもしかしてオーストラリアにライブツアーいけばリスナー新規開拓の相性がいいかもなとか思えたりする。

で、ここで信じるのではなく「ほんとかよ?」と考えて検証してみるのが僕の良いところ。
Google Trendsには比較機能があってこれも面白い。

Screamoを検索したあとなので「Post Hardcore」で調べてみる。
すると、

ほい。こんな感じで比較が出てきます。
青がScreamoで、赤がPost Hardcoreです。
こうやってみると世界的にはScreamoのほうがよく検索される=人気のある言葉と言えることができると思います。

地域での比較をしてみると、


いろいろ並び替えとか抽出条件は変えられますが、
比較してみるとロシアとかインドではPOST HARDCOREのほうが強そうですね。
youtube動画の字幕や翻訳にロシア語を用意しておくとかも施策が考えられるわけです。
実際bicycle for afghanistaのアレックが言うには若い音楽ファンがすごく増えているそうで、US情勢とは違ったシーンが生まれつつあるようです。
ブログとかで頑張る人は急上昇ワードとかをうまくひろいながら展開していく感じでしょうね。

そういう感じで考えていくともっといろいろな戦略が考えられるわけですが
これ以上聞きたい方はぜひ僕をチームのコンサルに迎えてください。








2021/01/20

ボカロっぽい音が多い

 なんか文句ばっかり言ってるこのブログ。別にいいじゃない。
いまの時代に失われてしまったマジの日記みたいなものです。

YoutubeでかっこいいMVとか見たいなぁと思っても
実はMVでジャンル検索とかローカルでの検索ができない。(できたらすいません)

再生数の急上昇のMVだけはメニューから見ることができる。

こんなの聞いてるんですかって言われても、聞いてはいない。
見てるだけ。
YOASOBI、ヨルシカ、これもそうだけど全体的にボカロっぽい音が多い。


2020年の日本人アルバム、米津が一番いいなと思ってたけどそんなボカロ感よりも藤井風のほうが個人的には良いなと思える。映像も結構いい。

SixTonesもそうだけどある程度似たようなMVっていうのがあって、そういう既存のものじゃない面白さとかっこよさとかあんまない。


セレーナゴメスも金かかっててよいけど、こういう「部屋を移動する系」っていうのも結構ありきたりになってきてて飽和してる。


すべての悪夢はここから始まっていたとは言わないけど、ハードコアの映像ってすげーありきたりになっていて、「倉庫で演奏モノ」「地元フッドモノ」「ライブフッテージ総編集モノ」「レコーディングメイキングモノ」そしてこの「野外当て振りヘッドバンギングモノ」これ以外で、かっこよくて、かつ新しい表現ってなんかあるのかな。

A!A!の衝撃度はすごい。映像がださくてもネットミーム化する強さってある。

ほとんどの日本のMVがださくみえてきてしまう病気にかかっていてやばい。
MVというのはかっこいい映像を作るのではなく、ダサくなってしまう地雷を踏まないように歩いていくゲームのようにも思えてきている昨今。


かっこいい。リリックビデオこれくらいでも十分な気もする。






2021/01/18

Googleにダメにされてく感覚

 フォントについていろいろと考えているんだけど、Googleで調べ物をするときのあるあるだと思うんだがすぐ無料の〜〜、フリーで使える〜〜、という類の記事が検索の上位にあがってくるのでとても使えないなーと思ってしまう。

他にも、調べたい本物の記事が出てこなくてまとめ記事が上位に出る現象もある。

こういうのでもGoogleにダメにされてく感覚っていうのがあるんだろうなと思う。
無料の情報に群がるメンタリティですでに浅ましい感じがするわ。



2021/01/17

V系聞いてたら音楽的理論無視した楽曲を耳コピさせられた話(長文/オチなし)

s.h.iさんの記事の情報量すごすぎてすごかった。
みっちりしすぎててまだ全然読めてないんだけどなんとなく視点めちゃ同年代だと思う。
時間あるときちゃんと読みたい。




なんかV系の話があったので思い出し話を記録。

すげー全然関係ないんだけど30代だとV系って結構な割合で通っていると思っていてカルチャー的先進都道府県ではない田舎だと余計にV系の影響力ってすごいんだよなと思う。渋谷系もぜんぜんこなかったしメロコアもなにもかもムーブメントが後乗りだった。

そういうわけで10代はメタルを聞きながらもV系も同じように聞いていたので、今ではわりとV系とメタルの距離は近いと思うんだけど昔から聞いていたので一緒の軸で語ってしまうことにそんなに違和感がない。でもそんな話を別に今更したくもないのでツイの話題には絡まないことにしてる。

SEX MACHINGUNSのオタクだったので98年に彼らがデビューした後、当時インターネット黎明期の個人サイトばかりの時代に超私的悦楽園というエロサイトみたいなデザインのSEX MACHINGUNSファンサイトに出入りしはじめて、そこのお兄さんたち(当時20代後半くらい?)にいろいろメタルのMDを焼いてもらって教えてもらうなどしていた。そこでメロスピの洗礼を受けたような気がする。性マイノリティについての勉強もさせてもらったし、深夜のチャットなどでタイピングがめちゃ速くなったりした。

SEX MACHINGUNSのファンの方々はメタルファンとV系ファンの人がいて、割とお互いのジャンルの情報交換が活発におこなれており(今思うと。当時は普通だと思ったが)SEX MACHINGUNSのファンはメタルリフの元ネタを楽しみ、我々男子はV系アンダーグラウンドを知ることにある。90年代の終わりくらい〜00年代の始まりだったのでグルグル映画館、アンチクランケ、陰陽座、カリガリとか。あとガーゴイルがなんか流行ってた気がする(『檄』が名盤とされてた)けどこれはメタルのほうからだった気がする。カリガリのベーシスト村井氏がガーゴイルと関わりだしたかなんかで共演も多々あった気が。覚えてない。SEX MACHINGUNSのファンの方々とは2002年に僕は東京にいって実家のネット環境を失ったのでそこから全くやりとりが途絶えた気がする。(カリガリはこの時から考えるとすげー息が長いバンドだと思うんだけどインディペンデント志向だったのとすごいブレイクはしないかったことが結果よかったんだと思う。適当考察)

カリガリは『第四実験室』〜『第五実験室』くらいの時代でまだ前のボーカルの秀児がいて、その人がoiパンクみたいな感じだった。「君が咲く山」のシングルをライカエジソンに買いに行って2500円も払ったのに2曲しか入ったなかったのはまじでびびったが、CDジャケットってめちゃ凝ることができるんだという気づきがあった。ギターの櫻井青さんが同じ茨城出身だったこともあって勝手に親近感感じてたのと、割と恥ずかしくない歌詞があったバンドだったので聞けたというのがある。冷静に考えるとメタルの歌詞もドラゴンがどうとか祖国がどうとか相当に恥ずかしいのだが、当時はめちゃかっこいいと思ってた。

カリガリはボーカルの精神的な不安定が原因と言われていたけどライブキャンセルとかがあって、その当時のネットはSNSとかはなくてBBSだったんだけどすげー葬式みたいな感じになってたのを覚えてる。BBSとか見てても今日はよかった、今日はだめだったみたいな当たり外れの大きいバンドだったっぽい。「サイレン」とか「君が咲く山」みたいな曲の迫力は秀児にしかできねえ派も多かったけど、なんか状況的にもうしゃーないみたいな雰囲気だったと思う。当時は新しいボーカルになった秀仁はうまいけど何か足りないみたいな評価も多かったと思う。長年かけて覆したんだろうけど。少し後にベスト盤的な「再教育」というアルバムで再録されたのを聞いたら確かにそんな感じだった。


時は流れて僕が大学生になったある日、部室の横でだべっていると掃除のおばちゃんが来て「あなたたち音楽やってるんでしょ?うちの娘の悩みを聞いてちょうだい」みたいな謎のイベントが発生。(娘ルートは無し)
話を聞いていくと、おばちゃんの娘があるバンド(V系)が加入することになったが、加入するにあたっての試験があり、そのバンドの曲をスタジオで合わせて演奏する必要があるらしい。そこでそのバンドの音源をCDRに焼いてきたのが、その娘は耳コピ(音源聞いてギターとかベースの音を自分で弾けるようになること)ができないらしく、音楽の経験がありそうな若者に頼みたいとのこと。

僕は当時音楽系サークルに属していたので、耳コピなんて楽勝だと思ってて先輩たちも耳コピには慣れているはずだが、その音源を聞いた先輩は「俺にはできねえ」って感じになってしまい、僕がその耳コピをすることになった。そして音源を聞いてみて驚いたのだが、それは曲のコードがわからない謎の楽曲だったのだ。

通常の曲というのは音楽的な理論がベースにあって、たぶん素人が作るような曲でもある程度コードだったりベース音というのがあり、それにそってメロディも存在しているはずだ。しかしその曲はまずベース音が聞き取れない。そしてコード感がいっさいわからない。もしかしたらインダストリアルV系だったのかもしれない。リズムは一定だったが上にのっているベース、ギターなにもかもがめちゃくちゃで、ディストーションでカチャカチャ弾いてるのだが誰もコードを弾いていないため演奏もあっているのかどうかわからない。
例えるならばL'Arc〜en〜Cielのベース音を押さえないベースと、コード無視したフレーズをずっと引き続けるSUGIZOx2人がリズムマシーンのインダストリアルなリズムに合わせてずっと好きなように弾きまくっているような音楽。サビとか存在しない。なんだこれ。書いててちょっとかっこいい気もしてきた。

仕方ないのでコードは全部E(開放弦)ということにして耳コピを完了し、おばちゃんから報酬として2000円をもらったような気がします。

V系聞いててよかった!

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音楽的理論を踏まえると曲は普通になるんだなと思ったのと
知らないが故の逸脱、みたいなものはパンクになるんだと思う。
でも道を外しすぎると音楽というよりノイズになるのかもしれない。












2021/01/16

もう一度金の話をしよう

 


と言われたのでどこかで喋ってくるかもしれません。

タイミングよく複数方面からそういう話が来ているので
こういう話こそnoteにまとめないといけないんだろうなぁ。


メモ:

2020年は売れ方がいろいろ今までと違う

国内、海外での売り方は違う

というか何が売れるかも違う

海外レーベルから出して欲しがる部外者は嫌われる?

レコードがあればいいわけでもない

ライブの物販どうなる

サブスクとyoutube

bandcampとdiscogs

リードをとる

CDを出したいけどCDを買わない人たち

本当のお客さんは誰?

結局お金作って何したいの?(バンドみんなでバイトするのと何が違うの?)




2021/01/13

twitterもプレミアムプラン作れば良いのに。

 youtubeの広告がうざいの良い加減課金しようかなと思ってプレミアムプランに変更してみたんですが、めちゃ快適。ふだんラジオ的に長尺もyoutubeをかけてることが多いので広告が結構差し込まれてくる。

やっぱ広告ってストレスなんだなーと改めて思った。

基本的に人生twitterやりすぎ問題というのがあって自分でもどうかなと思ってるんだけど
このツイッターというツールはもう宣伝がすごくて企業の宣伝(PR)のツイートは5,6ツイートに一回はタイムラインに表示されるし、一般の人も宣伝ばっかだし、他の人のいいねとか返信とか別に見たくねえしというストレスフルな実装になっている。

こんなにも広告にさらされなきゃならないのか、と思うのだけれどtwitter社は赤字らしいという話もあるので、youtubeみたいに月額プランで広告ゼロ、他の人のいいねも返信も表示されない(もしくは自分で表示/非表示設定できる)仕様にすればいいのにと思っている。

金を払うことで無駄をなくして人生を豊かにできるのが正しい設計なのでは?

結果としてみんなが有料プランに移行することでレコードの宣伝も表示されなくなり自分の売上もなくなってTHE ENDするかもしれないけれど。


じぶんがTwitterやめたほうが早そうっすね。

2021/01/11

知らなければ知らないままで、何の不都合もないからね。

 


人間の脳にはバグがあって真実よりも自分が信じたい妄想のほうを現実だと認識してしまう機能があるっぽいんだが、本当はそれはバグじゃなくて仕様なのかもしれない。

スピリチュアルとか勘とか第六感とか、いろいろ根拠レスなものを信じてしまう人がいるんだけど(陰謀論含む)大昔の人類は狩りで野生の中でサバイバルしていたのだからいちいち現実をロジカルに考えていたのでは追いつかない場面がたくさんあったのだろうと思うし、自然の現象や偶然を処理するためにはその機能が必要だったのかもしれない。その脳のバグだと思われていた機能は実は仕様であって、動物的な判断なのかなとも思う。というかそんな説をどこかで読んだ気がした。

でも現実はもうかなり部分で論理的に判断できる時代になっているしテクノロジーだってそれを助けてくれるというか、その根拠レスな要素に頼っては生き残れない時代になってるんじゃないのかなと思う。出生ガチャで下駄を履かせてもらってない存在なので、認めたく無い現実を認めるところからしか、この地獄はサバイブできねぇ。

ここに書いてることも全部嘘ですよ。


https://anond.hatelabo.jp/20210111000145

このブログ読んでて、これに対しての100%な回答って考えつけなかった。

本当にコロナを押さえ込みたいと思っている国だったらよかったんですがそれよりも優先したいものがいろいろありすぎる歪みかもしれない。


2021/01/09

緊急事態宣言 part.2

今度は何ができるのかね。


2020年のコロナのときに月の収入の〜%を音楽に使っていこうというのを決めて毎月色々買うようにしていて、Tシャツやら普段買わないジャンルのCDやら買うようになった。

こういうことを書いた手前、自分は毎月音楽にお金を投下するのを続けてみた。
ライブハウスが全員生き残るための現実的な提言「みんなで生き残るために、みんなで少しだけ貧乏になる」

自分のディストロのジャンルは自分で買えるからいいんだけどそれ以外のものを買っていった。ただクラウドファンディングは自分が出る幕じゃないのでやめようと思って、クラファン以外の出費をしてきました。他の人はどうなんだろ。もうサポートすることに飽きちゃってるのかな?

https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html

 (1) 就業者数,雇用者数
   就業者数は6707万人。前年同月に比べ55万人の減少。8か月連続の減少
   雇用者数は6017万人。前年同月に比べ29万人の減少。8か月連続の減少
 (2) 完全失業者数
   完全失業者数は195万人。前年同月に比べ44万人の増加。10か月連続の増加
 (3) 完全失業率
   完全失業率(季節調整値)は2.9%。前月に比べ0.2ポイント低下

まだ自分の仕事があることに感謝しつつ、影響は徐々に広がっている。
他人の心配している暇が少しずつなくなっていく人も多そう。


音楽のほうはライブに頼るビジネスモデルが無くなった以上、ここからはどういうやり方があるのかが試される時なんだと思う。現にライブの物販が強かったバンドと話をしていて、2020年は今までとはまったく違った数字になっていることも聞いている。 

計らずとも音源作品主流に一部では戻っていくようにも見える。
サブスクでのデジタルリリースもライブが機能しなくなると役割の定義も変更を迫られる。
海外レーベルとの共同リリースプロジェクトがいくつも発生しているんだけど、コストを各地域で分担しつつリリースと作品を同時展開、お互いサポートしながら物販のほうで回していくような動きですけど、ずっと海外と連携してこなかった日本勢がその動きに乗れるのかは微妙。うちはがんばる。

ディストロをいままでやってくる中で、いろいろな国のシーンやその時代にあった不遇、不条理を考えるとこの日本の状況なんてまだまだ余裕。
実際そうなのでそれくらいの気持ちでやりたいな。
金が重要だという話はこれからもしていく。

もう一つはまったく逆の動きなんだけどコロナバブルが発生している領域もある。

https://www.inshokuten.com/foodist/article/5974/

個人事業主で200万以上補償得ている人もいるのでは?
と、考えると人相手に商売するより政府の補助金相手に商売している感覚なんですかね。
でもここまでのサポートだって結構手厚いようにみえますけどね。

財源もかなり枯渇しているという話もあるのでこの先2020年と同レベルの助成金が出るのだろうかというところもわからない。


オリンピックがんばろう(むりだろ)




2021/01/04

だからブログは無駄なことをしたいと思っているんだよね。


 


この1円にもならない、書く人も読む人も時間を無駄にするだけのブログを2021年もやっていくぞ。無駄なことをするという以外の目的はこのブログにはない。価値がありそうなことはnoteのほうでやっているのでそっちを読んでくれ。

https://note.com/3la


さて、価値があるブログというのは何なんだろうか。

以前激音夜話というブログを開設して、何か情報を提供できるようなことをやろうとしたことがあった。(現在は個人活動として地下へ移行)

で、とある方にいろいろと教えてもらい、ブログでお金が入ってくる仕組みを作ろうとしていた。結果的には忙しすぎて優先的に動ける時間が作れなくて頓挫したんだけど、いくつか記事が溜まってきたときに確かに1日数十円〜多い時は数百円が入るような状態になりかけていた。こういうのはいくつかセオリーがあるらしく、基本に忠実に動いていくだけである程度形になるということがわかったので、今ならもう少しマシな動き方は出来るかもしれない。

ある日、ex.パンテラのフィリップアンセルモがやらかしてしまった時のことを記事にした際に変なバズリかたをしてアクセス数が急に伸びてその記事だけ初めて1000円を超える収益を出したことがあった。

そこで思うんだけど、やっぱりポリコレも場所を間違えてしまうとポルノだなと気づいてしまった。もしこの方向性がいけるとなれば、俺はもっとポリコレを記事を投稿し、同じような金になる木を書くための情報を集め、ネトウヨと左翼を集めるサイトを作ることが出来た。まぁ結果的にはそれもしなかったんだけど...。

今やるなら平和で安定的にネタを供給できるジャンルでやるかもね。



価値あることやろうとすると、なんか歪んでしまうこのネットの仕組みは。

だからブログは無駄なことをしたいと思っているんだよね。

https://fujipon.hatenablog.com/entry/2021/01/03/134330

そんなことを思っているときにちょうどこの記事読んでなるほどねってなった。