2020/12/28

コーヒー屋でvampire weekendのレコードをかけてくれていた男子が先輩に「もっとあがる曲かけてよ!」って言われてレコードをかえていたんだけど、そんな女の言うことなど聞かずに好きなレコードをかけてくれれば良いのにな。

 コーヒー屋でvampire weekendのレコードをかけてくれていた男子が先輩に「もっとあがる曲かけてよ!」って言われてレコードをかえていたんだけど、そんな女の言うことなど聞かずに好きなレコードをかけてくれれば良いのにな。

と書くとあいみょんのタイトルっぽくなる。




相変わらずYoutubeでMVいろいろ見てるんだけどなんでこんなドラマ仕立てのやつは似たような作りになってしまうんだろう。
この方向性だと金かけられるやつが一番良い映像と良いモデルを揃えられるんだろうけれど、果たしてそれで何が表現できるのだろうか。
綺麗な女をMV出演させるインディロックバンドは総じてクズである。
その感覚がとても2020年とは思えない。

なんというか、MVはMVでしか表現できないものがあるはずで、
音楽ってもっとイメージを掻き立てることが出来るはず。
それを具体的な楽曲の説明をわざわざ映像で見せているだけのMVって表現レベルとしてとてつもなく稚拙ではないのか。
なんて言っちゃったりして。


急遽トレイラーの映像を作ることになり、どうせなら自分でやろうと思ってAfter Effect を調べながら1週間くらいで作ってみた。


やってみるといろいろわかるんだけど、思い描いたイメージってテクニカルな面でいうとほぼ100%表現できるんだろうな。やり方がわからないだけで。
とりあえずこれは簡単な動かし方しかしていないんだけど、レイヤー考えながら編集していくのはPremireとは別の楽しさがある。


映像を素材にするんじゃなくて画像なので動かし方が違うんですね。
こういう映像みると若い子の感性ってアニメだなって思う。
映画的なものよりね。
























2020/12/17

for your health (健康になる方法は誰にでもある)

 2010年代の終わり頃、Downfall Of GaiaやKhmerツアーとの後くらいに健康診断で初めてE判定(Fだっけ)というのをもらったことがある。それまでもC判定くらいまでは出したことがあるが、当時は深夜残業→疲れる→夜遅くに帰宅→とんこつラーメン(長浜系)というラダーを決めてしまうことが多くそれがダイレクトに響いた結果なのだと思う。

そもそも深夜2時頃まで営業しているそのラーメン屋が悪いという気もするのだけれど、困ったことに結構美味いので週1〜2ペースで通っていた。

https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131716/13060519/

ここです。一見なんの変哲もないラーメン屋だと思うじゃないですか。
googleレビューをみてください。


口コミ200件超えで平均の星の数4.3って結構高くないですか?

でも伝えたいのはそこだけじゃない。


意味がわからなくないですか?

「台風ですけど皆さん無事を祈ってます」がそもそも質問じゃなくて
アンサーが「営業してるのですか?」という逆転現象さえ起こっている。

こういう客がいる店って最高なんですよ。



で、医者に「痛風になるね」と言われ今すぐ改善をしなくちゃいけなくなった。(というか、足が痛い感じが以前にあった気がする)

痛風は一度なってしまうとなかなか治らないらしい。

なのでマジでなんとしないといけない。

ここから先は個人差があると思うので完治の攻略法ではないが、自分の場合はこれで尿酸値が戻り、次の判定ではA判定を取ることができた。

1. 米、麺類も禁止、ラーメンももちろん取らない

2. 晩御飯は毎日、わかめ、サラダ、豆腐のみ

3. 毎日水を2L飲む

以上。

これを3ヶ月続けたら治りました。


一度治してしまった経験があると、次回まずい判定が出ても治せるっしょという考え方になってしまっているのでそれはそれでまずい気はする。

痛風って外見が健康そうに見えてもくるんですね、その怖さがある。

最近太ったなとかそういうビジュアルに現れてこない怖さ。

本当の怖さは目に映らずに忍び寄る。




2020/11/26

envyは村上春樹、killieは村上龍

 ってことを今日思いついたので、killie買ってくれた方へのコラムで書こうと思う。

でも現時点でブツが届いていないから何も書けないという。
はやく届かないかな。

なんかもう何も書けない状態なので、かわりにメガデスを聞いてもらうというシステムを考案したんですが、それでもオーダーが入るのがkillieシステム。
すごいファンダムを抱えていると思うわ...。

たぶん1曲でも4,5個の軸を思いつくと思うので、それらをテキストに落とし込んで配信しようと思ってます。

2020年のベストを決める前に、killieは聞いておきたい。
そしてenvyのアルバムを今週聞き直していたのでそのあたりも更新していきたい。

結局のところ、「問い」の質と試行の回数の差なんだと思ってる。
「Alternative」っていうのは選択肢という意味でもある。
選択肢を探求できるのかがこのジャンルの肝であり、現行のScreamo/Skramzの定義でもある。選択肢を探求することなくいわゆる"正解"とされる「envyスタイル」を選びとっていったすべてのバンドに僕は興味がない。

そのあたりのお話。


2020/11/16

インタビュー反省会会場

メディアのインタビュー記事で最近面白いものってありますかね。

インタビューって昔から好きなんだけど、それは自分の最近やり方が変わってきたからかもしれない。

Interview with Algernon Cadwallader


2010年の初期、Algernon Cadwalladerにインタビューした人、日本人にいなかったと思うんだけど、このインタビューだって今読んでみると「なんでその先をつっこまないの!?」って回答いっぱいもらっていて、やっぱ会話と違ってメールでのインタビューのやり方を確立できていなかったんだと思う。
「自分がどういう問いを持ってそのアーティストと対峙するのか」
このテーマがあるかないかでインタビューの質がまず変わってくる。
ほとんどメディアのインタビューがつまらないのはそのせいで、特にもう廃刊してしまったいくつかのフリーペーパーもやっぱりそういうインタビューが多かった。常にその問いがあるか、と言われるとわからないけれど何かしら確かめたいものがあるからこそインタビューは成立するとすら思う。
いや、ちがうかも。多くのメディアのインタビューがつまらないのはアーティストとインタビュアーの力関係が出来上がっていて、基本アーティストを褒めるだけの記事になってしまうだけだからかもしれない。なんかさー、持ち上げ持ち上げばっかの記事読んでても面白くないじゃんって思う。
みんなB!誌を馬鹿にしてるようにみえるけど、あの雑誌は良いインタビューたくさんあったんだよなとおもう。あとSNOOZERも。で、最近過去90年代〜00年代のEAT Magazineも集めたりしているんだけど、インタビューの質はあまり良くなかったりする。でもそういう記事の中に当時の空気感とか価値観とかがにじみ出ているとそれはそれで面白い。
自分のが面白いわけじゃないんだけど、ほとんど参考になるインタビューっていうのに出会えることは少なくて、自分で答えを見つけるしかないんだろうなって思う。
未熟だったけどAlgernon Cadwalladerの当時の受け答えの中にローカルシーンの動きがすこし見えてるのが良かったかもしれない。

Interview with Alec Yuzhny(Bicycles for Afghanistan)
https://note.com/3la/n/ne402c42cedce

そういうわけで、BoneflowerとかViva Belgradoとかもそうだったんだけどなんか他人がどうこうがだんだん関係なくなって自分が聞きたい話を確かめていくこと面白さを勝手に見出している。
そしてBicycle for Afghanistanもそうだった。音楽だけ聞くとポップパンクだし、そこにシリアスな要素はないんだけど、バンドのヒストリーやそこに込められているメッセージを「自分が勝手に受信している状態」になっていたので、それを確かめにいった。
歌詞には書かれていないメッセージが少しずつ受信できるようになってきているのかもしれない。それは大いなる勘違いの可能性も大で、FANGEにぶつけたインタビューはことごとくひっくり返されていたりする。でも自分が問いを持っていれば、自分は面白いので良い。

GUEVNNAのインタビューは毎回長く話すんだけど、毎回文字起こしが死ぬほどめんどくさい。だけど、最近はもう音声でいいじゃん!って気づいて音声にしたら死ぬほど楽になった。会話のニュアンスも伝わるし。
で、もうひとつはテキストのインタビューって読まれずにRTされるのがめっちゃ嫌になってきてて、SNSで拡散されてるものって本当に「読まれてない」って思うので、音声で本当に聴いた人しか伝わらないくらいでちょうどええわって気持ちになっている。
かつyoutuber的な15分とかでインスタントに終わるものじゃなくて、がっつりと雑談を混ぜたもの。自分が向かっているところはいわゆる大衆的なものなんじゃなくて、濃いもの、やばいもの、そういうものを求めている人たちがいるところなんで楽に受容できるものはいらない。

bandcampやspotifyでも音源は聞ける。けどそれは入り口だ。


ラジオの録音環境も最近変えて、マイクを1本で全体を拾うんじゃなくて、ゲストが来たときは完全に個別マイクを用意するようにしてます。
収録は出張して録音してるのがほとんどなので、持ち運び可能なマイクと、ミキサーも揃えて、ようやくいい感じになってきてます。
マイク複数になっても手元で調整して一本にまとめれば機材も軽くて助かりますよ。

BEHRINGER MX400

これで複数人の音声を一本にまとめて


ammoon ステレオヘッドフォンアンプ 超小型 4チャンネル ミニ オーディオ 電源アダプター付き HA400
https://amzn.to/36JHt3g

こちらで全員でヘッドホンの音声をモニタリングしながら収録する

これでだいぶ楽です。










2020/11/14

貧乏時代が生んだ悪魔的発想


 

ディストロを始める前の話ってあまりしたことないんだけど、それは聞かれないから。

2010年よりも前の話、時は2000年代、平成の時代。結局何にも成れなかった僕は誰かの言葉を鵜呑みにしてPHPというプログラム言語を齧り、時給1500円のアルバイトを始める。

当時はPHP自体珍しいわけでもなくなっていて、かつてのようにそれだけで高給とれることはなかったけど「PHPができます!」と嘘をつくだけで仕事にありつける牧歌的時代。さらにたまたま評価されてしまい時給があがり、アルバイトにして手取り30万という謎の貴族にジョブチェンジしてしまう。人生で一番金持ちや〜、と浮かれているのもつかの間、IT業界にいるのがつらくなり精神を病みそうになり辞職。そこから金が徐々に減っていくのだが、しかしいつまでたっても本気を出しきれない性格により状況は悪化。ついにはその日暮らしみたいな生活になっていく。

そんな状況でも真剣に金を作ることに向き合わなかったのでまともな仕事はできず、しかしインターネットのおかげで音楽や情報だけは享受していた。いつものように金が無さすぎてさすがに私物のCDを売ろう、ということでヤフオクに出品しまくっていたのだが、ふと思いついてしまう。このDVD、コピーして売れるんじゃないか?

それは海賊版DVDを売っている店で買った有名な海外バンドの日本でのライブ映像のDVDだった。2000年代の前半期くらいまでは海賊版VHSもあったけど、2000年代中頃になってくるとすっかりソフトはDVDになっていた。DVDのコピーはパソコンがあれば簡単にできる。しかもジャケットだって店で売っているのは紙だったし、そもそも本体の盤だってDVD-Rだった。つまりその店で売られているのは海賊盤だったのだが、自分はその海賊盤の海賊盤を作ってしまおうという悪魔的発想だった。相手も違法なので自分がその相手から訴えられる心配もないと判断した。

思いついたので実際にやってみると、DVD-Rのコピーは調べるとフリーソフトだけでできた。盤面は実物をスキャンして、CD円盤専用のシール印刷でできた。そしてジャケットはコンビニのカラーコピーでそのまま実寸で作れた。DVD-Rを含めて原価200円くらいの海賊盤DVDをヤフオクで売った。注文が入ったら自分のコレクションからコピーして発送するだけ。リスクなし。売れた。しかも相手から感謝までされた。

明日生きる金にすら困っているので当時はモラルなんてものはなかったですが、そのスキルが今に生きてるとは言えません。そしてこのグレーゾーン(というかブラック?)なビジネスもヤフオク側の権利に対する取り締まりが強化されるというシステム側のルール変更によりあえなく撤退となりました。

教訓としては、行政やシステムのルール変更によりそれまでのビジネスって結構あっけなく崩れるんだよなーということ。でもお客さんと有機的に関係を構築していくビジネスってそういうルール変更があっても影響は小さいんですよね。

これで食えてしまってたら今どうなってるかわかりません。

2020/11/09

140文字でレコード売る悪魔のスキル

 

いつかは行ってみたいNYのlimited to one records。
Larry Recordsとのコラボもしていたのがすごく意外だった。

他人のディストロとかSNS投稿読んでいて買おうと思うものってなんだろうと考えてみる。
twitterをベースにして考えると140文字でその人が買いたいと思うかどうかの勝負になっているんだろうなって思う。

  1. 紹介してる人が強烈な思いのあるパターン
    その人個人がそのレコード、アーティストに対して強烈な思いを持っていてそれが納得感のある場合。逆に納得感がないと「何言ってんのコイツ?」で終わる。その人の売りたい思いとか紹介したい思いってどうでもよくね?っていう気持ちはあるので若干ブーメランではあるんだけど、自分に権力/人気がないのであれば強烈な思いだけで押し切ろうとするのはあまり良い方法じゃないかも。
  2. 紹介文のスキルで押すパターン
    ぜんぜん知らないバンドでも興味をひかれたら買ってる。海外のFB投稿を目にしてbandcampで買うのはだいたいこれ。そのときの自分の考えている事柄と問題意識がリンクしてたりすると絶対買ってるかもしれない。これはほぼコピーライティングの力なんだと思う。1文目がおもしろくないと2文目は読まれない。めっちゃ文章おもしろかったら絶対気になってしまう。これはありえないキーワードの組み合わせとかでもハッとなる。
  3. 情報量で伝えるパターン
    まぁでも調べればわかるような客観的事実って情報としての価値ってほとんどないんだろうなって思うので、このあたりの情報があってもそんなに意味ないかなと思う。最新作なのか今年の作品なのかくらい?140文字の勝負と考えると、キラーな情報以外って実はノイズかもしれない。それなら「最高」だけのほうが買いたくなる可能性すらある。
  4. とにかく映えるパターン
    アートワークがかっこいい、マーチのシルエットがかっこいい、センスがいけてる。これって文章で伝える必要がない視覚的な情報なんだけどだからこそ強い。
なんかいろいろ考えたんだけど、やっぱりこのディストロ仕事の核って悪魔の仕事だと思うんだよな。
ビジネスマンの営業トークで機能とか性能とかコンセプトをまくし立てるんじゃなくて、買うか買わないか迷ってるやつらの耳元でそっと「....買っちゃえよ、来週給料日じゃん」って囁く仕事。だからこそそのささやく一言は一撃必殺じゃなければならない。

140文字にとらわれて文章うめようとした時点で負け。
これはやつらを沼に引き摺り込む悪魔の仕事だ。

2020/11/05

USに大統領選の感想残しとこ


 USの大統領選の感想というかメモを残しときます。

  1. バイデン vs トランプ
    ぼくはトランプが勝つと思ってる。バイデンに勝って欲しいけど。
  2. 選挙前から無法バトル展開すげえ
    日本の常識からすると「そんなのあり?」の連発。
  3. 意外と接戦じゃん
    もっと楽勝でトランプになるかと思っていた。
  4. USの選挙は右左じゃない。
    というか選挙は右左じゃない。
  5. 何と何との戦いにしていくか
    これがデザインやコンセプトの話の参考になると思う。
    日本の左翼が負ける理由にもつながってる
    この4年間なにしてきたんだろう?その結果がこの数字?
  6. ロシア中国とかいろいろな問題
    中国に経済的、軍事的、そして人権的な問題に立ち向かえる人いるの
    という観点で必ずしもバイデンが良いとは限らない。
明日どうなるんだろうね。


このアスペクト比あたらし!って思った。

2020/11/03

Frail Bodyのライブ動画がDeathwishよりアップされていた

Frail Bodyのライブ動画がDeathwishよりアップされていた

やっぱりTouche Amoreとか大御所になっていったバンド達と比べると圧倒的に再生数が伸びないんだけど僕は好きだな。
気になるのはなんでこのタイミングで?ってところなんだけど新作のアナウンス等は無いみたい。実験的な要素があるような気がする。 Deathwishもライブイベントは減ってもレコーディング自体はできるというKurt Ballou氏のスタジオと連携して制作はしていけるし、こういった無観客なライブ映像なら結構生み出せると思う。

そんなことを思って映像と録音のクレジットがあるから検索してみたけど、もしかしたらそんな流れは関係なくて仲間同士のノリでバンド側が作ってる可能性もありそうだった。
若いパワーがあるってのもあるけど、やっぱUSの土壌というか、音楽が音楽だけのコミュニティーじゃなくて撮るひと、録る人、発信する人、いろいろ役割を演じながらそれぞれがプレイヤーみたいな、層の厚さは感じる。


あと関係ないんだけど、今日これ聴いてめっちゃいいじゃん!ってなりました。




2020/11/01

Soul Glo、ScreamoとHIPHOPの横断、意図的なミックスと直感的で動物的な嗅覚。

Soul Gloの最新作はSecret Voice(Touche AmoreのJeremyのレーベル)からのリリースとなり、つまりDeathwish流通となり多くのリスナーの耳に届くことになった。再入荷しようと思っていた過去作品もレーベル側でソールド続出して再プレスの工程に入っているらしい。

どうしても人種の問題になりがちなSoul Glo、そしてSvalbardと同様ポリティカルな面での正しさが前面に押されてしまうあまり音楽について語られなくなる危険はつきまとう。

でもSoul Gloの音楽とポリティカルは切り離せない。
Stereogumの記事では、一方で彼らの歌詞のユニークさにも触れているのがよかった。(ライターが黒人なのかもしれない)
そして20年前に見たというYaphet Kottoにも触れている(ギタリストが黒人だった)
「なんで別の黒人パンクとプレイするためにわざわざヨーロッパまで行かなきゃいけないんだ?」 
Soul Gloの登場は、実は黒人ハードコアの再来を待つ人々にとって希望だったのかもしれない。

ギターサウンド、ScreamoとHIPHOPの横断、意図的なミックスと直感的で動物的な嗅覚。

白人と黒人の間にあるものに対して歌われることもあれば、黒人同士に歌われる思いも込められてる。

自分は日本にいて彼らを聴いてる。自分が対象に含まれている歌っていうのは、実はあまりない気がしてる。

https://www.stereogum.com/2103784/soul-glo-songs-to-yeet-at-the-sun-review/franchises/columns/sounding-board/




2020/10/30

もう一度ブログ書いてみる

 忙しくしてるとついつい優先度の高い仕事ばっかして日々のルーティンをおろそかにしがち。

もう一度ブログ習慣に取り戻そうと思ってる。

というよりSNSの習慣をもっと遅いインターネットに戻していこうと思ってる。

2020/08/01

「外野」と思うか思わないかは人の意識次第なだけだと思ってる。

叩いて埃の出ない人間なんて本当にいるのかって思うんだけど
感覚を現代にアップデートできない人間の末路もまた哀れだと思う。
自分もいつかは老害として惨めに散っていくのかもしれない。

ただ悪いんだけど音楽メディアとして音楽のニュースだけは発信しているけれど、それが何について表現したものであるのかを伝えていないと感じていたので、いまのカルチャーが発信しているものが数年前のものとどう違っているのか気づいていなかったんじゃないのか。
現行のアーティストが何を発信しているのかをきちんと受け止めていたなら
こんな結末にならなかったと思う。


https://365daysofexperiment.jp/blog-entry-21.html



2020/06/05

ZINE完成しました。

この冊子は自分の興味本位で始めようと思った。音楽やカルチャーについて文章を書くこと、それらを発信している人に焦点をあてたものを作りたかった。音楽はそれを作り出すアーティストと享受するリスナーという存在だけで成り立つはずなのに音楽の周りには様々な人間がいたりする。レコードレーベル、ディストリビューター、ショップ店員、プロデューサー、エンジニア、スタジオ、ラジオ、さまざまなメディア、SNSもかな、様々な人々が関わり合いながら音楽を形作っている。それぞれの役割はそれぞれで重要だ。そしてその中には音楽のライター(書き手)という存在がある。ライターにも色々あって、メディアに近かったり、アーティストに近かったり、リスナーに近かったり。面白い文章、ためになる文章、自分の何かを目覚めさせる文章、ふとした気づきを与える文章。いろいろある。 僕は文章が好きだ。だけど音楽についての文章っていうのはだんだんとその重要性を失っているように感じる。時間をかけた考察記事よりも、扇動的な見出しでPV数を稼ぐような記事が目に付く。雑誌のインタビューは同じような質問しかされないし、アーティストを担ぐような提灯記事、レコード店のコメントはレーベルが制作したインフォ(つまり宣伝コメントだ)の流用があふれてる。そこには自分の好きな文章、思考の痕跡はない。愛のある批評もDisもない。そんなんでカルチャーが生まれるかよ!?...ってことを言いたいわけではない。いや、ほんとはちょっと言いたい。大手のメディアからもライターが解雇されていく流れがあるけれど、それは時代の必然なのかもしれない。そんな時代の中で、流れと逆行して自分の熱意で文章を書いている人たちにインタビューしてみようと思ったのが始まりだ。「この人たち一体なんで書き続けられるんだ?」っていう疑問でもある。 2019年の年末から年明けにかけて、協力してくれる人たちからコメントを集めた。3月にはこの冊子をリリースしようと思っていたけれど、新型コロナウイルスの猛威によりさまざまな活動が制限され制作する時間を確保することができなくなりつつあった。本当に申し訳ない。正直この冊子に対する優先度が、緊迫していく生活の中で低下していくのを感じていた。しかし、新型コロナウイルスの影響でさまざまな分野で活動が止まり、営業休止せざるを得ない人たちを見て考え直した。「音楽やカルチャーは生きていくのに必要ではない」だからという理由で必要ではないのか?その答えは「NO」だ。そうだ、思い出した。この冊子はある問いに対しての自分なりの「NO」だ。「NO」を集めた「YES」だ。僕はこの不必要なものを、とても必要としている。 そういうわけでこんな状況下で制作された本冊子を楽しんでください。

企画参加者:
夏目 進平 (Marunouchi Muzik Magazine)
アギッチ (となりの部屋から超鋼鉄重低爆音)
でかいエドさん (Decayed Sun Records)
トモヒロツジ (cllctv.,bookshelf distro)
マキノ (Rodentia Collective)
s.h.i.
冬のしじま (life-4)
久保田 千史 (AVE|CORNER PRINTING,clinamina)
高橋 秀明 (1020distro,midnight parade)
高鳥 慎吾 (TheScytheWillRustAway DISTRO,agak,xonto)
死ンカ異 (motorpool records distro)
千田 正憲 (blue sketch.)
渡辺 (unk distro)
mztn (3LA)

配布場所:
1020distro
TheScytheWillRustAway DISTRO
motorpool records distro(2025年より配布予定)
unk distro
DIGDIG
bushbash
MISERY
BASE
BOY
LIKE A FOOL RECORDS
PUNK AND DESTROY
Disk Union
Eathdom
futher Platnix
3LA

ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。

ISSUE OF REVIEW / 激音夜話 (ZINE)

http://longlegslongarms.jp/music/products/detail.php?product_id=1972

2020/04/19

ぬぅ

ライブハウス生き残り人気投票はほんと無理なんだ。
そもそもノミネートすらしていない場所だってある。

これも同じ類の話。

これすごくよかったな。
救いがある。

本当アルバム全編よかったのでみんな買って欲しい。

若い世代のバンドへのインタビュー、
ZOOMでやってみたけど対談みたいになって面白かった。
もう違う価値観でもあるんだけど、それはそれ。
毎週更新のラジオ。
時事ネタとして星野源をめぐる騒動についても。
海外ドラマからカルチャーの背景を探るお勉強。


2020/04/06

ディストロ業務日誌 2020/04/05

東京は明日4/6に緊急事態宣言をすると言っている?
正直期待もしてない。どうせいつもの日常を続けようとするんだろう。
とても近いところから遂にコロナ感染者が出てしまっているんだけど、このストレスはどうしようもない。ネットのニュースばかり見ていると本当に病むぞ。
近所も人が外出しまくっているし薬局には人が並んでいる。

4/5
boneflowerへのインタビューを行ったものを公開しました。
この状況でも続けていくことは必要?

4/4
Stubborn Fatherの1stアルバムがリリースされて1年。
国分寺でのレコ発は台風で中止、そしてその振替日もおそらく...。
なんとなく思っていたことをブログに投下しました。
ただ、どこまで届いたかという点ではライブハウス側にはあまり響かなかった模様。
Kei Toriki氏はとりあげてくれてたみたいだけど
どんなこと言ってたかは不明。
おそらく一部の限られた人だけに共感された感じかな。
月額課金、いいアイデアだと思ったんだけど。

4/2 音源感想のメルマガを配信
Downcastの感想ではなかった。本気で自分何かがおかしかったみたいだ。
コロナのせい。
4/1 くだらない1日のCDRとTシャツの取り扱い。
ツアーいけないってのはかわいそうなんだけど
この逆境の時期にどう活動していくかっていうのはみんなが試されること。
3/31えらい!週1ラジオ更新できてる。
誰も褒めてくれないから自分の中の大きいお兄さんが褒めてくれる。



2020/04/04

ライブハウスが全員生き残るための現実的な提言「みんなで生き残るために、みんなで少しだけ貧乏になる」

ライブハウスが全員生き残るための現実的な提言「みんなで生き残るために、みんなで少しだけ貧乏になる」

ライブハウスの皆さんが必死に工夫をして、なんとか今できることを模索している中ですので
それに水を差すための投稿ではないことを初めに理解していただきたいです。
今いろいろな場所で寄付を募ったり、youtubeチャンネルを立ち上げたりという動きをみていて、思ったことをメモしています。この内容はあるライブハウスへ提供する動画をアップロードしている最中に思ったことです。これで本当に救済になるのだろうか、と。
考えていることをざっくり、少々乱暴にメモしている最中ですので文章が荒い箇所があるのはごめんなさい。
でも今みんなが向かってる方向、方法が現実的な救済として機能するのか、金銭面でサポートにつなげられるかというところが希望的観測になってる気がしてきた。
そしてこのまま競い合うことになることに危惧を覚えました。
多くのライブハウスがこの状況をサバイブするためには、現実的な方法が必要だと思います。
叩かれる覚悟で、以下に僕なりにですが、現実的にみんなが生き残れる方法を考えてみました。僕が危機感募らせすぎなだけでしたら、それはそれで良いことです。

■ COVID-19の与える影響度、期間、必要なサポートは何か
いまライブハウス、ほとんどの場所がイベントを開催できない、国からの補助もない、収入ゼロ状態だと思います。
この状況がいつまで続くのか正確に予想できることは科学者でも不可能です。ですので、一時的な寄付やクラウドファンディングで急場はしのげても、継続的な支援が不可欠だと思います。これが重要な点です。
3ヶ月、半年、一年?誰にもわからない。
期間がわからないから、いくらの金額がサポート必要なのかもわからない。
本来なら政府が補償すべきですが、政府が決断を下せないので、自分たちでなんとかする必要がある。
それも金銭的な問題なのでお気持ちの話ではない。
毎月、いくらの金額があれば、この場所を維持できるのか。
個人のサポートには限界がある。
僕は悲観的なので、1年たっても元には戻らないのでは?と思っています。ある意味震災のときよりも深刻なのでは?

■ 寄付やクラウドファンディング、youtubeチャンネルでの投げ銭システムについての危惧
一時的な援助でも今は早急に必要な状況だと思います。
だけど、寄付やクラウドファンディングはずっと続けられるものではなく、
寄付をしたい音楽ファンの側も、いったいいくらの金額が必要なのかがわからない状況がある。
またyoutubeチャンネルでの投げ銭システムは面白いけれど、コンテンツを常に確保することが出来るだろうか、
そしてリスナー側はその生配信を見るための時間を確保できるだろうか。
投げ銭システムでライブハウスは家賃と人件費をカバーできるほど稼げるのだろうか。
人口もコンテンツも集中している東京だけが有利なシステムを作り上げてしまっていないか。
危惧するのは、これが残酷な人気投票になってしまうことです。
人気のあるバンドは、多くのファンベースを抱えているので、視聴者数も多くなる、多くの人が集まる。
マイナーなジャンルは集まる人も多く無いため、人気投票をしてしまうと上位にあがることはできない。上位にあがらなければ死にます。
平時ならこういった競争も良いですが、非常時でこの競争をすることになると、人が多いところが勝ちます。
そしてみんな持っているお金は限度があって、みんながサポートを求めると嫌でも取捨選択しなくてはいけなくなる。今のままだとどこかのポイントでこの状況になるのではないか?
これはつらいです。
強い人が生き残る世界よりも、全員がどう生き残れるか的な考え方があっても良いのかなと思いました。
この状況で資本主義的なコンテンツの強さで競争する世界ではなく、
全体のコミュニティとしてどう継続させるかという考え方です。
年金みたいなイメージ。

[提案する内容]

1.ライブハウス側で毎月最低限必要な金額を明示する、誰がどれだけヤバい状態なのかを明確にする
 これは邪悪な人がいない前提でないと成立しない話だけど、全員で生き延びようとするなら競争ではなく「十分サポートを受けた人」「そうでない人」明確にしないと誰をサポートすべきかわからない。サポートできる人、金も限界があるという考え方からです。
 で、最低限確保できた人から、もう十分だって宣言して降りてもらう。

※COVID-19 Japan これみたいなイメージで可視化する
https://www.stopcovid19.jp/

2.サポートする人は月額課金にする、これはnoteの機能などで誰でも簡単に可能です。
 俺たちはみんなバカなので毎月支払うことにすると絶対忘れていきます。人間は慣れてしまうから。だから月額5000円とか決めて、あとは自動で支払い続けるサブスク方式が絶対良いと思いました。
 (月額5000円は例ですが、ライブハウスのチケット2回分換算)
 お金無い人は1000円とか500円とか。
 それでも月額で支払われ続ければとても大きいです。僕的にはドリンク件もTシャツもいらないから、真剣にいくら必要なのか教えて欲しいと思うし、その金額に近づける継続的な寄付ができたほうがありがたい。

3. 音楽コミュニティにいる人全員でちょっと貧乏になる覚悟をもって、その毎月の5000円を課金登録する。
 音楽がなきゃ生きていけない!って言ってた人、数万人はいると思います。いたよね?
 もし1ライブハウスが毎月100万あれば最低限持ちこたえられるっていうなら、200人が有料会員になれば助かります。

#SavaOurSpace 素晴らしいアクションでした。30万票。
そのうちの1万人でもこのやり方に参加してもらえれば毎月5000万円生まれます。
それでも全然足りないような気がしますが、みんなで少しだけ貧乏になる覚悟持てば実現できそうじゃないですか?
言うだけのやつでスミマセン。
でもこれ、youtubeの配信で投げ銭を募るより現実的だと思いますがどうでしょうか。投げ銭は+αの収入として位置付けてもらって、みんな基本収入を支える。
キーワードは「みんなで生き残るために、みんなで少しだけ貧乏になる」
これしかないんじゃないかなぁ….。

■ 行政への働きかけについて
今時点でようやく政府も支援を検討しているようなニュースが入ってきているので、
ここは引き続き声をあげ訴えていくべき箇所ですよね。
以上です。

2020/03/30

ディストロ業務日誌 2020/03/30

もう完全にコロナのムーブメントにメイクされちまってオーダーストップしてるってハナシだ。
3/29に定例MTGを行い、認識合わせ。
この状況は今後も続くであろうし、今年いっぱいで収束するという見込みは甘い。2年間は尾をひくであろうという結論。収束の糸口が見えるまで、大型のイベントの実施は諦める。作品のリリースはやっていく。売り上げは以前よりも少なくなると思うけれど、僕らを支持してくれているお客さんはそもそもリリース数の少ないシーンを好きな超コア層。その人たちの楽しみは出来る限り提供したい。
けれど、アーティスト側の表現も、この先確実に「コロナ以降」という軸にかけられることになる。3.11の震災と同規模の軸だ。ここで何を言えるのか、何を表現できるのかは確実に試されていくことになるだろう。そして、新しい世界をポジティブにイメージできる音楽が現れた時、それをきちんと批評できるメディアはあるだろうか。
ZINEも完全にタイミング逸してしまった。

3/30:

  • 首都封鎖の噂がネットを駆け巡る。その大半はソースの無い、つまりデマになるわけだけれどそのデマが生まれるきっかけは政府、都知事にある。
  • #SaveOurSpace の署名が20万人を超える。明日会見を行うという。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdoS3wgiYphbbmU-c-qnf65nj4oHhknV6LVY3BPpVYoMa6-XA/viewform
  • ライブハウスFeverは配信も含めて今後の営業を休止することを発表
  • Khmerで来日したHugoから心配されたのか、麻雀ゲームで一発ツモを引き当てる動画という謎のインスタ投稿になぜかタグ付けされる。


3/29



3/28

  • メルマガ配信: #SaveOurSpace、ライブハウスのyoutubeチャンネルフォローについてお知らせをする。


3/27

その他。
  • 何も入ってこない わけですよ。

  • 世界各地でリリースがどんどん延期になっていくわけです。
メルマガの中でASKAについて言及した矢先にこんな記事が出ている。
お前ほんとやめろって..。
また疑われちゃうだろ...。やってるでしょ。

ASKAがコロナが死滅するという“怪しい機械”を開発「僕に投資して」

2020/03/16

この話、昔なんかの童話で読んだことあるぞ

内容が面白くて、これって他の分野にも言えるんじゃね?と思ったので。

新型肺炎「クルーズ船」対策はすべて素人の思いつき? 週刊プレイボーイ連載(422)
https://www.tachibana-akira.com/2020/03/12238

"日本の組織の特徴は「ゼネラリストを養成する」との名目で専門性を軽視し、結果として素人ばかりを生み出してきたことです。"

"いったん「素人」が組織を支配するようになると、専門性は徹底的に忌避されるようになります。専門家に権限をもたせると自分になんの知識もないことが暴露され、「素人支配」が崩壊してしまうのですから。"

これって政治はもちろんですけど日本に蔓延している病の一つだと思ってる。
すこし前に音楽業界で起こっていたことって、
音楽好きの馬鹿野郎が音楽好きの馬鹿野郎に向けてやっていた音楽ビジネス、
レーベルやレコード屋を
音楽を知らない金融屋のビジネスマンが経営を握ってつまんなくしている構図にも似ている。
あー、これは世界的な流れでもあるのか。
店員も専門知識は乏しく、データベースを見てレコードの値段を決め
自分が聴いたこともないレコードを売る。
売れるから、という理由で。

ゲーム業界の話しはみちのくさんから聞く話がほとんどなんだけど
ゲームをわかっていないサラリーマンが上にいる構図が現在も生きているのには納得がいく。

まぁそんなスペシャリスト不在な世の中になってしまったから
自分みたいなやつもその隙間を泳いで生きていけるということでもあるんですけど。

2020/02/28

分断を煽る人たちに安易に共感してしまってはダメです。

非常事態になると分断を煽る人たちが出てきてしまうのですが
安易に共感してしまってはダメです。
否定と批判によって繋がれていくSNSはやはり今の政治には不可欠。
僕が権力者だったらSNSほど都合の良いものはないなと思う。
表面的には反権力的な、反体制的なことを発信していながら構図としては分断を煽る者に簡単には加担するな、という話。
つまり、90年代の終わりに出てきたaikoもやっぱり激情の背景と無関係じゃない。
ENDONがFollow Upで激情系をエヴァンゲリオンだってバッサリ切り捨てたことがあったけどそういうこと、というか的は外れてない。


ライブ動画は地味に網羅していきたい。
東京の方からは無反応ですが、地方勢からは高評価です。
「自分ごと」として周りは見えるけど、そのもっと先の人たちのことまで想像できるか。
冒頭の話にもつながるんだけど、分断を煽るのか、つながりを取り戻すのかって話。

Kuguridoの彼はマレーシアで何度もKimiに会っていたんだ。
うちでも何度も入荷していた。
R.I.Pです。
定期的に動画で紹介ツイートしているとRTとかで回ることがあって
でも2000回再生された売れたのは1枚でしたけど。
こうやって発信を続けながらゆっくりと善意で繋がっていくのも悪くないでしょ。
否定と批判のSNSでつながるだけがインターネットじゃないよ。
ちょっと前のツイートだけど今現実のものとなってる。
これ悪いことも良いこともそうなんだけど、先のことを考えていくのが大事で
未来のビジョンを示せるかってことが、政治家にいなくて
アーティストにも少数しかいないっていうのが今の日本の貧しさかもしれない。
全然知名度のない新しいバンドが音源売り切れるのはめっちゃ嬉しいね。 再入荷もしてます。
インタビューしても全然売れないバンドもいる。
でも彼らみたいな真面目に音作り続けているバンドはリスペクトする。
カオスになってきたな。
なんか今起こっている話とリンクしている気がする。
日本に誇れるものなんてあるの?
って感じだし、それが過去のものにしかないのが今なのでは?

善意の友達ノリみたいな感じでFluff Festまで到達するsans visage。
美しい形です。

変わっていきます。



2020/01/14

2020/1/13 狂っている人を大切にしながら生きていく

ディスクユニオンに向かうエレベーターに同乗した女子中学生らしき少女達が、ドアが開いて店内無数のCD棚と獲物をDIGするおじさん達の絵が入ってくるやいなや「なにこれ!?」と声を上げたのが週末のハイライト。もはや妖怪の域に踏み込もうとしているCDカルチャー、今を生きる若者達には未知の世界なのは無理はない。

まずは2020年、聖なる仕事のひとつ、stiffslackの一大決心&挑戦のクラウドファンディングにコメントを書きました。僕のコメント1つで何か動きがあるわけじゃないけど、こういうことなんだよっていうのは伝えたい。

どんどんフィジカルの販売が落ちていく状況、かつてのようにレコードは誰でも買えるものじゃない。ハイカルチャーなんです。そしてバンドも同様、労働者の音楽じゃなくて中流階級の金と時間に余裕のある人たちのカルチャーになっている。これだけ自然を汚染し、金をかけながら、趣味に暴走しながら、金を稼ぐ人たちのことを批判できる資格のある人間など存在しない。ライブハウス併設のレコ屋、狂気でしかない。
ラジオ、2020年も続けています。
2000年代を最悪な形で繰り返す政治と音楽は無関係ではありません。
政治はエンタメ化するしエンタメは政治化する。

多様性が称賛されるとしても、あくまで経済的な利潤の追求や「生産性」のための多様性であり、それに貢献しない多様性は歓迎されない。実際、多様性を謳う企業内で、貧困者や能力の低い人の姿を見つけることは難しい。民主主義から離脱する人々が求めるのは「民主主義なき自由主義」の世界である。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69701?page=5

quiqui、動くのか動かないのか。


 

Strung OutがFatと契約した際、バンドがメタル寄りすぎて周りに反対されていたけど事務所兼自宅のカーペットをメンバー敷いてもらったMIKEが契約を決めた話、音楽ぜんぜん関係なくてよかった。
この映像の制作は2015年、すでに黄金期をすぎたレーベルとバンドの回想録。
いくつか象徴的なエピソードがあるんだけど、やっぱりNirvanaという存在を再評価しないといけないんじゃないだろうか。





2020/01/03

ディストロ業務日誌 2020/1/3 初オーダーをキメる

正月にもずっと北区にいたので元旦から仕事しちゃった。
Funeral DinerとGospelの再発盤や、その他いろいろオーダーしてしまったんだけど、これだけ新譜だの現行だの言っておきながらやっぱりFuneral DinerやGospelを聴くとブチ上がる。とくにFuneral Dinerは本当に凄い。Repeater Recordsのレーベルインフォはすごく大雑把に書いているんだけど、やっぱり比べるとしたらCity Of Caterpillarだと思う。ロックンロールだ。OrchidやYaphet Kottoはちょっと違うし現行Screamo/Skramzとも全然違う。この辺の理解は自分のほうがぜったいわかってると思うんだけどレーベルの真意が知りたい。


Beach Slangの新作もオーダーしてます。ウチ的にはあんま売れなさそうだけど自分の分も欲しいので。リバイバルって基本、原始的なエネルギーを取り戻すための動きだと思うんだけどSheer Magしかり、こういったハードロック/パワーポップの再評価ってあるのかな。

アメリカが新年早々イランに喧嘩売ってるんだけど、イラク戦争のときとは時代が違うよなという気持ちもありつつ、同じだなと思う部分もある。ただ世界の見方があの時とずいぶん変わってしまったから日本が巻き込まれる/巻き込まれないの話をするのはぜんぜん違う。日本は加担しているっていう現実。そしてまだまだ現実に直面してない感覚があるので今年はもっと現実を直視しないといけない出来事は起こりそうです。

ツイッタランドのハッシュタグのトレンドが世界と日本が違うって言ってる人は実際に#WWIIIで検索してみるといい。早速ミーム化してる。

あとゴーンの脱出劇も気になる。

2020年、地獄な感じでスタートしましたね。





2020/01/01

ディストロ業務日誌 2020/1/1 データを整理

Macの中身が音楽と映像ファイルに支配されていて、ピンチのたびにデータを削除しながら生きてきたがもう限界だ。外付けのHDDを買いました。

ディストロが始まったのが2010年で、ブックマークのレーベルのリストも整理した。
エモリバイバルの2010年当時、ネオクラストが立ち上がった2010年当時、あの時のレーベルほとんど無くなっていたなぁ。便乗系のレーベルは1つも残ってない。これは結構すごい。きっちり音楽とアーティストのメッセージを発信したレーベルだけが残っている。バンドも同じでパイオニアだったバンドは解散しても今でも名前は残っていて作品は流通されている。フォロワーで登場したバンドも自分たちのオリジナリティを確立したバンドは、良いレーベルと組んで作品ちゃんと残しているバンドは残っていると思う。残りはほとんど消えたか「その他のone of them」なリストに放り込まれてしまっている。そういうもんだよね。後追いで便乗したって何も残らねえよの精神。

2019年最後のラジオを公開。
Pitchforkの2019ベストどうでしたか?
多様性、ポリコレ要素、強いけれどそれがあるから良いって話にはならないはず。
OK。
日本リリースがなんとなく面白いなと思うのは海外の流れに追従していないことに尽きると思う。よくもわるくも、この島は取り残されているんだけど、もはや開き直って勢いだしたほうが突き抜けられるんじゃないのか。

だからって世界情勢と無関係なわけがない。
自衛隊を戦地に派遣する/しないに関わらず、我々はアメリカに加担し、兵器を作り、遠くで起きている殺人の一旦を担っている。
何を正義面しているんだ?
愛にできることはまだあるかい?への回答は明らかに「ない」

そんな中で考えるのはそれでも良い方向に物事を持っていきたいってところ。
元ZOZO社長の100万円企画をRTするやつらをブロックしながら生きていく。