2020/11/16

インタビュー反省会会場

メディアのインタビュー記事で最近面白いものってありますかね。

インタビューって昔から好きなんだけど、それは自分の最近やり方が変わってきたからかもしれない。

Interview with Algernon Cadwallader


2010年の初期、Algernon Cadwalladerにインタビューした人、日本人にいなかったと思うんだけど、このインタビューだって今読んでみると「なんでその先をつっこまないの!?」って回答いっぱいもらっていて、やっぱ会話と違ってメールでのインタビューのやり方を確立できていなかったんだと思う。
「自分がどういう問いを持ってそのアーティストと対峙するのか」
このテーマがあるかないかでインタビューの質がまず変わってくる。
ほとんどメディアのインタビューがつまらないのはそのせいで、特にもう廃刊してしまったいくつかのフリーペーパーもやっぱりそういうインタビューが多かった。常にその問いがあるか、と言われるとわからないけれど何かしら確かめたいものがあるからこそインタビューは成立するとすら思う。
いや、ちがうかも。多くのメディアのインタビューがつまらないのはアーティストとインタビュアーの力関係が出来上がっていて、基本アーティストを褒めるだけの記事になってしまうだけだからかもしれない。なんかさー、持ち上げ持ち上げばっかの記事読んでても面白くないじゃんって思う。
みんなB!誌を馬鹿にしてるようにみえるけど、あの雑誌は良いインタビューたくさんあったんだよなとおもう。あとSNOOZERも。で、最近過去90年代〜00年代のEAT Magazineも集めたりしているんだけど、インタビューの質はあまり良くなかったりする。でもそういう記事の中に当時の空気感とか価値観とかがにじみ出ているとそれはそれで面白い。
自分のが面白いわけじゃないんだけど、ほとんど参考になるインタビューっていうのに出会えることは少なくて、自分で答えを見つけるしかないんだろうなって思う。
未熟だったけどAlgernon Cadwalladerの当時の受け答えの中にローカルシーンの動きがすこし見えてるのが良かったかもしれない。

Interview with Alec Yuzhny(Bicycles for Afghanistan)
https://note.com/3la/n/ne402c42cedce

そういうわけで、BoneflowerとかViva Belgradoとかもそうだったんだけどなんか他人がどうこうがだんだん関係なくなって自分が聞きたい話を確かめていくこと面白さを勝手に見出している。
そしてBicycle for Afghanistanもそうだった。音楽だけ聞くとポップパンクだし、そこにシリアスな要素はないんだけど、バンドのヒストリーやそこに込められているメッセージを「自分が勝手に受信している状態」になっていたので、それを確かめにいった。
歌詞には書かれていないメッセージが少しずつ受信できるようになってきているのかもしれない。それは大いなる勘違いの可能性も大で、FANGEにぶつけたインタビューはことごとくひっくり返されていたりする。でも自分が問いを持っていれば、自分は面白いので良い。

GUEVNNAのインタビューは毎回長く話すんだけど、毎回文字起こしが死ぬほどめんどくさい。だけど、最近はもう音声でいいじゃん!って気づいて音声にしたら死ぬほど楽になった。会話のニュアンスも伝わるし。
で、もうひとつはテキストのインタビューって読まれずにRTされるのがめっちゃ嫌になってきてて、SNSで拡散されてるものって本当に「読まれてない」って思うので、音声で本当に聴いた人しか伝わらないくらいでちょうどええわって気持ちになっている。
かつyoutuber的な15分とかでインスタントに終わるものじゃなくて、がっつりと雑談を混ぜたもの。自分が向かっているところはいわゆる大衆的なものなんじゃなくて、濃いもの、やばいもの、そういうものを求めている人たちがいるところなんで楽に受容できるものはいらない。

bandcampやspotifyでも音源は聞ける。けどそれは入り口だ。


ラジオの録音環境も最近変えて、マイクを1本で全体を拾うんじゃなくて、ゲストが来たときは完全に個別マイクを用意するようにしてます。
収録は出張して録音してるのがほとんどなので、持ち運び可能なマイクと、ミキサーも揃えて、ようやくいい感じになってきてます。
マイク複数になっても手元で調整して一本にまとめれば機材も軽くて助かりますよ。

BEHRINGER MX400

これで複数人の音声を一本にまとめて


ammoon ステレオヘッドフォンアンプ 超小型 4チャンネル ミニ オーディオ 電源アダプター付き HA400
https://amzn.to/36JHt3g

こちらで全員でヘッドホンの音声をモニタリングしながら収録する

これでだいぶ楽です。










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