2021/01/30

2000年代激情の再評価軸を、当時の感覚のままで受け止めてしまうと何かを見失うかもしれない。

Daitroの1stアルバムが2021年再プレスということで入荷してます。

Laisser Vivre Les Squelettes / Daitro (LP: Gatefold)







先日もYOU&Iについての情報を補足記事としてnoteに書いていたんだけど、いま再評価されてきている90年代、00年代のScreamoについて、当時の感覚、知識だけで受け止めてしまうと何かを見失うような気がしてきた。それは「なんだか2000年代Screamoって再評価されてきてない?」とずっと前から薄々感じていたんだけど、もはや確信の領域に入ってる。10年周期で時代がやってくるのは本当なのかもしれない。

そう思ったので、昔のレビューのテキストを使わないで今改めて聴いてみてのレビューを書き直してます。Raein(もう売り切れちゃってるけど)の再発のレビュー時も全部歌詞を翻訳して聞き直してみたときに、やっぱ最初聴いた時から10年くらい経っちゃってるからもう聴いてる自分のほうが別人格なんですよね、全然いろんなことがわかるし伝わり方が違う。Funeral Dinerの再発についてもそうかも。これもnoteに書きました。

だからDaitroについても書かないといけないなと思ってる。
2000年代に聴いていた自分にとって、それは新しい音楽の1つであったんだろうしそこに興奮してた。でも、いまの2000年代再評価は別に新しい音楽の1つとして再評価されてるわけじゃない。あの時代の激情は、シーンの隅っこのほうにあって、だからこそ誰かの居場所だったりもしたかもしれないけどその居場所はいまは無い。ただ共通しているものとか、今だからこそわかることって結構ある。そしてそれを言語化できそうな、できなさそうな微妙なラインだからやってみる価値はあるかもしれない。





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