2023/06/11

映像制作におけるメモ2:MOMENTアプリ

 毎回一眼レフを持ち出すコスト・手間を考えるとMOMENTで代用出来ないかという案

■良い点

1. 映像の質感は良い

2. log撮影可能なので編集がやりやすい、カラーグレーディングで雰囲気を作りやすい

3. MOMENTレンズなど利用して更に質感を改良することが出来そう

スマホ装着のケース+レンズ、魚眼などもありメルカリで揃えるという手もある。
iphoneを最近のにアップグレードすればもっといろいろできるか。

というか、よほどちゃんとした映像を作ろうとしない限りスマホでいけるしライブ映像とかなら十分かも。


解決すべき課題

1. 音声がモノラル

設定上ステレオだが別マイク用意しないと左右に同じ音声が録音されるだけ。マルチカメラ で編集することを想定すると別のマイクで一本音声用のファイルがあるといい。対策としては端末につなげられるマイクを買って映像自体にステレオ録音できるようにするか、別の音声用の端末を何か用意するか、のどちらかで解決すると思われる。

2. フレームレートを24fpsで撮影してしまったが長時間の動画で音声ズレが生じる

アプリ保存している時点で既にファイルで音ズレしているためPremiere側でズレを修正するしかない。録音する前の設定はiphoneで撮る以上 30fpsにしておくしかない?

確認作業:30fpsで長時間撮ってみて音ズレするかどうか確認してみる。
アプリ30fpsでも設定厳密には29.7〜〜なのでやはり普通にズレていきそうな気はするが。

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■ 応急処置

出してしまった動画は、映像の速度を 100.03%くらいに調整したらだいたい合った。
24fpsでのズレはこんなもんで合うのかもしれない。

各素材を 100.03%して再度それぞれを書き出す → その後マルチカメラに統合
ついでにカメラ間の明るさなど差異を近づけておく。


カメラが複数ある場合、どうしても明るさの違和感が出てしまい質感の粗い方に合わさざるを得なかったので全体的に暗い映像になっている。
が、明るさの課題をクリアできればライブ映像もスマホでいいかもしれない。







2023/02/23

映像制作におけるメモ

部分的にモザイクをかけて追尾させる(トラッキング)方法 
が、事前にわかっている場合は最初から対策した方が早い。
車のナンバープレートにカバーをかぶせるなど。

 【Premiere Pro】エッセンシャルグラフィックスでテキスト(文字)のスタイルを自由に変更する方法 
レガシータイトル、という概念が消えるのでテキストは覚え直し必須

テロップの縁取り部分をぼかす方法 | Premiere Pro
これもレガシータイトルなくなるので。


2022/12/11

予測値に関するメモ

 

スプレッドシートでGoogleのAIが使える、公式の機械学習アドオン公開 欠損値の予測など可能

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2212/08/news181.html


プログラマーになった 「中卒」 男のブログ

重回帰分析による予測をおこなうTREND関数【Excelで学ぶ統計学】

https://chusotsu-program.com/excel-trend/

2022/11/09

映像制作のメモ

 写真読み込むときの設定:0.1秒にするなど。これは他のレガシータイトルや調整レイヤーなどの静止系ぜんぶに適合される。

https://gamoblog.com/2021/09/05/premiere-pro-komaokuri-crop-color-key/

マルチカメラで編集するときいつもPCが重くなって正しくプレビューできなかったが、プロキシ書き出す?ということで動きがサクサクになって助かった。

https://youtu.be/cYDrJbv03Oo?t=135

ポスタリゼーション時間の設定、ぬるぬる動くより荒さを出した方が脳には心地良い気がする。人間の脳は高解像度の情報にはまだ慣れていないと思われる。

https://www.youtube.com/watch?v=prGIpVSODvk&t=49s



2022/03/16

人はいつか死ぬ / 帰宅難民って言葉、まずくねえか? / 今週のTAK / 業務外注してて感じたこと / 自由競争と平等

最近も仕事に追われ続けていて心が死んでいます。


ロシアと戦っているウクライナの人らのFBとかゼレンスキーの演説読んでるとあの人たちはもう自分がいつか死ぬということを早々と理解して行動しているのを感じる。人はいつか死ぬ。いまの日本がウクライナのような状態になったとして、あんなに動ける体力と行動力がある政治家達がいるんだろうか。

話がずれまくりだが自分の感じてる心の折れ感なんて奴らに比べたら全然余裕なんだろう。
70年代のパンクスよりもマシだろう。

しかし日本的には戦後の状況的には最悪だと思う。
そしてこれからもっと最悪になる。

ところで帰宅難民って言葉、最近の世界情勢的に使うべきじゃないと思いますよね。


というわけで右翼っぽく君が代聴いてみた。

チョーキング、ベンド、ビブラートのトーン。全てがTAKだ。


近年の3LAは翻訳業務を外注していて報酬を支払っているんだけど、ここ最近実感するのは自由競争の中で仕事を依頼されるのは、質が高くてコストも安い人。

人の時間は限られてるので、基本的に長時間拘束される仕事はその分コストがかかるんですが、優秀な人は仕事が早く終わってしまうので結果安い。で、クラウドワークスで依頼する人は、応募してくる人の中で一番優秀(=依頼の内容にあっている品質を納品できる人)になる。

そして一度その人が良いなーとなったら毎回応募して選考してなんて手間をかけてる時間はないので(時間もコストだし)その人に仕事を依頼し続けることになる。
だから優秀な人は仕事がどんどん来る一人勝ちだし、優秀でない人はずっと仕事が回ってこない。厳しいルールだぜ、と思いつつもこれが自由な競争の結果なんだよな...。

いくら仕事丁寧でも時間かけすぎたらコストと折り合わなくなる。
でも早くてもクオリティが低ければ修正がかさんでこれもコストと合わなくなる。

最近はクリエイターにしっかり金払え的な風潮ができて良いなと思う反面、金で発生する義務と責任の話はまだまだこれからって感じがする。







2022/02/05

何故レコードを作るのか、というWHYがないとただの金儲けアイテムになる。

 2022年2月始まってしまった。既に1/12が終わってます。


日本のレコードプレス事情は納期も遅くなって値段も跳ね上がってという問題が随所から聞こえていますが(というか自分も言ってますが)メジャーレーベルも参入してきて供給側が生産ラインを独占しつつあり、というビジネス的な問題ですが、後者の値段がたけえという問題は日本という国の問題であり、国策の失敗のせいかもしれません。

NYでの時給が実質 3000円程度、稼ぐ人は5000円くらいになっているということは、20ドルのレコードを送料込みで買っても、やっぱバイト1時間すれば買えちゃう値段なんですよね、レコードは。たぶん、30年前でも同じか?

一方、東京では最低賃金は1040円程度、全国平均で930円程度なのでバイト3時間しても3000円のレコード1枚買うのは無理かもしれない。もはやレコードというモノは貴族の遊びに近い。SDGs的にも環境に悪いし、中古レコードを国内市場で回してるくらいが衰退するこの国では身の丈にあった趣味なのかもしれない。


今後は原油の高騰、その他の材料の高騰も可能性があり、ますます値段はあがる&安定供給できないので納期もあやしくなるという悪循環はありそうです。

「自己責任」という言葉が流行ってますが、自分の周りのことくらいは自分でコントロールできるとはいえ、大きな社会の流れは個人ではコントロールできない。レコードの高騰に関しても半分以上は国のせいなのだから、我々は文句を言うべき対象は無駄なレコードをプレスするメジャーレーベルだけでなく、国であり竹中平蔵である。いつか処刑しよう。







まぁしかし、全体の意識が何より良くない方向に向いているのは確かで。

こういう売り方で「プレミア化」を狙うようなのも今の時代には邪悪と言わざるを得ない気がします。Exclusiveする意味がほとんどなく、ただの転売用アイテムと化している。転売ヤーの大量参入を招いたのはメジャーレーベル側の責任なのでプレミア化するのが間違いなしならその対策を講じるべきではないのか。

とか、嫌なことは僕は言いません。誰かが言っていたような気がするし、誰も言ってないかもしれません。

業界全体としては、何故レコードを作るのか、何故Exclusive盤を作るのか、いうWHYの部分を完全に置いてけぼりにしているケースが多々あり、消費者側もそこを良しとしてしまっている。これ、「日本盤」に対しても同じことが言える。誰のためか、何のためか。

業界全体としてどういう方向へ行くべきか、を示せるのが良いレーベル。
我が我がと利益確保を優先するのは、そんなに良いレーベルではないと思う。



若干ブーメランか?








2022/01/03

2022年、はじまる

鬼滅の作者出身地に住んでいるので神社の絵馬も鬼滅イラスト多数というところです。初詣。
鬼滅の漫画もアニメも見ていないんですけどね。
創建1202年説と1189年説(頼朝が勧請した説)があるらしく、でも近くに滝野川城(こちらは源頼朝の陣があった)という話もあるので頼朝説を支持したい。どうでもいい。
近くの王子神社のほうが参拝客は多いがこちらのほうが歴史は深いらしい。しかしそんな昔のことをどうやって調べるのかというのはずっと不思議。文書だって真実だというエビデンスないし。昔の人のインターネットリテラシーを疑うぜ。






一瞬だけ茨城国に帰国し2nd詣。こちらは平将門の時代に創建されたらしく1000年以上の歴史があるらしい。しかしボロいし雰囲気があって良かった。
スーツさんの動画を見すぎてて常夜燈チェックするようになってしまった。こちらは寛政だったので江戸時代のもの。やっぱでかいところに人は集まるけどかなり良い神社だった。



このギターやだなと思った。










毎年恒例ですが売り上げランキングも更新しました

あと年末ですが拡張版配信もしております。

2022年、もうすこしアウトプットがんばります。

そしてフィジカルな活動も予定しております。

発信増やしていこうと思っています。

よろしくおねがいします。


 

 

こんなのにまで〜〜が9割の構文持ち込むの嫌すぎる。

2021/10/13

大きなものを賭けたほうが人生はおもろい

 


quiquiの映像が公開されました。

2019年にはアルバム出すと言っておきながら紆余曲折を経て2021年にようやくドロップ。

謎に金と時間を費やして我々は何を成し遂げようとしているのか?

だけどその何かを超えるには必要なことだったと思う。

バンドをずっと聞いてきた人にとっては感動してぶっ倒れてしまうかもうしれないけど、それくらいの作品であるという自信なしに世に出ている作品が多すぎるのだ。



カイジのアニメをランチタイムに見るっていうのをずっとやって、

やっぱ何回見ても面白いよなぁと思ってその後イカゲームへ移行。

基本イカサマと心理戦の駆け引きというカイジと違ってイカゲームは単純に不公平なゲームに命をかけていくって感じで、カイジのほうが圧倒的に面白いとは思う...

けど最後までみてしまう。




カイジはファンダムがイカれてるのもいい。

VR作ってるファンもよくわからんけどすごい。



いまは梨泰院クラスをみています。これはラブとビジネスの話でおもろい。

翻訳と字幕で日本語が微妙に違うんだけど、ふとしたところで字幕よりも吹き替えの翻訳のほうが面白いなって思う瞬間が多々ある。

例: 字幕「お前と俺は似ている」/ 吹き替え「お前の中に俺を見た」

これ、ニュアンスが感じられるか、情報とだけ伝えるかで全然違う。

Netflixに限らず、翻訳クオリティがAI翻訳や安い外注へと回っていくというのはいろいろな方面でおきているようで、そういう合理性が長い目でみると首をしめているというのはよくある。

CDリリースの翻訳も、いま少しずつ話題になってくるようになっている。いま3LAは翻訳をちゃんと外注で金を払っている。アートワークにも金を払っているし、映像にも金を払っている。安く済ませられるところは1つもなく、あえていうなら自分のテキストだけが安いのかもしれない。

でも金を払っても満足のいかないものができるような状況は、絶対きて欲しくない。












2021/07/22

人類は脳みそをクラウドに預けるようになって自分で真実を確かめることを止める

 通称、人間の欲望、憎悪、嫉妬、羨望を増幅される装置ことSNSの力は凄い。

しかし人類は脳みそをクラウドに預けるようになって自分で真実を確かめることを止めてしまっているように思える。小山田問題、ラーメンズの人の問題、SNSやニュースサイトの切り取りではなく彼のインタビューの全文を読んだ人、ラーメンズの問題のコントの全体を見た上で批判している人は1%もいないだろう。(読むに耐えないものであるという話もあるが、真実を確かめず感情で判断するほうが危ない)

見たところでいずれにせよアウトなんだろうけど(そして読んだんだけど、やっぱりアウトだった。でも盲目に批判するよりこれは読んだほうがいい、と思ったので書いてます。)、

そこを「いずれにせよアウト」でなくそこでマジで自分で一度確かめる、一度考えるってことをしないとこの先も間違え続けると思います。絶対別の形で同じことを繰り返します。

海外からの目も相当に恥ずかしいと思うんだけど日本の現状はまだ此処であることが現実。

冤罪の可能性がある以上、死刑には反対派である人もいるということです。

(2021/7/23追記)



FYRE FESTIVALのドキュメンタリーを見ていてすげぇ面白かったんだけど時期的にめちゃオリンピックと被る部分が多すぎた。思い上がった無能がダメダメなプロジェクトマネージメントですべてをめちゃくちゃにしていく様には、何か破壊的なカタルシスが伴うのだろうか。結構ドキドキしながら見てしまった。

プロジェクトの失敗。

それを個人の責任としてみるのか、システムの欠陥としてみるのか、は違いがある。
FYREは主催者が嘘つきであった、という話でもあるが
インスタグラムのインスタグラマーのPRポストに大衆がのっかった、という話でもある。

どうですかね?
オリンピックの諸々、僕には日本のシステムの欠陥に見えます。
そしてその諸問題は解決されていかないといけないものだと思うのだけれど、
そのためにはやっぱり生贄として罪人を燃やす必要はあるのかもしれないですね。


Youtubeの配信を定例化しようと思っていて始めました。
次の回はDeathwishについて。
長年に渡りお世話になったレーベルでもあり、10年間の間での変化も感じてます。
あくまでScreamo視点になるかもしれないけど語ってみたいと思います。


2020年にコロナ禍になってライブハウスが厳しくなったときに、いくつかYoutubeチャンネルがたくさん立ち上がった時期があったのだけれど、こういうのは立ち上げることよりも運営をし続けるということのほうが難しい。そして自分がやるのは今更感はある。

前から思っているんだけど自分の特殊能力って「継続」なんだと思っている。
その他の能力はたいしたことなくて、センスも特にないのですべて後天的に獲得したもの、
それも継続したことによって獲得した能力しかない。
だから最初からこれやっておけばよかったじゃんという思いはあるけど、mixcloudでラジオ編集するより、youtube配信がみんな聞いてくれるし、配信後にアーカイブで残ったほうが楽なので、配信でちゃんと聞けるようなクオリティに持って行くことは目標にしたい。

Youtubeは裏の目標で、収益化できるハードルという、チャンネル登録者数1000人、過去12ヶ月の再生時間4000時間をクリアしないといけなくて、今後ゲストとか報酬を渡すことができるような仕組みにしたいなと思っています。

ご協力よろしくおねがいします。








2021/07/17

人を待たせてはいけない

 ディストロの2021年の売上ランキングを発表しましたのでリンクを貼っておきます。

2021年上半期BEST20発表会
https://note.com/3la/n/neff0de9abc18

こんなニッチな場所でやってるディストロなので基本的には1作品あたりの入荷数はそれほど多くはない。初動の段階で

「これは10枚くらい入荷しようかな〜」

なんて思える作品はほとんどない。

目先の1ヶ月くらい過ぎた以降で在庫が残るレコードは売れる確率がぐっっっと下がっていく、という現実があって3ヶ月後に在庫3枚残っているレコードは次の3ヶ月で1枚売れるか売れないかとかそんな感じなのだ。

だから初回の入荷量が増えれば増えるほどギャンブルになる。
ギャンブルにしない方法は確実に売れる分+αくらいに入荷量を自分で先読みして制限することなのだ。そして僕はギャンブルが嫌いだ。
初めてのパチスロで一瞬で札が溶けていった感覚が忘れられなくて、パチンコ店に入るのはその一度きりでやめてしまった。(当時のバンドメンバーは毎日行っていたが)

だが、「本当に良いレコード」が現れたときにそんな守りの姿勢でやっていてはいけない。
「このレコードはたとえ売れなくなってずっと良いと言い続けていくんだ」くらいの覚悟を持って10枚とか20枚とかのオーダーは決められていく(いつものように嘘だと思って読んでくださいね)
そしてもちろんこのランキングはそんなディストロで10枚以上売れていてる作品ということになる。入荷しなければ販売数も伸びないので、最初のハードル=店主が入荷したいと思えるという基準は満たしている。

あと、もっと入荷したくてもレーベル側で入荷量の制限がかかっているケースも多々有る。
最近のDeathwishリリースは初回入荷数限られてる場合が多いです。
これって海外でもリリース時期を過ぎて在庫が残った場合、急激に売れなくなるっていうのがあるんじゃないかと思っていて、売れ残っている=そんなに良くない作品と世間に認識されてしまう危険があるっていうことで、そのリスクは実は在庫が売れ残るリスクよりも大きなものとして認識されていると思う。
「あとでも買えるっしょ」と思われたら負け。
そんなチキンレースみたいな状況で僕は勝負したいとは思わないですけどね.....

そんなわけで、このランキングの音源のほとんどは既にソールドしているし、再プレスされない限り、再入荷するのもの難しい作品ばかりになっている。つまり、時間が人を待ってくれないのと同じくらい、レコードも人を待ってはくれない。

誰かを待たせてはいけないのだ。





良かった。
もっと新譜の音源を聴きたいんだよな。リイシューとかじゃなくて。

だから旧譜しか聴かなくなったら終わりなんだと思う。 
でも自分も「もうパンクとかEMOとか終わったかも」って何度も思っている。
かろうじてその時その時で何かを突き破ってくれるバンドはいるんだけど、
それもなくなったら廃業だ。


 底クオリティモノマネとか大好きなんだけどSOUL'd OUTブームが我が家に来てます。


あとはキャロルキングを初めてちゃんと聴いたんだけどめちゃくちゃよかった。



2021/07/03

デリバリとしてのレコード屋という存在が世間に理解される前に俺は死んでしまうだろう

DIYで生きて行く的な人生テーマについて、人間的なジャンルが違っても結構みんなが共通して認識している課題なんじゃないかなと思っている。
例え会社員として給料をもらいながら生活をしていても、自分のやりたいことで少しでもお金が回るようになれば、まぁ幸せには近づくような気はしますよね。


流通の本をすこし前に買って主要なところはだいたい読んだのだが、外見も面白かったけど内容もかなり良かった、ということがありました。


これです。結構真面目にオススメです。

Amazonのレビューを読んでもらえればわかるとおり、評価はめちゃくちゃいい。
すべての小売や作り手にとって考えさせられる内容である、と同時にこの本って雑誌のはずなのに広告は全く入っていなくて、本の流通システム、業界的なところに関しても批判的なところもあって、そういうところ込みで面白い。
そして、すべての記事を「音楽に置き換えて」読むことは可能だと思った。(自分はそう読んだ)
「いいものを作るとは何か」
その問題提起である。
https://note.kohkoku.jp/n/nd51eeaa5a989 (noteもありますね。)


広告、流通だけにとどまらず映画や批評、音楽業界的なところについても触れられており、「いいものを作る」ということの中に「いいものを届ける」というところまで含めて語られているところが良い。だが音楽についての内容は若干踏み込みが甘い。音楽を届ける、ということについて、やはりマーケティング的にレコード屋や、ましてはディストロという存在は蚊帳の外という感じだ。評論家、アーティストだけじゃなくて、ここに流通や小売の話を収録しないのはさすがにデリバリの話としては嘘じゃない?


そもそも、アーティストとリスナーの間に取り継ぎのような形で存在してきたディストリビューターは中間搾取、中抜き的な立ち位置になっていた時代がある。そしていまのデジタルディストリビューションの時代において、すでにアーティスト→リスナーにダイレクトに音楽を届けるということは可能になっていて、レーベル不要論、ディストリビューター不要論、レコード屋不要論、もろもろ.....。


このあたりの話ってほとんど主観の意見をそれぞれが言ってるだけって感じ。
制作費がいくらだとかプレス費がいくらだとか流通の取り分が何割で販売店レコード屋の取り分が何割で...みたいな話ばっかでやっぱみんな金大好きだな。

『フィジカル』と『配信』どちらがアーティストにとって良いのでしょう?

そんな話、面白い?と思ってしまう。レコ屋の人が言う、レコ屋必要論もうさんくさい。
サブスクのプレイリストもレコメンドも基本的には似通った共通点を分析しておすすめしてくるだけなのでそんなものは発見とは呼ばない。最初から内に存在しているものを確認している作業に過ぎない。


ほとんどのレコード小売店がコンテンツ勝負になっていて、売れるものが売れるし売れないものは売れない。そんな中でよくわからんアーティストをお客さんに売りつけることができるレコード屋がいくつ存在するのか。ポリティカルとポエムの話ばかりじゃなくて、しっかり音の話ができるメディアがいくつ存在するのか。東京にはBIG LOVEくらいしかいないんじゃないか。


俺はレーベルもレコード屋も、基本無用だと思ってます。
そんなものは世間から必要とされるほうがおかしい。
なので我々が相手にしているのはいわゆる世間ではないのだ。
魑魅魍魎、妖怪の類なのだ。
そんな輩が集まってくるレコード屋という存在が世間に理解されることはないのだ。
レコ屋、ディストロの存在の価値はそんなところにはないのだ。


もちろん今日の話も全部嘘です。



ポリティカルの話はSNSバズりやすいけど音楽から遠ざかってはいけない。



Turnstileはやたら人気なんだよなー。




漫画ってわかりやすい。
話が面白かったり画がかっこよかったりとか色々あるんだけど、ジャンプ漫画の普遍性ってやっぱすごいなと思う。