2021/02/11

「これってさっきのバンドと同じスタイルじゃね?」ってなりがち。

 

良い感じだ。
外見はいままでのSWARRRMのジャケットとはまた全然違う感じになってます。
前作「こわれはじめる」の時も全然違う感じでしたが。
言うたら過去作ぜんぶ全然違う感じですが。

今日はプレス内容問題ないか全編改めてCDで聴いてみたり
CD読み込み時の情報を設定したりしている。

聴いていて「やっぱ彼らは全然違うな〜」と思うのは何なんだろうと、いろいろ考えているんだけど1つはやっぱり声。

声は人間一人一人がそれぞれの音色を持ったオリジナルな楽器、だけど多くの人が誰かの声色を真似しちゃうからいろいろなバンドの音を聴いていると「これってさっきのバンドと同じ声じゃね?」みたいな状態になっていく。同じジャンルで聴いていると余計にそう。激情もずいぶんスタイル化されてるしね。だからこそその人自身の声を見つけていることって、すげー最低条件な気がする。もう上手い下手の次元じゃなくて、そこだよねって気持ち。

そして、次は曲。言葉やメロディや演奏、サウンド、それらを全て組み合わせた曲そのものが人の心を動かせるのか。人の心を動かすのはそれが刺さるか否かってところで、その人しか出せない言葉の組み合わせ、メロディの響かせ方、演奏、サウンド。これもやっぱり1つのジャンル内だけでいろいろ聴いていくと「これってさっきのバンドと同じスタイルじゃね?」ってなりがち。

他人と同じことをする、同じ方法論を取る、過去のヒット作をなぞる、それはリスクはないけど意味もない。突き抜けた作品聴くときめちゃいい気持ちになれる。

これは売らないといけない作品だ。

度々、逸脱こそ激情だと言っているけれど逸脱していてもフックがなければやっぱり人の心には響かない。踏み外した上で踏み抜く。サビで打ち負かされるようなフックのある日本語ロックなんてそうそうないので。

あと自分、良いメロディなんてものは存在しない派だわ。
そこに意味があるからそれが良いメロディになる。メロディ単体で良いも悪いもない。




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