2021/10/13

大きなものを賭けたほうが人生はおもろい

 


quiquiの映像が公開されました。

2019年にはアルバム出すと言っておきながら紆余曲折を経て2021年にようやくドロップ。

謎に金と時間を費やして我々は何を成し遂げようとしているのか?

だけどその何かを超えるには必要なことだったと思う。

バンドをずっと聞いてきた人にとっては感動してぶっ倒れてしまうかもうしれないけど、それくらいの作品であるという自信なしに世に出ている作品が多すぎるのだ。



カイジのアニメをランチタイムに見るっていうのをずっとやって、

やっぱ何回見ても面白いよなぁと思ってその後イカゲームへ移行。

基本イカサマと心理戦の駆け引きというカイジと違ってイカゲームは単純に不公平なゲームに命をかけていくって感じで、カイジのほうが圧倒的に面白いとは思う...

けど最後までみてしまう。




カイジはファンダムがイカれてるのもいい。

VR作ってるファンもよくわからんけどすごい。



いまは梨泰院クラスをみています。これはラブとビジネスの話でおもろい。

翻訳と字幕で日本語が微妙に違うんだけど、ふとしたところで字幕よりも吹き替えの翻訳のほうが面白いなって思う瞬間が多々ある。

例: 字幕「お前と俺は似ている」/ 吹き替え「お前の中に俺を見た」

これ、ニュアンスが感じられるか、情報とだけ伝えるかで全然違う。

Netflixに限らず、翻訳クオリティがAI翻訳や安い外注へと回っていくというのはいろいろな方面でおきているようで、そういう合理性が長い目でみると首をしめているというのはよくある。

CDリリースの翻訳も、いま少しずつ話題になってくるようになっている。いま3LAは翻訳をちゃんと外注で金を払っている。アートワークにも金を払っているし、映像にも金を払っている。安く済ませられるところは1つもなく、あえていうなら自分のテキストだけが安いのかもしれない。

でも金を払っても満足のいかないものができるような状況は、絶対きて欲しくない。












2021/07/22

人類は脳みそをクラウドに預けるようになって自分で真実を確かめることを止める

 通称、人間の欲望、憎悪、嫉妬、羨望を増幅される装置ことSNSの力は凄い。

しかし人類は脳みそをクラウドに預けるようになって自分で真実を確かめることを止めてしまっているように思える。小山田問題、ラーメンズの人の問題、SNSやニュースサイトの切り取りではなく彼のインタビューの全文を読んだ人、ラーメンズの問題のコントの全体を見た上で批判している人は1%もいないだろう。(読むに耐えないものであるという話もあるが、真実を確かめず感情で判断するほうが危ない)

見たところでいずれにせよアウトなんだろうけど(そして読んだんだけど、やっぱりアウトだった。でも盲目に批判するよりこれは読んだほうがいい、と思ったので書いてます。)、

そこを「いずれにせよアウト」でなくそこでマジで自分で一度確かめる、一度考えるってことをしないとこの先も間違え続けると思います。絶対別の形で同じことを繰り返します。

海外からの目も相当に恥ずかしいと思うんだけど日本の現状はまだ此処であることが現実。

冤罪の可能性がある以上、死刑には反対派である人もいるということです。

(2021/7/23追記)



FYRE FESTIVALのドキュメンタリーを見ていてすげぇ面白かったんだけど時期的にめちゃオリンピックと被る部分が多すぎた。思い上がった無能がダメダメなプロジェクトマネージメントですべてをめちゃくちゃにしていく様には、何か破壊的なカタルシスが伴うのだろうか。結構ドキドキしながら見てしまった。

プロジェクトの失敗。

それを個人の責任としてみるのか、システムの欠陥としてみるのか、は違いがある。
FYREは主催者が嘘つきであった、という話でもあるが
インスタグラムのインスタグラマーのPRポストに大衆がのっかった、という話でもある。

どうですかね?
オリンピックの諸々、僕には日本のシステムの欠陥に見えます。
そしてその諸問題は解決されていかないといけないものだと思うのだけれど、
そのためにはやっぱり生贄として罪人を燃やす必要はあるのかもしれないですね。


Youtubeの配信を定例化しようと思っていて始めました。
次の回はDeathwishについて。
長年に渡りお世話になったレーベルでもあり、10年間の間での変化も感じてます。
あくまでScreamo視点になるかもしれないけど語ってみたいと思います。


2020年にコロナ禍になってライブハウスが厳しくなったときに、いくつかYoutubeチャンネルがたくさん立ち上がった時期があったのだけれど、こういうのは立ち上げることよりも運営をし続けるということのほうが難しい。そして自分がやるのは今更感はある。

前から思っているんだけど自分の特殊能力って「継続」なんだと思っている。
その他の能力はたいしたことなくて、センスも特にないのですべて後天的に獲得したもの、
それも継続したことによって獲得した能力しかない。
だから最初からこれやっておけばよかったじゃんという思いはあるけど、mixcloudでラジオ編集するより、youtube配信がみんな聞いてくれるし、配信後にアーカイブで残ったほうが楽なので、配信でちゃんと聞けるようなクオリティに持って行くことは目標にしたい。

Youtubeは裏の目標で、収益化できるハードルという、チャンネル登録者数1000人、過去12ヶ月の再生時間4000時間をクリアしないといけなくて、今後ゲストとか報酬を渡すことができるような仕組みにしたいなと思っています。

ご協力よろしくおねがいします。








2021/07/17

人を待たせてはいけない

 ディストロの2021年の売上ランキングを発表しましたのでリンクを貼っておきます。

2021年上半期BEST20発表会
https://note.com/3la/n/neff0de9abc18

こんなニッチな場所でやってるディストロなので基本的には1作品あたりの入荷数はそれほど多くはない。初動の段階で

「これは10枚くらい入荷しようかな〜」

なんて思える作品はほとんどない。

目先の1ヶ月くらい過ぎた以降で在庫が残るレコードは売れる確率がぐっっっと下がっていく、という現実があって3ヶ月後に在庫3枚残っているレコードは次の3ヶ月で1枚売れるか売れないかとかそんな感じなのだ。

だから初回の入荷量が増えれば増えるほどギャンブルになる。
ギャンブルにしない方法は確実に売れる分+αくらいに入荷量を自分で先読みして制限することなのだ。そして僕はギャンブルが嫌いだ。
初めてのパチスロで一瞬で札が溶けていった感覚が忘れられなくて、パチンコ店に入るのはその一度きりでやめてしまった。(当時のバンドメンバーは毎日行っていたが)

だが、「本当に良いレコード」が現れたときにそんな守りの姿勢でやっていてはいけない。
「このレコードはたとえ売れなくなってずっと良いと言い続けていくんだ」くらいの覚悟を持って10枚とか20枚とかのオーダーは決められていく(いつものように嘘だと思って読んでくださいね)
そしてもちろんこのランキングはそんなディストロで10枚以上売れていてる作品ということになる。入荷しなければ販売数も伸びないので、最初のハードル=店主が入荷したいと思えるという基準は満たしている。

あと、もっと入荷したくてもレーベル側で入荷量の制限がかかっているケースも多々有る。
最近のDeathwishリリースは初回入荷数限られてる場合が多いです。
これって海外でもリリース時期を過ぎて在庫が残った場合、急激に売れなくなるっていうのがあるんじゃないかと思っていて、売れ残っている=そんなに良くない作品と世間に認識されてしまう危険があるっていうことで、そのリスクは実は在庫が売れ残るリスクよりも大きなものとして認識されていると思う。
「あとでも買えるっしょ」と思われたら負け。
そんなチキンレースみたいな状況で僕は勝負したいとは思わないですけどね.....

そんなわけで、このランキングの音源のほとんどは既にソールドしているし、再プレスされない限り、再入荷するのもの難しい作品ばかりになっている。つまり、時間が人を待ってくれないのと同じくらい、レコードも人を待ってはくれない。

誰かを待たせてはいけないのだ。





良かった。
もっと新譜の音源を聴きたいんだよな。リイシューとかじゃなくて。

だから旧譜しか聴かなくなったら終わりなんだと思う。 
でも自分も「もうパンクとかEMOとか終わったかも」って何度も思っている。
かろうじてその時その時で何かを突き破ってくれるバンドはいるんだけど、
それもなくなったら廃業だ。


 底クオリティモノマネとか大好きなんだけどSOUL'd OUTブームが我が家に来てます。


あとはキャロルキングを初めてちゃんと聴いたんだけどめちゃくちゃよかった。



2021/07/03

デリバリとしてのレコード屋という存在が世間に理解される前に俺は死んでしまうだろう

DIYで生きて行く的な人生テーマについて、人間的なジャンルが違っても結構みんなが共通して認識している課題なんじゃないかなと思っている。
例え会社員として給料をもらいながら生活をしていても、自分のやりたいことで少しでもお金が回るようになれば、まぁ幸せには近づくような気はしますよね。


流通の本をすこし前に買って主要なところはだいたい読んだのだが、外見も面白かったけど内容もかなり良かった、ということがありました。


これです。結構真面目にオススメです。

Amazonのレビューを読んでもらえればわかるとおり、評価はめちゃくちゃいい。
すべての小売や作り手にとって考えさせられる内容である、と同時にこの本って雑誌のはずなのに広告は全く入っていなくて、本の流通システム、業界的なところに関しても批判的なところもあって、そういうところ込みで面白い。
そして、すべての記事を「音楽に置き換えて」読むことは可能だと思った。(自分はそう読んだ)
「いいものを作るとは何か」
その問題提起である。
https://note.kohkoku.jp/n/nd51eeaa5a989 (noteもありますね。)


広告、流通だけにとどまらず映画や批評、音楽業界的なところについても触れられており、「いいものを作る」ということの中に「いいものを届ける」というところまで含めて語られているところが良い。だが音楽についての内容は若干踏み込みが甘い。音楽を届ける、ということについて、やはりマーケティング的にレコード屋や、ましてはディストロという存在は蚊帳の外という感じだ。評論家、アーティストだけじゃなくて、ここに流通や小売の話を収録しないのはさすがにデリバリの話としては嘘じゃない?


そもそも、アーティストとリスナーの間に取り継ぎのような形で存在してきたディストリビューターは中間搾取、中抜き的な立ち位置になっていた時代がある。そしていまのデジタルディストリビューションの時代において、すでにアーティスト→リスナーにダイレクトに音楽を届けるということは可能になっていて、レーベル不要論、ディストリビューター不要論、レコード屋不要論、もろもろ.....。


このあたりの話ってほとんど主観の意見をそれぞれが言ってるだけって感じ。
制作費がいくらだとかプレス費がいくらだとか流通の取り分が何割で販売店レコード屋の取り分が何割で...みたいな話ばっかでやっぱみんな金大好きだな。

『フィジカル』と『配信』どちらがアーティストにとって良いのでしょう?

そんな話、面白い?と思ってしまう。レコ屋の人が言う、レコ屋必要論もうさんくさい。
サブスクのプレイリストもレコメンドも基本的には似通った共通点を分析しておすすめしてくるだけなのでそんなものは発見とは呼ばない。最初から内に存在しているものを確認している作業に過ぎない。


ほとんどのレコード小売店がコンテンツ勝負になっていて、売れるものが売れるし売れないものは売れない。そんな中でよくわからんアーティストをお客さんに売りつけることができるレコード屋がいくつ存在するのか。ポリティカルとポエムの話ばかりじゃなくて、しっかり音の話ができるメディアがいくつ存在するのか。東京にはBIG LOVEくらいしかいないんじゃないか。


俺はレーベルもレコード屋も、基本無用だと思ってます。
そんなものは世間から必要とされるほうがおかしい。
なので我々が相手にしているのはいわゆる世間ではないのだ。
魑魅魍魎、妖怪の類なのだ。
そんな輩が集まってくるレコード屋という存在が世間に理解されることはないのだ。
レコ屋、ディストロの存在の価値はそんなところにはないのだ。


もちろん今日の話も全部嘘です。



ポリティカルの話はSNSバズりやすいけど音楽から遠ざかってはいけない。



Turnstileはやたら人気なんだよなー。




漫画ってわかりやすい。
話が面白かったり画がかっこよかったりとか色々あるんだけど、ジャンプ漫画の普遍性ってやっぱすごいなと思う。




2021/06/21

他人への興味の欠落と、海外の音楽への興味の欠落は、同じ流れの上にあるのかもしれない

前回リリースして即ソールドしてしまったDaitroを2ndPressします。

https://longlegslongarms.jp/3la_releases/36/daitro_complete_discography_2nd.html

正直な話、1stPressの300セットが即ソールドしてしまうとは思ってなかったのです。
だってScreamo/Skramzの音源なんて日本で買い続けている人間なんてせいぜい20人程度ですから。
世界の片隅に体育座りしているScreamoバンドの音源を日本に持ち込んでディストロしている、僕はそんな20人のためだけに。

それは「よくわからん誰か」というマスに向けてではなく、会ったことは無いけど嗜好もなんとなく把握している具体的な誰かを想像している相手に向けての商売。
そして想像の外にいる人のことは、やっぱり及ばなかったですね、数が全然足りませんでした。
しかし、だからといって大量生産はできません。2ndPressは200セット限定です。限定というより、このあたりが適切な数だと思ってます。
それはマスに届けるための音楽ではない....。


欲しいけど手に入れられなかった人、そしてこれからDaitro好きになるかもしれない人(こちらはプラスα)がそれくらいの人数。
レア盤になりそうだから、メルカリで高騰しそうだから、ではなく今の時代に彼らの表現が本当に響くと僕は思ってるし必要だと思ってる。
そう思える人たちに届けばいいなと思ってます。
だから1stプレス見逃してしまった友達に、再発してるよって伝えてください。


Tenueも発送を終えました!
LPなのでこちらは再プレスはなかなか難しそうっすね。
...and its name was epyonもそうだけどこのあたりは好きな人に確実に届けられれば十分という気もしている。で、今Tenueの良さに気づかない人は、その人にとってのタイミングは今じゃない。矛盾しているようだけど、激情好きな人を増やしたいなとは思っていて、入り口として大事なのはDaitroとかのカタログを切らさないことなんだろうなと思う。

新譜が常に素晴らしいわけではないし、新しいバンドがすべてなわけじゃない。いま起こっていることを今理解できなくても、後から理解されたり、後から追いついたときがその人にとっての一番のタイミングだと思う。



創刊されたZINE、"MISTRUST"を読んでた。カラーなのがすごい。
その中でmoreruは「激情嫌い」と公言しているのだが、どう考えても彼らは激情のこと好きだろと思ってしまう。激情として扱われてるジャンルが嫌いなのは、わかるような気がするが。


でもmoreruって「激情として認識されてるか?」と考えるとその答えは「NO」だと思う。
旧来の「ハードコア」と思想的にもサウンド的にも違う。でも考え方はオルタナティブだと思う。そのオルタナティブな部分が本当の激情バンド、例えばPortraits Of Pastのように誰かを怒らせたり否定されたり嫌われたりしながら自分たちを信じているエモーティブな表現を貫いたバンドたちと共通する点があると、"僕は"、感じている。他の人は何をもって激情だと言っているんだろうか。激情を深く聴いている人は、そんなこと言わないような気もする。知らないけど。



新宿でインタビューを収録してきた。久しぶりの新宿はまだ緊急事態宣言解除前、酒を出す店が閉まっているところが多く人も少し少なめか戻ってきているような気もするけど。あとストリート飲みが数は少ないが目立つ。いまの時代っぽい。


音楽はすげー感情的なものだから、それが政治的に正しい/間違っている以前に、その人に合う/合わないというところは大きい。例えば「ヒップホップが嫌いだ」と言っている人がいたら、その人はヒップホップをほとんど聞いていない「食わず嫌い」の人だ。そしてもし「ヒップホップなんてものは全然良くない」なんて言いだしたら、嘘つきかもしれない。音楽の1ジャンルでも深く聴いている人は、ジャンルの中に無限のグラデーションが存在していることは理解しているはずだ。


それなりに歴史を積んできた音楽の1ジャンルにおいて、ヒップホップだろうがパンクハードコアだろうがメタルだろうが、その中に様々なグラデーションが存在している。そのグラデーションの中に自分にピッタリの、奇跡の一枚が存在していることを知っている。これがディガーの思想だと思う。かつて日本語ラップがすごく苦手だったが、THA BLUEHERBやMSCや降神とかが好きになれたのは、暗いビートや知的な言葉の組み合わせが自分に合ったからだと思っている。そこから他のヒップホップのアルバムを聴けるようになっていく。

でもそれができたのは別の音楽ジャンルをたまたま深く聴いていて、ジャンルの中にグラーデーションがあることを理解していたからかもしれない。「もっと暗いやつはない?」「もっと声が低いほうが好きかも」「音はマッチョなやつより、ショボいほうがむしろ好きだな」そうやって自分というものを知っていく。その過程は、ジャンルを知るというより自分を知るということなのだ。


ちなみに、邦ロックファンは全然音楽をディグらない傾向があるらしい。
同じアーティスト、同じ曲をひたすら聴き続けている、というデータはサブスク時代になってより鮮明に浮かび上がっているという。YOASOBIの「夜に駆ける」は2019年のリリースだが、Spotifyの今週の再生ランキングの4位に入っていた。(「〜〜な人が多い」と文章書く人は根拠を示すべきだと思う)
それが良いことだとはあまり思えない。一方、自分の周りの人は結構雑食に音楽を聴いている人が多いと感じていて、1ジャンルだけをストイックに聴き続けている人はいない。

他人への興味の欠落と、海外の音楽への興味の欠落は、同じ流れの上にあるのかもしれないと思う。乱暴な言い分だ。香港で起こっていること、ミャンマーで起こっていること、ウイグルで起こっていること、イスラエルで起こっていることなんて誰が気にして生きているのか。残念ながら興味は敬意と繋がっている。


すげーどうでもいいんだけど、月曜にラジオで米津玄師が流れていて、
リスナーからのお便り紹介で、米津を好きになったことをきっかけにもっと知りたいと思うようになりTwitterを始めたという人のエピソードがあった。BTSなんかも、もっと歌詞を知りたいが故に韓国語を自力で勉強しだす人もいるという。自分で何かを始めた人の世界は様変わりしたと思うので、音楽が世界を変えることはある。と改めて思いました。




音楽配信の「おすすめ」は似た曲ばかり? そんな悪循環から脱却するために必要なこと

https://wired.jp/2021/01/27/spotify-feedback-loop-find-new-music/

それは新譜のレコードに興味を持つことが解決策です。







2021/06/09

ディストロで音源を漁ってる人は世界からみたら狂人だけど、絶対に必要な人間。それだけが人間と言ってもいい。

全員必読。

https://note.com/actionbyrevenge/n/na27f0b7bef28

某氏による備忘録的ブログ、クソ長い。

クリエイターというバンドをご存知だろうか?という導入から始めるくせに、文章中で一番大事なのはクリエイターの話ではなかった、というまさにコピーライティングセンスとはこのようなことを言う。商売とはこうありたいものですな。


さて、僕も音楽を紹介している側のはしくれであったり、自分が専門でない分野に関してはほとんど信頼している誰かのフィルターを通して音楽を知っていく。なるべく自分に影響度の大きい店には定期的にお金を落とすように意識し、noteで課金したり、現物を買ってみたり、知らん人がZINEを作ってもひとまずは買ってみたり、というようなことをしている。自分のほうも普段は全く売れないような音楽をせっせと入荷し、嘘と真実を織り交ぜた怪文書をレビューと称して掲載し、売れてもたいした利益にもならんことを長年やりつづけている。この作業だけで考えてしまうと無駄だなーとか、レビュー読んでるくせに誰も買わねえな、とかRTとかいいねとか要らんのじゃ、レコードを買えレコードを。などとブツブツ言っていたりするが、大きなリリースモノがあるとたくさんの人が買って行ってくれるし、長年の付き合いからなのか予約商品が半年届かなくても何も言わず待っていてくれたり(Soul Gloやコロナ期の音源についてはすみませんでした)、海外レーベルとも信頼関係ができたりして、Daitroの編集盤のリリースが実現しちゃったりする。総合的にみたら、まぁまぁの金額を報酬を受け取っているし、還元されていない、とは思わない。でも1組、1組のバンドへの還元はできているのかというと、そんなことはなさそうだよなと思う。このコロナ禍で潤ったのは通販の強いレーベルやレコ屋であろう。アーティストやライブハウスで売り上げが伸びた人はいるのだろうか。


映像を編集しました。みんな見てね。

色々あって遅くなりましたが、日々勉強すね。外注して良い部分/悪い部分、自分がディレクションしないといけない部分、自分しか作業ができない部分、そういうところの線引きが明確になりました。己の未熟さ故の遅れと認識している。

まぁしかし、翻訳関係はいま外注しているんですが、かなり良い関係を築けています。
いろいろ作業していて気付いたんですが僕がその作業する人がなぜその表現をしたのか、という解釈に興味を持っていて、その表現を選択した理由があるなら正だし、理由がなければNGだ。Daitroの歌詞は女性の方で、やりとりをしながら丁寧な翻訳をしてもらいました。TenueやAINWE、この先にリリースするNo Manなどは同じ男性の方が作業していて、それぞれの作品で意訳をつっこんで来ていますが、バンドの表現を汲み取ってくれてすごいなと思ってます。ご期待ください。


「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す、恐ろしい未来
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81647

最近バズっていた記事、これは最初に紹介した某氏が指摘していることに近いものがあると思う。Netflix、いわゆるサブスク的な「コスパ」と、早送り機能という「便利さ」、それによって失われていくもの。ちなみにTwitterでいうところのRTやいいね機能も危ない。


現代人は読まない…。リンク先を見ずにリツイートしまくる人が大半であると判明https://www.gizmodo.jp/2016/06/22_5.html

Netflixも足早に消化していく人が膨大なテキストのブログなどを読むだろうかと考えると答えはNOなのである。RT先の記事をきちんと読んでるやつはほとんどいない。自分こんなことに興味あるんですー(でもちゃんと読んでないし商品も買わないっす)というアピールに使われ流れていくレコード屋のツイートが不憫である。

インスタント、すべてがインスタントなのよ。


こんな世界なので、サブスクで聞くより1000倍くらい高価なレコードで音楽聞くこととか
それをAmazonよりも高い謎の個人商店で購入するとか
Screamo/Skramzのバンドたちがハイプな流行から距離を置いてバカにされながら音楽続けてることとか
限定したプレス枚数で限られた人だけに現物を届けようとしてることとか
すべてがつながっていると思います。


なのでこの程度の文章を長文と思わずに読了し、ディストロで音源を漁ってる人は世界からみたら狂人だけど、絶対に必要な人間。それだけが人間と言ってもいい。









2021/05/31

真面目にB'zのこと書くぞ

 最近はPortraits Of Pastのことばっか考えている。というか、久々に再入荷して音聞きながら過去の映像もみたりしていたけど、やっぱりこのバンドが90年代に存在しているのがオーパーツ過ぎるとしか言えない。過去のインタビューでも最初の音源での録音はペダル無しでアンプと部屋鳴りの響きしか録音されていない。でもギターの音にはめちゃくちゃこだわったと書かれていて、その秘密というが凄く気になっている。コーラスじゃなくてギターをダブルトラックで録音したと書かれていたので、その感じも大事なのかもしれないな。意図的な部分と偶然の部分が合わさって奇跡が起こっているんだけど、それが2000年代激情の礎になっていると確信を持てる音。

B'zの稲葉さんと桜井さんの対談、がっちり全部聞いてしまった。

B'zのライブでも稲葉さんのMCって結構寒くて、トーク力そんな無いように思えるんだけど、すげー一般人っぽい感じで桜井さんにいろいろ聞いているのが面白い。ボーカリストってすげー大変だなーと他人事のように思う。

B'zはコロナ期になって大御所バンドらしく、過去映像を公開したり、大掛かりな配信ライブイベントを行ったりと、これまでやってこなかったことに挑戦している印象だけどここに来てスブスクも解禁、ということで、このブログでも度々B'zについて言及してきたのだが、このタイミングで一筆かけなければ嘘であろう。


自分が熱心にB'zを聴いていた時期が限られているのでだいぶ偏見が入っていそうだが、B'zの初期はTMN的デジタルなロック、BOØWY等にも流れる文脈として、アメリカの"ブルース感"を排除したクラブミュージック的〜それがTAK松本氏がルーツである70's、80'sのHM/HRへの愛を我慢できなくなってしまって初期とは全く逆のブルースへの回帰が起こる。その方向性の終着点が"The 7th Blues"。ここまでの流れは、よく言われるように洋楽パクリ/オマージュ的な手法が濃いのでコアな洋楽ファンからは批判されるところであるっぽいのは理解できるのだが、実はアルバムからのシングルカット曲が結構少ないのがB'zの特徴だと思っていた。例えば、「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」はめちゃくちゃヒットした。キッズのときは、シングル曲は次のアルバムされる、みたいな知識がなんとなくあったのに、「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」はアルバムに全然収録されなくてガッカリした記憶がある。しかしこうやってサブスクで時代毎の作品を追っていくと、「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」は1993年当時のB'zの流れとは明らかに異質だったかもしれない。これから『The 7th Blues』(1994年)で思いっきりアメリカンでブルージーなハードロックアルバムをリリースするタイミングで何故あんな曲をシングルカットする必要があったのか。当時のTVドラマ主題歌やCMタイアップという日本独自の文化がB'zの歴史におかしな違和感を与えているとも言えるし、しかしその文化によってB'zはお茶の間レベルで広く浸透し、多くの少年たちにロックの道への扉を開いたとも言える。歌謡ハードロックとバカにされる面はあるけれど、いまのオーバー30の人間にとってはそこから本物の洋楽(この呼び方もどうかと思うが、当時のことを思い出してあえて洋楽と言う)を聞くようになったリスナーも多いはず。

そんなこんなで、B'zはシングル曲がめちゃくちゃ強かったので、91年の「ALONE」、92年の「Blowin'」「Zero」、93年の「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」「裸足の女神」94年の「Don' Leave Me」「Motel」、95年の「ねがい」「love me, I love you」「LOVE PHANTOM」、これ全部がめちゃくちゃヒットしていた。それで95年はその絶頂期、しかもシングル曲がすべて収録されたアルバム『LOOSE』は個人的にはB'zの最高傑作だと思う。しかし、97年の『SURVIVE』も双璧を成す傑作でここの判断はいつも迷うんだけど、それまでの作品のかっこつけた(そしてアメリカンなイメージにひきづられていた)稲葉さんとは違って自分をさらけだした歌詞世界、そして日常から新しい世界へいつでもドライブできるというメッセージ性、これは当時のJ-POPが恋愛の歌ばかりだったのだけどB'zはだんだんそこからズレていって、もっと普遍的なテーマへ接近していくきっかけになったアルバムとも言えるとおもっている。それが、恋愛というテーマではない97年の『SURVIVE、99年の『Brotherhood』というアルバムにつながっている。この3作は、Mr.Childrenの『深海』『ボレロ』『Discovery』的な気もする。先日の対談の動画でも、恋愛に興味がなくなって男としてどう枯れていくかに興味がある、と桜井さんが言っていたのが印象的だった。

TAK松本氏のギタースタイルの変遷も、ワウやアーミーを駆使したフレーズが印象的な時期や、レスポールでのフロントピックアップ側を使用したトーンだったりもあるのだけれど、個人的には彼のギターの肝はそのサウンドよりもフレーズの組み立て方にあると思う。それはやっぱり小節跨ぎのトーンの置き方なのかなと思っていて、これは2000年代以降はだんだんなくなっていくんだけど、4小節、8小節、そのキリが良いところにフレーズを当てはめておらず縦横無尽に流れていくスタイルは、あんまりいない。ラルクのKenもちょっと近いものがあったかもしれないけど日本人にはほとんどいないギターのプレイスタイルだと思う。今の時代、ギターヒーロー的な存在は少ないのだけれど、サブスクで改めて時代毎にプレイスタイルを追っていくと彼の凄さ、アイデアの量には圧倒される。あと、あまり言われないことなんだけど、クリーントーン、クランチトーンでのバッキングでのカッティングの見事さ。目立たないところでもめちゃくちゃうまい。

この曲のバッキングめちゃ好きなのにライブでTAK弾いてねえじゃんとなった。

B'zのアルバムの話に戻そう。つまり、当時は彼らはシングル曲は売れるためにやってるんだと思った。だから僕はアルバムのほうが面白いと思っていた。で、ミニアルバムの『Friends II』の存在を忘れていた。コンセプチュアルな作品で冬な雰囲気がめちゃくちゃいい。「いつかのメリークリスマス」が有名なのは『Friends I』のほうなんだけど、AORなB'zを聴けるのはこの作品しかない。全体を覆う暗さは稲葉さんのソロ作のほうに近いかもしれないんだけど、この作品のギターのトーンは凄すぎる。そして、B'zの作品で僕が唯一、これは演奏のミスが収録されているのではないのか?と思う箇所が一箇所だけある....。これは永遠の謎だ。

98年に出た二枚のベストアルバム、『 Pleasure』『Treasure』はマジで最高だった。シングル曲がこれまできちんとアルバムに収録されなかったこともあり、これはこれで編集盤だがアルバム作品として成立している。ここで、B'zは過去のヒットシングルをすべて出しきり、完全メタルアルバム『Brotherhood』をリリース。Rage Against The Machine等からの影響も感じる、全作品の中でも最もヘヴィ、そしてももっともシンプルなバンド構成、ギターのオーバーダビングもめちゃくちゃ少なくて、このあたりヴァンヘイレン的であるのかもしれない。こういった挑戦ができたのも彼らがめちゃ売れて実績作れてたからなんだろうけど、音楽的な挑戦はこのあたりがピークだと思う。以降の作品は、音楽的な挑戦というよりは、だんだん変わらない感じになってしまって、面白みは少なくなっていく。小さなところでもマイナーチェンジや変化はあるんだけど、どうしても刺激的ではなくなっていってた。なんか精巧なB'zのカバーバンドみたいな感じになっていってるような...。

でも、2015年のEPIC DAYのツアーのライブは良かったけどなぁ。なんだかなーって感じなので、2019年の『NEW LOVE』ちゃんと聞いてみようかな。






SNSのバズに乗っていくパンクバンドとレーベル

 


なんとなくトュイッターのRTに乗ってしまったけど、これはRTするべきじゃなかったのかもしれないと思っている。


少し前にSNSで話題になって、その後Epitaphと契約を発表したっていうThe Linda Lindasは確かに良いバンドかもしれないけれど、SNSでバズり(それは音楽ではなくポリティカルな話題でのバズであり)そこにEpitaphというパンクレーベルが乗っかり、そして自分も、日本人のリスナーも乗っかっていった。でももっとリアルな現場で同じように差別や偏見と戦っていて、音楽的な表現力もあって、各地のローカルシーンと繋がりながら独自の活動しているバンドはもっとたくさんいる。この一連の盛り上がりを見ていると果たしてこれでいいのか(いや、自分の向いている方向はここじゃない)と思えてきた。Epitaphの契約が、このSNSバズの前に決まっていたのか、後だったのかはわからないけれど、発表されたのは後なのでやっぱりEpitaphのジャッジの基準にSNSのRT数、いいね数が影響してしまっていることは確かなんだと思う。


そして、Epitaphの契約を断って解散していったG.L.O.S.S.というバンドのことを思い出したりもする。あのバンドのステートメントのほうが誠実だったかもしれない。

https://arsemard.tumblr.com/post/150294983982/%E7%96%91%E5%95%8F%E3%81%AB%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%81%94%E3%81%B8

まぁそれは自分の性格の悪さがそう思わせているのかもしれない、という面はある。


ディストロ、レコード店というのは流通を司るわけだけど、今やっていること、これってすごく古臭くオーガニックなやり方だけれど、僕の好きなレコード屋は音楽とレコードを丁寧に扱っているし、その「届け方」というものを特別なものにしている。これってSNSのバズ、つまりRT数やいいね数がものを言うような世界と、全く別の世界を作っていくという流れにあると思っている。


僕にも政治的な思想はある。けれど、どんな世界を作ることに時間を作っていきたいかという問いとレコード/ディストロに関わることはセットになっていて、SNSのバズ(いまではそれが、物事を面白くなくしている、単一的な指標になっている)によって動かされる世界は僕の目指しているところではない。政治的に正しいからといって、その音楽が良い音楽だってことには絶対にしちゃいけない。


まぁそんなこと気にせず若くてかわいい女の子がバンドやってるってことでいいじゃんと思うかもしれないけれど、そういう意味でいうと僕はBABYMETALにだってむかついてる。(音楽的にめちゃくちゃクオリティ高いのでマシですが)


SNSは人を刺激するツールだ。欲望や、嫉妬や、憎しみを刺激し、増幅させる。それが誰の金になっているのかを真剣に考えないといけない。






2021/05/13

東京オリンピックの行方(予想A: 開催実現パターン)

 オリンピックがやるの?やらないの?と今になってもはっきりしないんだけど、本当に実現するパターンと、やっぱりやりませんパターンがあってどちらの可能性もまだあるなーと思うのが正直なところ。


出来レース? 73億円「五輪アプリ」の入札期限がわずか4日半、応札1者のみ 公正性に疑問の声

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97648

こういうニュース入ってくる度に「やるつもりなんだ」って思うんだけどたぶん品質ガバガバなアプリが出来上がるんだろうなーという気しかしない。逆に見てみたい気もするが。オリンピック開催って7月なんだっていうのを最近知って、たぶんコロナじゃなくてもグダグダになるだろうなって思うのは、どう考えても日本の上のほうにいる人たちって優秀じゃないからなんだよな。

7月、オリンピック開催、不参加国多数だが開催したことによりIOCへの賠償は回避した。

8月、都内を中心に感染が広がりはじめる新種のウイルス「トーキョーウイルス」。高齢者を中心に高い感染力と死亡率を誇り既存のワクチンが効かない。東京医療崩壊。
再度の緊急事態宣言が発令されるが、既に信用を失った政府に従う店舗は少なく飲食店の5割は営業を続行、死亡者が50万を超え東京はもはや収拾不可能な状況へ。

9月、それでも死亡率の低い若者たちは変わらず外出を続けていくが実は彼らはインターネットでゆるく連帯した反体制組織であることが明らかになる。当初メディアは批判的であったが、反体制組織は現状を招いた責任は政府にあるとして反論、彼らのロジカルな主張は若い世代を中心に支持を集め、ウイルスを拡散することで老人中心主義を打倒せよという大きな流れが生まれていく。

10月、優秀なトップが率いる中国がトーキョーウイルスのワクチン開発に成功。それもそのはず、反体制組織を裏で支援していたのは中国だったのだ。既に国会議員にも感染が広がっていく中で、ワクチン欲しさに反体制側に寝返る議員が続出、彼らのロビー活動により世論も変化し反体制組織は合法な政治結社として認められることになる。

11月、現政権は無理やり解散となり、選挙の結果、中国の支援を受けた若者たちの新党が与党となる。彼らは優秀な頭脳と実行力を持ち、次々と法律を改正、行政のあり方を見直し、日本経済を立て直していく。一方で社会的弱者は容赦なく切り捨て、無駄なものであるとして社会保障制度は大幅に縮小、稼ぐ力のないものはのたれ死ぬしかないという完全な弱肉強食の世界が出来上がっていく。日本はどうなってしまうのか....!!!

(全部嘘です)


snagの新しいアルバム、こちらも3LA共同リリースに名前を連ねています。彼らの売れなさそうなScreamoこそ本物だと思っているからね。


めちゃいいんだけどニューリリースが出ているわけではない。LP欲しいなと思っているんだけど出るのかな。MVの色合いがとても美しい。


Hiatus Kaiyoteちゃんと聴いたことなかったけどこういう感じだったのか。
ライブやばそうだな。


Twolowで詰まったときはTADに戻る。どっちもTだし。
マジ分析するとコードに対してのTADの歌メロディの外し方は狙っているというよりは天然なんだろうけれど、それが彼のシグネイチャーになっていると思う。

音の外し方みたいな話でいえばカネコアヤノのほうは意図的にトーンの外し方で、ここまでコントロールされていると執念を感じる。ただこのMVは天才的だと思った。

「完璧とは、他に足すべきものがない状態ではなく、他に引くべきものがない状態である」

と言ったのはサンテグジュペリだが、何もしていない映像だが曲の内容を最も体現している演出なのではないだろうか。


ぜんぜん意味がわからない。






2021/04/29

北区の恩恵を受けてる

 鮮魚店で魚を買うと結構満足度が高くて、焼き魚でもスーパーで売っているものとは味がぜんぜん違うんですよね。なのでたまには鮮魚店で魚買いたいなってなるわけです。


そこではレコード屋もいっしょだと思うんですけど、個人商店みたいなもんなんでやる気ないアルバイトっていうのがいないというか、活き活きとしてますよね。魚だけに。そして恩恵もある。



うお

店が閉店してたんだけど、閉店時間に到着が過ぎててあちゃーーってなってたら店の方があけてくれて(これがまずバイトではできない①)買って行きなってなって、とりあえずマグロとスズキ買おうとしたら、こっち買いなよって特上中トロをくれて、しかも価格も1/3くらいまで負けてくれて(閉店後だったから廃棄になるものだったのか?バイトではできない②)そして買い物おわったらなんかお土産までくれちゃって「孫みたいなもんだから」と言われて、もう30も過ぎてそんなこと言われるのかと思いつつ、これはまた行かなきゃいけないな、次は正規金額で買おうって思う。実際北区は住民の平均年齢は高いらしいです。


そう思うと、廃棄予定だったブツをさばけて、しかも店のリピーターになってもらうならこの出費は別に損でもなんでもないという判断(バイトではできない③)があったのかもしれない。

個人店で買うっていうのは大事なんですよ。

2021/04/24

民主主義を否定しよう

日本では民主主義は普通に機能してると思う。

アホな国民性にふさわしい政治家がきちんと当選してアホな政治してると思うのです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200706-00186658/

「若年層と団塊世代層で政治に対する意見力は2倍から3倍の差がある」

民主主義の投票によって選ばれている政治家たちが政治を動かしているならば民主主義は機能していると言えるのです。自民党も、東京都都知事も選挙で勝ってそこにいるのです。

民主主義とは、全体の幸福のために自分の幸福を少し我慢することもあります。

しかし老人の、老人による、老人のための政治。

選挙の1票の価値は全員が同じなのだろうか?

(不安でしかない)未来のある若者と、自分の生きる数年先の未来まで逃げ切れればいいだけ老人と、人生の価値は同じなのだろうか?

学んでいるものと、学ばないものの意見の価値は同じなのだろうか?

民主主義とは、そもそも平等なのだろうか?

いまこそこの国の民主主義を否定し、私たちは老人とは異なる価値観を持つ者たちと団結し、戦わねばならないのではないか?

という結論に達して、緊急事態宣言に従わずむしろ外出して遊びまくる人が出てきたとして、

その人は間違っていると言えるのでしょうか?










例えばの話です。全部嘘なので真に受けないでください。



https://amzn.to/3dKYoYc

2021/04/15

僕が子供の頃、ビートルズは「30年前の音楽」だった。今ではMETALLICAがブラックアルバムが「30年前の音楽」だ。

 METALLICAがブラックアルバムをリリースしたのが1991年で、今年で30周年になるのですね。と思って聴いてました。僕が子供のころにとって、ビートルズって「30年前の音楽」ってイメージだったので、いまでは30年前の音楽がメタルってことなので、いわゆるおじいちゃんの世代にもロックやメタルを体験している世代になってきている。全部過去の話。

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/26430/1/1/1

メタリカとはなんぞや的な話と共に「良い音楽とは」っていうテーマをうっすらと考えている。そして度々言っているんだけど、良いメロディも良いリフも世の中には存在しない、それらは音色と密接な関わりを持つことで「良い」ものとして成り立っているのだから、やっぱり一番重要なのは鳴っている音ではないか?と思う。

という仮定があって、メロディ単体、リフ単体で良いも悪いもない説を推している。ジェイムズは稀代のリフメイカーだと言われているけれど、それはダウンピッキングの技法、そしてラーズのドラミングとのコンビネーション、バンドのサウンドメイキング、等の要素と共に成り立っているので、やっぱりジェイムズのリフのみで成り立っているようには思えない。バンド全体を統括するラーズは、演奏者としてよりもプロデューサー的視点を持っていたのだろうなと思う。

アルバム『メタリカ』の指揮に、プロデューサーのボブ・ロックを起用するというバンドの決断は物議を醸すものだった。なぜなら、このカナダ人のプロデューサー兼エンジニアは、当時モトリー・クルーやボン・ジョヴィ、キングダム・カム、ザ・カルト、ラヴァーボーイとのスタジオ作業で有名な存在で、この5バンドにはスラッシュ・メタルの特徴がほとんどなかったからだ。だが、メタリカのメンバーは、この5バンドがロックと共に作った音楽ではなく、これらのバンドのサウンドを作った彼の手法に興味を持っていたのだ。

このあたりも裏付けになるんだけど、バンドとしてもそこを認識していて、自分たちの音をどのように鳴らせるかという方向性がボブロックの起用だったのではないかと。

METALLICAは曲で差別化を図るバンドではなく、音で差別化を図るバンドだったとも言える。『MASTER OF PUPPETS』はギターのサウンドはディストーションで歪ませるのではなくクランチ程度の歪みとギターの鳴り、そしてドラムの音で重さを表現しているのは他のB級スラッシュメタルと比較すると、重さの定義がまるっきり違うのがわかる。

今日ブラックアルバムを聴いて既存価値観に習うのではなく、新定義できる強さよね、という気持ちを強くしました。それを思うと『St.Anger』より後のMETALLICAが何か新しいことやってんのかなっていう気持ちもある。

おっと、『Lulu』の話はここでしない約束だ。




2021/04/08

確定申告、あなたは間に合いますか

毎年確定申告やってるはずなんだけど、会計ソフトにアップロードするcsvのファイル形式を毎回忘れているのか躓くのでメモしておく。

ECサイトの管理画面からCSVを吐き出してやよいの青色申告に食わせるだけ、という簡単なことなんだけど、何度やってもなかなかアップロード成功しない。自分の主力PCがMacであることが起因する文字コードの違いという問題に気づかずずいぶん時間が掛かってしまった。

青色申告を動かすためにMac内にWinをbootcampで入れてWindowsで動かしているんだけど、ダウンロードしていた元のファイルの形式まで気が回らなかった。

備忘録

  1. 日付データの形式の問題 ... ECから吐き出した日付データには時間までデータが入っているが時間が入っていると読み込まない。
  2. ダブルクォーテーションの問題 ... CSVがカンマ区切りいなっていても""で囲っていないと正しく読み込まない。なのでCSVの囲み文字の変換が必要。
  3. 改行コードの問題 ... このあたりからMac/Win問題になってくるっぽい。WinのCR+LFにあわせる。
  4. 文字コードの問題 ... UTF-8がデフォなので気づかずここで止まっていた。WinのS-JISに合わせる。

あとCSVの形式を合わせる、が必須のものがそろっていれば以降の列はなくてもインポートされるっぽい気がする。

https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=850

うーん。

給料も売上も大事だけど、この税金ときちんと向き合うのが何より大事なのよ。

と、いまデータ流し込んでいる俺が言っても何の説得力もない。

でもビジネスをやること以外に生き残る道がないんだもん。




勝ちを優先して人生をつまらなくしている人たち


 

俺のターン、ドロー!!


遊戯王デュエルリンクスを今年に入ってからやっていて、松坂桃李くんを見習って無課金でキングを目指しています。

デュエルリンクスは非常に良く出来ていて、無課金でも十分遊ぶことが出来て、課金しなければ獲得できないカードがほとんどない。

で、始めて見た最初のころはこんなもん戦略も何もない脳筋じゃんけんゲームではないかと思っていたが

CP相手には楽勝だったのものの、対人戦となると全く勝てなくなり、ある程度の戦略が必要であることに気づかされた。



モンスターハンターの素材集めに似ていて、ある程度同じ属性のカードを集めることで同族カードのシナジー効果で戦いを有利に進めることができる。

が、当然強いカード、便利なカードは入手するためにいくつかの段階を踏む必要があり、そこを短縮できるのが課金の力だったりする。

ここで問題なのはゲームの戦略のかけひきよりも、金はらって強いカードを集めたほうが簡単に強くなってしまうことなのだ。

また、カード内でもキャラクターなどでゲーム内で優遇されているものがあり(ブルーアイズホワイトドラゴンなど)、そうなってくると

勝つことが目的になって多くの人が同じようなカードのデッキを組み始める。

対人戦をやっていくとブルーアイズデッキの多さに驚く。体感的に全ユーザーの1/3くらいがブルーアイズデッキなのでは?とすら思えてくる。

ほとんどが同じ戦法で、同じデッキのカードで戦ってくる。

で、これが結構強くて、こちらは手札次第では打つ手がなくて負けてしまうのだ。(最近は因果切断を手に入れて勝てるようになった)



何だこの話、と思う人がほとんどだと思うんですが、こういうケースが世の中にはめちゃくちゃたくさんあって、

なぜ多くの人が「勝つこと」を目的となってしまい「楽しむこと」よりも優先順位を高くおいてしまうのかが俺にはわからない。

手っ取り早くおなじ戦法で勝つよりも、戦略的なかけひきがあったほうが絶対楽しいのに、と。

ゲームバランスの話と、ユーザーのメンタルの成熟度の話、とは別々の問題かもしれないが。

キャラクターの強さとプレイヤーの強さのバランス。

モンスターハンターの優れている点は、やっぱりいくら装備が強くてもプレイヤーが雑魚だとモンスターには勝てないってところかなと思う。


で、やっぱり音楽でもそういうのがいっぱいあって、やっぱりスリリングな展開で戦えたほうが面白いのに

なんだか安パイばっか切ってくる奴らのほうが人口比率でいうと、残念ながら多い。

機材ばっか揃えてても、それはプレイヤーの強さとは違うんだよなぁ。


まぁフレイザードさんみたいに戦うのが好きなんじゃなくて勝つことが好きなやつもいるか。


ターンエンド。



2021/03/25

Amazonと競争しない僕らは勝ち続ける

自分のインターネット人格という虚構が本体だと思われてしまう節があるのですが、実際の僕はとんでもなくいい加減に生きているので、僕のネットに書いていることのほとんどが嘘だということを知らない人もいるので、こうやって前言っていたことと全く反対のことを書いたりします。つまり僕は別に本心でAmazonに勝てない、とか思っていないわけです。

歌詞なんて必要ないと言った後には、歌詞が重要といわなくちゃ。


http://longlegslongarms.jp/3la_releases/33/daitro_complete_discography.html

Daitroの編集盤を作ります!

というアナウンスをしたのですが300部プレス、1週間ほどでソールドとさせていただきました。取り扱い店舗さまでまだ予約や予約はしないスタンスの人もいると思うので入手できるところはあるかもしれません。Tシャツは3/28まで予約受け付けているのでよろしくおねがいします。


Daitroというか、自分たちのタイプの音楽を売るのはAmazonではなくレコ屋なのであって、つまり合理化とは対極にあるようなめんどくさーいアナログやりとりの中で熟成される独特の"味"みたいなものの繋がりによって成り立っているのであって、めんどくさい奴らがめんどくさい繋がりによって守られ続けたコミュニティというやつ。Amazon=資本主義的な合理性に従い楽なほうへ楽なほうへと進んでいくと、同じ様な人がわんさか集まっていて、そこはそこで地獄なんですね。結果、そういったものと競わない、とにかく他人と競わないで自分が好きなようにやりながらサバイブするやり方を作っていったやつは別にAmazonには負けないのです。勝てないかもしれないけど、負けなければ勝ちというルールにすればそれは勝ちです。


とにかくそこでつながる人たちって基本的に音楽ラバーだし、海外との障壁もコロナ以外はほとんどなかったりして、意外と今の時代でもレーベルは生きていけるのかもしれない。

ただ、レーベルに関連するアーティストやベニューのほうが厳しい時代。死を覚悟すると、もはや人生の残り時間を他人のためだけに使うわけにもいかず、やりたいことに集中することになる。それはやりたいことをリストアップすることでなく、やらないことを決めていくのだ。


とにかく他人とは競わない。




2021/03/14

Amazonに僕らは勝てない

↑こんなんに勝てるかよ! 


少し前はclubhouseが話題になったかと思えばもはや誰もclubhouseの話はしなくなり
そしてエヴァの話も少し経てば誰もしなくなるだろう。
それくらい、すべての話題がコンテンツとしてものすごい速度で消費され続ける。
けれどこの世界はその消費と再生産のサイクルでさえうまく乗りこなすくらいの立ち回りが必要なのかもしれない(適当)


個人ディストロから始まったレーベルだから、かもしれないけれどDIYの力を過信しすぎているところはある、という自覚がある。

自覚があるからこの閉じられたDIY世界にリスペクトを払いつつも、コンフォートゾーンの外へ外へと手を伸ばすのでストレスはつきまとう。

リリースの音源を流通を通してAmazonに納品していただいているのだが、Amazon流通はAmazonから流通もとへオーダーが入って、そのオーダーがレーベルに来るのかどうなのかわからないのだけれど、今トゥイッター見ているとAmazonのオーダーが売り切れて届かないとか、入荷未定の状態とかが続いて毎度もどかしいので試しに自分で納品してみたら24時間と少しで売り切れてしまった。

Amazonに入荷していなくても、欲しい人は在庫もっているレコード屋を探して買うだろう、というのは思い込みでしかなく、Amazonに納品した瞬間にすぐ売れ始めて、1日程度で売り切れてしまうくらい、Amazonには力がある。いや、Amazonに力があるのか、自分たちにそのリスナーたちにリーチするだけの力がなかったのか、Amazonに無い音源は買う手段などないと思われているのか。

Amazonに僕らは勝てない。

とにかくDIYの流通だけでは届かないんだなと思う。
そしてそこで買ってくれるのは、自分の手ではまだリーチできていない層のリスナーであることがほとんどなんですよね。

音楽に限らず、新しいファンの流入が既存ファンの離脱を凌駕することのできない場所は衰退していく。そして新規ファンを獲得しようとする努力はダサくみえる。

だから僕はそのダサいことに頑張って試行錯誤していく。
かっこいいやつらはかっこいいまま無責任に去っていく。




2021/02/21

初めてのclubhouse結果

 テストかねてちょっとやってみました。

基本、Zoom会議でよくね?となりがちなんですがまだいろいろやってみます。

視聴者からコメントもらいながらやるならyoutubeの配信とか、インスタライブとかのほうがやれるし、アーカイブも残らないクローズド空間なのでインタビューとかやるにはもったいない。結果、雑談的こぼれ話的なニッチな部分をすくっていく感じになるのだろうか。

フォローおねがいします。


このインキャ3人だけでZoomで良くね?ってなってる感やばい。
たぶん使い方が違うんだろうな。





2021/02/19

歌詞なんて意味ないゃ

 と先日と反対のことを言ってみる。

歌詞が存在すると、なぜか人は歌詞から音楽を理解しようとしてしまうことが多い。

日本のほとんどの音楽レビューや評論すら歌詞からの解釈に引っ張られる。それは歌詞はテキストだから、理解しやすいからだ。サウンド、メロディの意味についてはハイコンテクストなのかもしれない。でも音楽というアートに向かっていくとき、その歌詞に解釈の大部分を頼っていくのを何度も見てきたのでそれは良くないんじゃないかとずっと思ってる。

アートの重大な価値は、言葉とか思想とか善悪とか、それらを超えたところにある。

歌詞に意味はないとは本当は言いたく無いんだけど、歌詞が音よりもはるかに多くの意味を持っているとしたら、それは音楽じゃない気がする。テキストをただメロディという音階に当てはめて空気を振動させていることに意味を見出せるのか。


好きな人からしたら殴るぞと言われそうだが、僕はaikoの"我が我が感"がすごく嫌で、彼女の思いを詰めまくった歌詞という名の重いテキストを、このメロデイと演奏に載せるという意味が全くわからない。必要なのかそれ?


でもその問いを突き詰めてしまって、歌詞なんてなんでもよくねという結果がこれだとしたら、これはこれで意味がわからなくなってしまう。


これ聞いて、歌詞に意味なんてない!って解釈があるんだけど、というか当時はそんな感じだったと思うけど、歌詞からの解釈がうざい時代へのアンチにも見える。


田村隆一の詩を思い出す。


言葉なんかおぼえるんじゃなかった

言葉のない世界

意味が意味にならない世界に生きてたら

どんなによかったか


あなたが美しい言葉に復讐されても

そいつは ぼくとは無関係だ

きみが静かな意味に血を流したところで

そいつも無関係だ


あなたのやさしい眼のなかにある涙

きみの沈黙の舌からおちてくる痛苦

ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら

ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう


あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか

きみの一滴の血に この世界の夕暮れの

ふるえるような夕焼けのひびきがあるか


言葉なんかおぼえるんじゃなかった

日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで

ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる

ぼくはきみの血のなかにたったひとりで掃ってくる


2021/02/17

全く反対の場所にある感情を1曲の中で表現する

愛を歌いことの喜びと喪失を同時に表現できる人って玉置以外にいるのだろうか。

カバー曲でも表現できてるのがすごい。

歌詞、大事です。

 Daitroのリリースに向けて作業しています。
今回歌詞をすべて刷新しようと思っていて、そのあたりはリリースのときに詳しく書きたいのですがやっぱりOto Records盤とはまた違う歌詞になると思います。ところで完全盤にするにあたって初期のデモの歌詞は無いのかという話になったときに、PCを盗まれたときに歌詞などのデータがすべて無くなってしまったけど当時は何も考えずレコーディングブースの説明書とかを適当に叫んでいただけだったという話を聞いて笑っちゃった。
意味なんてなかった、といえばそれまでだけど、意味ないことに意味あったかも。

そんなバンドがすごい歌詞を書くようになるんだからおもしろい。

歌詞といえば、GensenkanとZeamiの歌詞カードすごくよかった。

Split:Gensenkan/zeami (CDR)




MVかっけー。歌詞も良い。


 
 The Armedの映像みててこんな変な感じだったのかと思っちゃった。
前作LP、少しだけ売れた気がします。


2021/02/14

記事を作ってたら地震がきてしまったので。

 とりあえず親のいる茨城側にはメールして生存確認。

作った記事は公開したけどSNSでいま言うことでも無いので後日にします。

Interview with ...And Its Name Was Epyon!


PSP Social同様にガンダムに縁のあるバンドなんですが、語っている内容は完全に本気のもの。そしてポリティカルさだけじゃなくて、それよりも個人の心の喪失感やメンタル的テーマも話してくれて、USシーンへの理解の足がかり的な記事になったと思います。

ちなみに、オタク感あるけどドラムの奴はAnamanaguchiなんですよね。



2021/02/12

イデオロギーの話を先に出してしまう記事は音楽を舐めてる。

 今日はインタビュー記事を公開しました。

Interview with CERCE

https://note.com/3la/n/n311634d1b325

インタビュー、英語版を先に公開していたんだけど日本語に翻訳するのすごくめんどくさかった。日本語って難しいんだと思う。完了済みのインタビューがいくつも未公開のままなのは良くないので出していかないと。

これの内容で面白いのはパソコン音楽クラブとかきゃりーぱみゅぱみゅとか、いくつか日本のアーティストも名前が出てくるところで。彼らの曲が良いのはアメリカ外の曲を取り込んでいるから。国内のドメスティックな要素で構成されるとそういう音楽になっちゃう。

日本でいうならMr.Childrenは良いバンドかもしれないけど海外文脈とは共有するものがない。Bump of Chikenも音楽的にはそうだと思うけど、彼らはアニメとかゲームとリンクして文脈を共有してるからまた別。でも詳しくは知らないのでこの説は適当。

このインタビューで少しだけフェミニズムの話も出しているけれどそれはメインの軸にはおかなかった。イデオロギーの話もまた音楽の前にイデオロギーで繋がってしまうとおかしくなってく。

インタビューで音楽の話が出ないのは、インタビューする側が聞き込んでいないから。イデオロギーの話を先に出してしまう記事は音楽を舐めてる。

2021/02/11

「これってさっきのバンドと同じスタイルじゃね?」ってなりがち。

 

良い感じだ。
外見はいままでのSWARRRMのジャケットとはまた全然違う感じになってます。
前作「こわれはじめる」の時も全然違う感じでしたが。
言うたら過去作ぜんぶ全然違う感じですが。

今日はプレス内容問題ないか全編改めてCDで聴いてみたり
CD読み込み時の情報を設定したりしている。

聴いていて「やっぱ彼らは全然違うな〜」と思うのは何なんだろうと、いろいろ考えているんだけど1つはやっぱり声。

声は人間一人一人がそれぞれの音色を持ったオリジナルな楽器、だけど多くの人が誰かの声色を真似しちゃうからいろいろなバンドの音を聴いていると「これってさっきのバンドと同じ声じゃね?」みたいな状態になっていく。同じジャンルで聴いていると余計にそう。激情もずいぶんスタイル化されてるしね。だからこそその人自身の声を見つけていることって、すげー最低条件な気がする。もう上手い下手の次元じゃなくて、そこだよねって気持ち。

そして、次は曲。言葉やメロディや演奏、サウンド、それらを全て組み合わせた曲そのものが人の心を動かせるのか。人の心を動かすのはそれが刺さるか否かってところで、その人しか出せない言葉の組み合わせ、メロディの響かせ方、演奏、サウンド。これもやっぱり1つのジャンル内だけでいろいろ聴いていくと「これってさっきのバンドと同じスタイルじゃね?」ってなりがち。

他人と同じことをする、同じ方法論を取る、過去のヒット作をなぞる、それはリスクはないけど意味もない。突き抜けた作品聴くときめちゃいい気持ちになれる。

これは売らないといけない作品だ。

度々、逸脱こそ激情だと言っているけれど逸脱していてもフックがなければやっぱり人の心には響かない。踏み外した上で踏み抜く。サビで打ち負かされるようなフックのある日本語ロックなんてそうそうないので。

あと自分、良いメロディなんてものは存在しない派だわ。
そこに意味があるからそれが良いメロディになる。メロディ単体で良いも悪いもない。




2021/02/10

撮影してました。


俺は何もやってませんが、見てるだけの係をしてます。
でもいろいろテクニカルなところを盗んで自分が映像作るときの糧にしようと思っていろいろ見てました。こういうのは自分で作るのが一番面白いからな。

映像に限らずだけど、クオリティ高いもの作ろうとしたらプロの人を真似するところから。
問題はその真似を学ぶ機会は必ずしも誰にも開かれているわけじゃない。
自分でMVの編集はできるんだけど撮影もディレクションできるようになれば色々楽だと思うんだよね。お金も時間も。



2021/02/09

2020年代ネオクラストまだ続けるやつの強さというかSvdestadaすごくよかった。

 かつてストリングスを擁したネオクラストが存在していた時代があったんですが、いま2020年代にもなってSVDESTADAがアコーディオンを入れてタンゴとネオクラストを組み合わせたのを聴いて思いつかなかったけどやられたなって思いました。

[予約] Azabache / Svdestada (CD/LP)

http://longlegslongarms.jp/music/products/detail.php?product_id=2177


この音が何を想起させたかというとアストルピアソラ。


詳しくはwiki参照

バンドネオン奏者。タンゴとクラシックやジャズ要素も組み込んでいて、その楽曲の迫力と哀愁たるや凄まじいものがある。正確にはアルゼンチンなので(歌詞の中でのブエノスアイレスって言ってる)スペインなわけじゃないけど、これ自分たちのアイデンティティとなるカルチャーの話と繋がっていて面白いなって思った。

ネオクラスト、特にスペインのネオクラストの中にある情熱的なメロディっていう国柄を反映した要素があるんだけど「スペイン」の歴史を遡っていくと色々見えてくるものがありそうな。








2021/02/08

続) 資本主義ではもう俺たちは幸せにはなれない

老舗レーベル、StonehengeのFBへの投稿を受けて。

2020年には、非営利、DIY、パンクな通販であるストーンヘンジ通販は、Discogsの手数料に約310ユーロ、PayPalの手数料にさらに235ユーロを費やしているでしょう。これは、私たちのいわゆる集団的な「独立性」を満足させるためだけに、私が愚かな手数料だと信じているものに費やされた550ユーロに近いものです。このお金は、場所、人々をサポートするために使用されている可能性がありますが、私たちは集団的に私たちの "友人 "をサポートすることを選んだ、私たちのコミュニティの背中にお金を稼ぐそれらの資本主義的なプラットフォーム、そして私たちはコミュニケーションのための唯一の有効な方法として受け入れることを決めたと私たちのアイデアの普及など。はっきりさせておきましょう。私はこの問題の一部であり、したがって、この小さなテキストは、レッスンを与えたり、他の人を裁いたりすることについてではありません。自分がこの問題の一部であることを知っているからこそ、そして、この問題から抜け出したいと思っているからこそ、これを書いているのです。

アマゾンをボイコットするのはいくらでもできるが、消費とコミュニケーションとの関係の「驚き」は、今日の時点でトータルである。

驚嘆」というのは、私たちの情熱や政治的実践を管理する限りにおいて、友人ではない人々を集団的に信頼していることを意味します。嗜好の標準化、コミュニケーション手段の標準化です。それは私たちの関係を取り締まることである(アカウント停止などの脅しで、プラットフォーム自体を介した問題の規制...私たちに警官の圧力をかけ、私たちに必死のペースを課す消費者からのフィードバック)。それは競争だ(すべてのDIYパンクの通販は、例えばDiscogs上にあるので、あなたはかなり大きな通販であるか、またはいまいましい低価格を持っている必要があります...要するに、我々はすべて資本主義的な実行読書グリッドを介して競争の中に配置されています)。それは、コミュニケーションの信頼の消失である。それは、私たちが音楽を通して築き上げたいもの(非営利、DIY、国際主義、連帯など)を明確に説明することの集団的な不可能性である。

私たちは皆「ウェブビジネス」になってしまっていて、何も他の人と区別するものはない。でも、私はビジネスにはなりたくない。そして、実は私はそうではありません。私のパンク活動は非営利です。それは選択であり、私にとってパンクにおいて決定的に重要と思われるもの、資本主義社会に対する根本的な批判の根底にあるものなのだ。

とにかく、あまり長くは書きません。

私と同じような観察をしている人たちのために、私たちは特定のパンクや自己管理の方法を失い、資本主義的なビジネスから逃れて別の世界を構築しようとする欲望を失ってしまったのではないかと思うのだが、私たちはそろそろ自分たちを組織する時期なのかもしれない。

でも、自分たちで組織して、リーダーや利益を伴わない、全ての人に無料で、音楽と政治を結びつけるための我々の意志が再び目に見える形になるような、自分たちのオリジナルのコレクティブ・ツールを構築しようとしているかもしれない。

誰もが私たちの敵に年間550ユーロを無駄にするのではなく、快適さと利便性のうちに、私たちは一緒に私たち自身のプラットフォームを作成することを検討することはできませんでしたか?

私は何も考えていないし、私が想像するほとんどの人と同じように、たくさんの矛盾に巻き込まれているけど、それでも何か別のことをやってみようという意志はある。

これまでのように、国際的なパンク・コミュニティには、自分たちの首尾一貫性と自律性のためのツールを構築する能力とノウハウ、そしてキャパシティがあると確信している。

世界や他者から自分たちを閉ざすのではなく、自分たちの特異性を明確にすることだ。

ただの普通の利益主義のビジネスではありませんよね。

それがあなたにとって興味深いと思われる場合は、私に連絡を取ること自由に感じるか、または単に一緒にこのすべての議論を開始するか、または継続します。

パンクスをアップします。

Deeplに突っ込んで翻訳してみることをお勧めします。(上。適宜読み直して)

僕自身、資本主義世界で俺たちはもう幸せにはなれないって話を度々していますが、同じくらい旧い世代のいう民主主義でももう幸せにはなれないんだなと実感してます。

このポストでも「俺たちはただのウェブビジネス屋さんになっちまったのか?」という問いかけの提示はあると受け取った。

2010年から活動を始めた僕もたくさんのレーベルが活動をやめていったのを見ていった。もっと有機的なやり方、馬鹿みたいな資本主義の動きとは別の軸で、幸せになるやり方ってあると思っていて、それを構築するために僕は無駄なことをやり続けているのかもしれない。


クラッシュ並にファインドアナザーソリューションする必要があります。

2021/02/05

「歌」という存在を擬人化したら玉置浩二になってしまうんだと思う。


陽水と玉置浩二が神過ぎて思うんだけど、自分は人生の中で玉置浩二のライブって見ていないんだよな。井上陽水は一度だけ見ている。いつか見てみたいと思っていたらいつの間にかコロナになってしまった。死ぬ前に見たい人は、玉置浩二とASKAである。



こんなに反るのかってくらい反るスタイルが面白い。
マイクとの距離を自分で調整してるんだろうけど、これってEMOとは?ってところと少しリンクしていて、要はすげぇ声を大きく張っているパートでマイクとの距離を離すことによって、聞こえるか聞こえないか、でも聞こえるみたいなところのボリュームを狙っていく。

ギリギリのところが一番EMOなのだ。
演奏頑張っているのにギリギリ成立するアンサンブル、叫んでいるのに情けない声、境界線。



暇なのかと言われると否定したいんだけど見ちゃうのは海外の反応動画での玉置評。
彼は魂で歌っていると言われるとほんとそうだよなって思っちゃう。

すげー変な人みたいだけど、「歌」という存在を擬人化したら玉置浩二になってしまうんだと思う。



何を書こうとしていたのか忘れました。
また明日に。

2021/02/03

資本主義ではもう俺たちは幸せにはなれないからViva Belgrado聴く

 Twitterはひたすらアイドルをブロックしまくっている話をしたんだけど、数えてみたら160人くらいブロックしている。twitter仕様はたびたび変わっていくのだが、いまの仕様だとリプライといいねがつくとフォロワーに見えてしまうという仕様になってしまっているので見たくもない性的なビジュアルとおっさんホイホイ的な話がどんどん出てきてしまうのがつらくて、自分の心の健康を保つために目に付いたアカウントからブロックしている。

同じ理由で金をばらまいてフォロワーとRTを稼ぐアカウントをブロックしていて、それをRTするアカウントをミュートしていく。悪意を拡散するアカウントをブロックしていく。

上記、すべて資本主義的なムーブへの反抗として。


でも、自分がいくら左翼的思想になっていても思想の違う人のアカウントは排除しない。

それもまた資本主義的なムーブへの反抗として。




そんなバカなこと言っている暇はない。
再評価の動きは止まらないね。Yageが再発されます。
卸の予約できるかなー。頼んでみます。




そしてこっちはもう2月に届きます。


2020年でもっとも良かったScreamo。

3LAで予約できるようにしておきました。

1990年代〜2000年代再発だけ追うのではなく、今のバンドをフォローしていく。

これもまた資本主義的なムーブへの反抗として、なのです。


なぜかというと、資本主義ではもう俺たちは幸せにはなれないからです。

2021/02/02

クラブハウスはやらない

 気づいた余裕で1月終わってたしもう2月2日になってる。

1月はSWARRRMリリースをメインに動いている傍、インタビュー2件、コラム1件

アウトプットすくね〜〜。


spotifyで2019年聞きまくっていたのがpodlifthepodcastなんだけど、だんだん公開されるエピソードが微妙になっていっていった2020年、そして2021年になってから久しぶりに聞いたんだけど音楽の回だけは面白い部分が多々ある。面白いのは結局人間だ。

Podcastの時代ですよねって言われていたのが数年前、そしてYoutubeも矢継ぎ早に編集されたものよりもダラダラ聞けるラジオ的なやつのほうが良いな〜と思っている昨今。ついにclubhouseというアプリがネットでも話題になってしまったんだけど、ここまで来ていても今回は乗らないだろうなと思う。

もう完全にやるべきことに気づいてしまっているのと、そのためにやるべきじゃないことっていうのが大事なので時間争奪戦に参戦するべきじゃないんじゃないかとそういうことを考えている。パッと見た感じでもマーケティングに使おうと思っている方多数で、やっぱ商売のためのツールになってるともうつまんないので俺は無駄な方向へいく。

この1円にもならないブログとラジオと1円どころか莫大な利益をあげているディストロと共に生きる。




2021/02/01

他人の期待なんかに応えちゃいけないんだよなというのがなんとなくある。

 書く書く言っておいて書かないのが自分のスタイルになりつつあるんだけど、
(note書いてない)
他人の期待なんかに応えちゃいけないんだよなというのがなんとなくある。

期待に応えて評価されると今度はその人の期待にそえないと評価落ちるわけでそういうのから距離をとったほうが幸せになれるのではないかという説。つまりは逸脱。(無理やり)

Orchidの名盤、通称"Gatefold" 歌詞翻訳&解説 #1
https://note.com/3la/n/n63f0523a0352

だから、なぜOrchidの1曲目には「8ビートもブラストビートも必要なかったのか」ってところからその後の激情の思想が体系化されたようにも思える。2000年代の中盤、ヨーロッパの激情が確立されていった流れの土台にあったのはUSの激情で、当然Orchidの影響も大きい。DaitroはOrchidとは全然違うスタイルになっていくんだけど、ある意味Orchidのやってたことをもっとも理解していたんだじゃないのかと。すなわち逸脱。そして賛否両論。

killieの『殺しの呪文』もある意味逸脱。だけどkillieのリスナーでもその美学をわかっていないと伝わらない。究極的には他人への興味、他人を理解しようという姿勢。他人なんか理解できるはずはないんだけど、理解することを諦めない姿勢。この精神のバランスが難しい。

他人を理解できると思っている人は自分も理解してもらえるはずだと思っているから危ない。



2021/01/31

昔の人が「発射台と実弾を作りな」って言ってた。

Youtubeでマーケティングしようだなどという大それた資金も無いのでDIYパワーで動画を作っています。

動画について素人ながら色々見てきて作っている中で思うのは被写体の格好良さが一番大事で撮影のテクニカルな部分や編集のテクニカルな部分、あとセンスで成り立つんだろうけど良い画が作れるかみたいなところオンリー。ストーリー性を持たせようとしないからこそめちゃくちゃになるけどそれで良い。映画にストーリー性を求めないのもそういうところ。かっこいい画がすべて。



さて、公開してみて思うのは曲自体は2019年のスプリット7インチでリリース済みのものアルバム用に作り直しているものなので、驚きはないかもしれないと思って少し冒険だったのですが、しっかりインパクトを感じてもらえていて新曲として認識していただいているみたいで良かった。もしかしたらシングルリリースやスプリットでは届かないけど、アルバムで初めて届くというケースもあるのかもしれない。ちょっと自意識過剰は良くないなと勉強になりました。
作ってる側はシングル、スプリット、アルバムの流れを意識していても、受け手に届いていなかったら届くときが新曲ですよね。

映像の続編もあるので引き続きよろしくお願いします。
予約、してくれ。

2021/01/30

2000年代激情の再評価軸を、当時の感覚のままで受け止めてしまうと何かを見失うかもしれない。

Daitroの1stアルバムが2021年再プレスということで入荷してます。

Laisser Vivre Les Squelettes / Daitro (LP: Gatefold)







先日もYOU&Iについての情報を補足記事としてnoteに書いていたんだけど、いま再評価されてきている90年代、00年代のScreamoについて、当時の感覚、知識だけで受け止めてしまうと何かを見失うような気がしてきた。それは「なんだか2000年代Screamoって再評価されてきてない?」とずっと前から薄々感じていたんだけど、もはや確信の領域に入ってる。10年周期で時代がやってくるのは本当なのかもしれない。

そう思ったので、昔のレビューのテキストを使わないで今改めて聴いてみてのレビューを書き直してます。Raein(もう売り切れちゃってるけど)の再発のレビュー時も全部歌詞を翻訳して聞き直してみたときに、やっぱ最初聴いた時から10年くらい経っちゃってるからもう聴いてる自分のほうが別人格なんですよね、全然いろんなことがわかるし伝わり方が違う。Funeral Dinerの再発についてもそうかも。これもnoteに書きました。

だからDaitroについても書かないといけないなと思ってる。
2000年代に聴いていた自分にとって、それは新しい音楽の1つであったんだろうしそこに興奮してた。でも、いまの2000年代再評価は別に新しい音楽の1つとして再評価されてるわけじゃない。あの時代の激情は、シーンの隅っこのほうにあって、だからこそ誰かの居場所だったりもしたかもしれないけどその居場所はいまは無い。ただ共通しているものとか、今だからこそわかることって結構ある。そしてそれを言語化できそうな、できなさそうな微妙なラインだからやってみる価値はあるかもしれない。





2021/01/29

どんどん無意味なブログにしていくぞ。

ゲーム実況者のジャック・オ・蘭たんの動画を定期的に見ているんだけど、なんとなく習慣みたいになっているんだけど先日ニコ動からYoutubeに活動を移して1周年だったとのこと。


で、それ自体は誰にも関係ないと思うんだけど、1周年の節目であげてたこの動画は結構学ぶものがある。

なんか先日も「習慣」というのはやべえという話を三島由紀夫の力を借りて書いたつもりなんだけど、youtubeで毎日動画をあげることの効果という観点で実際にやってきた人の正直な感想が面白い。で、習慣って週一とかってあんま意味なくて「毎日」にしないといけないんだと思う。週一にしようとすると、週末にやろう、になって週末できなくて月曜にやろう、になって月末にやろう、になっていって、そのうち忘れて、一生が終わる頃に何か目的があったことも忘れてしまうんだろうなぁって。


結構ひろゆきも同じタイミングで似たようなこと言ってた。

人の一生は短いのよ。



2021/01/28

広瀬香美きくたびにうるせっって言っちゃう。

 はい。


いろいろMVをめぐる旅を続けているんだけど映像技術や美的感覚が洗練された現代のMVのほうが明らかにかっこいいんだけど90年代の金はあるはずなのに何もかもがダサいMVもまた味わいがある。でも広瀬香美は何回聞いてもうるせえ知るかと思ってしまう。


 

勇気と愛が世界を救う 絶対いつか 出会えるはずなの

はい。 

沈む夕日に淋しく一人 こぶし握りしめる私 週休二日 しかもフレックス 相手はどこにでも いるんだから 今夜 飲み会 期待している 友達の友達に

はい。 

目立つには どうしたらいいの 一番の悩み 性格良ければいい そんなの嘘だと 思いませんか?

知るか。 

Boy Meets Girl 幸せの予感 きっと誰かを 感じてる Fall In Love ロマンスの神様 この人でしょうか

 知らねえって。

ノリと恥じらい 必要なのよ

はい。 

初対面の男の人って 年齢 住所 趣味に職業 さりげなく チェックしなくちゃ

うるせえ。 

待っていました 合格ライン 早くサングラス取って見せてよ 笑顔が素敵 真顔も素敵 思わず見とれてしまうの

知らねえ。

幸せになれるものならば 友情より愛情 「帰りは送らせて」と さっそくOK ちょっと信じられない

知るか。 

Boy Meets Girl恋してる瞬間 きっとあなたを 感じてる Fall In Love ロマンスの神様 願いをかなえて

はい。 

Boy Meets Girl恋する気持ち 何より素敵な宝物 Fall In Love ロマンスの神様 どうもありがとう

うるせえ。 

よくあたる星占いに そう言えば 書いてあった 今日 会う人と結ばれる 今週も 来週も さ来週もずっと oh yeah!

うるせえ!!

Boy Meets Girl土曜日 遊園地 一年たったら ハネムーン Fall In Love ロマンスの神様 感謝しています

はい。 

Boy Meets Girlいつまでも ずっとこの気持ちを忘れたくない Fall In Loveロマンスの神様 どうもありがとう
うるせえ