2021/07/03

デリバリとしてのレコード屋という存在が世間に理解される前に俺は死んでしまうだろう

DIYで生きて行く的な人生テーマについて、人間的なジャンルが違っても結構みんなが共通して認識している課題なんじゃないかなと思っている。
例え会社員として給料をもらいながら生活をしていても、自分のやりたいことで少しでもお金が回るようになれば、まぁ幸せには近づくような気はしますよね。


流通の本をすこし前に買って主要なところはだいたい読んだのだが、外見も面白かったけど内容もかなり良かった、ということがありました。


これです。結構真面目にオススメです。

Amazonのレビューを読んでもらえればわかるとおり、評価はめちゃくちゃいい。
すべての小売や作り手にとって考えさせられる内容である、と同時にこの本って雑誌のはずなのに広告は全く入っていなくて、本の流通システム、業界的なところに関しても批判的なところもあって、そういうところ込みで面白い。
そして、すべての記事を「音楽に置き換えて」読むことは可能だと思った。(自分はそう読んだ)
「いいものを作るとは何か」
その問題提起である。
https://note.kohkoku.jp/n/nd51eeaa5a989 (noteもありますね。)


広告、流通だけにとどまらず映画や批評、音楽業界的なところについても触れられており、「いいものを作る」ということの中に「いいものを届ける」というところまで含めて語られているところが良い。だが音楽についての内容は若干踏み込みが甘い。音楽を届ける、ということについて、やはりマーケティング的にレコード屋や、ましてはディストロという存在は蚊帳の外という感じだ。評論家、アーティストだけじゃなくて、ここに流通や小売の話を収録しないのはさすがにデリバリの話としては嘘じゃない?


そもそも、アーティストとリスナーの間に取り継ぎのような形で存在してきたディストリビューターは中間搾取、中抜き的な立ち位置になっていた時代がある。そしていまのデジタルディストリビューションの時代において、すでにアーティスト→リスナーにダイレクトに音楽を届けるということは可能になっていて、レーベル不要論、ディストリビューター不要論、レコード屋不要論、もろもろ.....。


このあたりの話ってほとんど主観の意見をそれぞれが言ってるだけって感じ。
制作費がいくらだとかプレス費がいくらだとか流通の取り分が何割で販売店レコード屋の取り分が何割で...みたいな話ばっかでやっぱみんな金大好きだな。

『フィジカル』と『配信』どちらがアーティストにとって良いのでしょう?

そんな話、面白い?と思ってしまう。レコ屋の人が言う、レコ屋必要論もうさんくさい。
サブスクのプレイリストもレコメンドも基本的には似通った共通点を分析しておすすめしてくるだけなのでそんなものは発見とは呼ばない。最初から内に存在しているものを確認している作業に過ぎない。


ほとんどのレコード小売店がコンテンツ勝負になっていて、売れるものが売れるし売れないものは売れない。そんな中でよくわからんアーティストをお客さんに売りつけることができるレコード屋がいくつ存在するのか。ポリティカルとポエムの話ばかりじゃなくて、しっかり音の話ができるメディアがいくつ存在するのか。東京にはBIG LOVEくらいしかいないんじゃないか。


俺はレーベルもレコード屋も、基本無用だと思ってます。
そんなものは世間から必要とされるほうがおかしい。
なので我々が相手にしているのはいわゆる世間ではないのだ。
魑魅魍魎、妖怪の類なのだ。
そんな輩が集まってくるレコード屋という存在が世間に理解されることはないのだ。
レコ屋、ディストロの存在の価値はそんなところにはないのだ。


もちろん今日の話も全部嘘です。



ポリティカルの話はSNSバズりやすいけど音楽から遠ざかってはいけない。



Turnstileはやたら人気なんだよなー。




漫画ってわかりやすい。
話が面白かったり画がかっこよかったりとか色々あるんだけど、ジャンプ漫画の普遍性ってやっぱすごいなと思う。




2021/06/21

他人への興味の欠落と、海外の音楽への興味の欠落は、同じ流れの上にあるのかもしれない

前回リリースして即ソールドしてしまったDaitroを2ndPressします。

https://longlegslongarms.jp/3la_releases/36/daitro_complete_discography_2nd.html

正直な話、1stPressの300セットが即ソールドしてしまうとは思ってなかったのです。
だってScreamo/Skramzの音源なんて日本で買い続けている人間なんてせいぜい20人程度ですから。
世界の片隅に体育座りしているScreamoバンドの音源を日本に持ち込んでディストロしている、僕はそんな20人のためだけに。

それは「よくわからん誰か」というマスに向けてではなく、会ったことは無いけど嗜好もなんとなく把握している具体的な誰かを想像している相手に向けての商売。
そして想像の外にいる人のことは、やっぱり及ばなかったですね、数が全然足りませんでした。
しかし、だからといって大量生産はできません。2ndPressは200セット限定です。限定というより、このあたりが適切な数だと思ってます。
それはマスに届けるための音楽ではない....。


欲しいけど手に入れられなかった人、そしてこれからDaitro好きになるかもしれない人(こちらはプラスα)がそれくらいの人数。
レア盤になりそうだから、メルカリで高騰しそうだから、ではなく今の時代に彼らの表現が本当に響くと僕は思ってるし必要だと思ってる。
そう思える人たちに届けばいいなと思ってます。
だから1stプレス見逃してしまった友達に、再発してるよって伝えてください。


Tenueも発送を終えました!
LPなのでこちらは再プレスはなかなか難しそうっすね。
...and its name was epyonもそうだけどこのあたりは好きな人に確実に届けられれば十分という気もしている。で、今Tenueの良さに気づかない人は、その人にとってのタイミングは今じゃない。矛盾しているようだけど、激情好きな人を増やしたいなとは思っていて、入り口として大事なのはDaitroとかのカタログを切らさないことなんだろうなと思う。

新譜が常に素晴らしいわけではないし、新しいバンドがすべてなわけじゃない。いま起こっていることを今理解できなくても、後から理解されたり、後から追いついたときがその人にとっての一番のタイミングだと思う。



創刊されたZINE、"MISTRUST"を読んでた。カラーなのがすごい。
その中でmoreruは「激情嫌い」と公言しているのだが、どう考えても彼らは激情のこと好きだろと思ってしまう。激情として扱われてるジャンルが嫌いなのは、わかるような気がするが。


でもmoreruって「激情として認識されてるか?」と考えるとその答えは「NO」だと思う。
旧来の「ハードコア」と思想的にもサウンド的にも違う。でも考え方はオルタナティブだと思う。そのオルタナティブな部分が本当の激情バンド、例えばPortraits Of Pastのように誰かを怒らせたり否定されたり嫌われたりしながら自分たちを信じているエモーティブな表現を貫いたバンドたちと共通する点があると、"僕は"、感じている。他の人は何をもって激情だと言っているんだろうか。激情を深く聴いている人は、そんなこと言わないような気もする。知らないけど。



新宿でインタビューを収録してきた。久しぶりの新宿はまだ緊急事態宣言解除前、酒を出す店が閉まっているところが多く人も少し少なめか戻ってきているような気もするけど。あとストリート飲みが数は少ないが目立つ。いまの時代っぽい。


音楽はすげー感情的なものだから、それが政治的に正しい/間違っている以前に、その人に合う/合わないというところは大きい。例えば「ヒップホップが嫌いだ」と言っている人がいたら、その人はヒップホップをほとんど聞いていない「食わず嫌い」の人だ。そしてもし「ヒップホップなんてものは全然良くない」なんて言いだしたら、嘘つきかもしれない。音楽の1ジャンルでも深く聴いている人は、ジャンルの中に無限のグラデーションが存在していることは理解しているはずだ。


それなりに歴史を積んできた音楽の1ジャンルにおいて、ヒップホップだろうがパンクハードコアだろうがメタルだろうが、その中に様々なグラデーションが存在している。そのグラデーションの中に自分にピッタリの、奇跡の一枚が存在していることを知っている。これがディガーの思想だと思う。かつて日本語ラップがすごく苦手だったが、THA BLUEHERBやMSCや降神とかが好きになれたのは、暗いビートや知的な言葉の組み合わせが自分に合ったからだと思っている。そこから他のヒップホップのアルバムを聴けるようになっていく。

でもそれができたのは別の音楽ジャンルをたまたま深く聴いていて、ジャンルの中にグラーデーションがあることを理解していたからかもしれない。「もっと暗いやつはない?」「もっと声が低いほうが好きかも」「音はマッチョなやつより、ショボいほうがむしろ好きだな」そうやって自分というものを知っていく。その過程は、ジャンルを知るというより自分を知るということなのだ。


ちなみに、邦ロックファンは全然音楽をディグらない傾向があるらしい。
同じアーティスト、同じ曲をひたすら聴き続けている、というデータはサブスク時代になってより鮮明に浮かび上がっているという。YOASOBIの「夜に駆ける」は2019年のリリースだが、Spotifyの今週の再生ランキングの4位に入っていた。(「〜〜な人が多い」と文章書く人は根拠を示すべきだと思う)
それが良いことだとはあまり思えない。一方、自分の周りの人は結構雑食に音楽を聴いている人が多いと感じていて、1ジャンルだけをストイックに聴き続けている人はいない。

他人への興味の欠落と、海外の音楽への興味の欠落は、同じ流れの上にあるのかもしれないと思う。乱暴な言い分だ。香港で起こっていること、ミャンマーで起こっていること、ウイグルで起こっていること、イスラエルで起こっていることなんて誰が気にして生きているのか。残念ながら興味は敬意と繋がっている。


すげーどうでもいいんだけど、月曜にラジオで米津玄師が流れていて、
リスナーからのお便り紹介で、米津を好きになったことをきっかけにもっと知りたいと思うようになりTwitterを始めたという人のエピソードがあった。BTSなんかも、もっと歌詞を知りたいが故に韓国語を自力で勉強しだす人もいるという。自分で何かを始めた人の世界は様変わりしたと思うので、音楽が世界を変えることはある。と改めて思いました。




音楽配信の「おすすめ」は似た曲ばかり? そんな悪循環から脱却するために必要なこと

https://wired.jp/2021/01/27/spotify-feedback-loop-find-new-music/

それは新譜のレコードに興味を持つことが解決策です。







2021/06/09

ディストロで音源を漁ってる人は世界からみたら狂人だけど、絶対に必要な人間。それだけが人間と言ってもいい。

全員必読。

https://note.com/actionbyrevenge/n/na27f0b7bef28

某氏による備忘録的ブログ、クソ長い。

クリエイターというバンドをご存知だろうか?という導入から始めるくせに、文章中で一番大事なのはクリエイターの話ではなかった、というまさにコピーライティングセンスとはこのようなことを言う。商売とはこうありたいものですな。


さて、僕も音楽を紹介している側のはしくれであったり、自分が専門でない分野に関してはほとんど信頼している誰かのフィルターを通して音楽を知っていく。なるべく自分に影響度の大きい店には定期的にお金を落とすように意識し、noteで課金したり、現物を買ってみたり、知らん人がZINEを作ってもひとまずは買ってみたり、というようなことをしている。自分のほうも普段は全く売れないような音楽をせっせと入荷し、嘘と真実を織り交ぜた怪文書をレビューと称して掲載し、売れてもたいした利益にもならんことを長年やりつづけている。この作業だけで考えてしまうと無駄だなーとか、レビュー読んでるくせに誰も買わねえな、とかRTとかいいねとか要らんのじゃ、レコードを買えレコードを。などとブツブツ言っていたりするが、大きなリリースモノがあるとたくさんの人が買って行ってくれるし、長年の付き合いからなのか予約商品が半年届かなくても何も言わず待っていてくれたり(Soul Gloやコロナ期の音源についてはすみませんでした)、海外レーベルとも信頼関係ができたりして、Daitroの編集盤のリリースが実現しちゃったりする。総合的にみたら、まぁまぁの金額を報酬を受け取っているし、還元されていない、とは思わない。でも1組、1組のバンドへの還元はできているのかというと、そんなことはなさそうだよなと思う。このコロナ禍で潤ったのは通販の強いレーベルやレコ屋であろう。アーティストやライブハウスで売り上げが伸びた人はいるのだろうか。


映像を編集しました。みんな見てね。

色々あって遅くなりましたが、日々勉強すね。外注して良い部分/悪い部分、自分がディレクションしないといけない部分、自分しか作業ができない部分、そういうところの線引きが明確になりました。己の未熟さ故の遅れと認識している。

まぁしかし、翻訳関係はいま外注しているんですが、かなり良い関係を築けています。
いろいろ作業していて気付いたんですが僕がその作業する人がなぜその表現をしたのか、という解釈に興味を持っていて、その表現を選択した理由があるなら正だし、理由がなければNGだ。Daitroの歌詞は女性の方で、やりとりをしながら丁寧な翻訳をしてもらいました。TenueやAINWE、この先にリリースするNo Manなどは同じ男性の方が作業していて、それぞれの作品で意訳をつっこんで来ていますが、バンドの表現を汲み取ってくれてすごいなと思ってます。ご期待ください。


「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す、恐ろしい未来
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81647

最近バズっていた記事、これは最初に紹介した某氏が指摘していることに近いものがあると思う。Netflix、いわゆるサブスク的な「コスパ」と、早送り機能という「便利さ」、それによって失われていくもの。ちなみにTwitterでいうところのRTやいいね機能も危ない。


現代人は読まない…。リンク先を見ずにリツイートしまくる人が大半であると判明https://www.gizmodo.jp/2016/06/22_5.html

Netflixも足早に消化していく人が膨大なテキストのブログなどを読むだろうかと考えると答えはNOなのである。RT先の記事をきちんと読んでるやつはほとんどいない。自分こんなことに興味あるんですー(でもちゃんと読んでないし商品も買わないっす)というアピールに使われ流れていくレコード屋のツイートが不憫である。

インスタント、すべてがインスタントなのよ。


こんな世界なので、サブスクで聞くより1000倍くらい高価なレコードで音楽聞くこととか
それをAmazonよりも高い謎の個人商店で購入するとか
Screamo/Skramzのバンドたちがハイプな流行から距離を置いてバカにされながら音楽続けてることとか
限定したプレス枚数で限られた人だけに現物を届けようとしてることとか
すべてがつながっていると思います。


なのでこの程度の文章を長文と思わずに読了し、ディストロで音源を漁ってる人は世界からみたら狂人だけど、絶対に必要な人間。それだけが人間と言ってもいい。









2021/05/31

真面目にB'zのこと書くぞ

 最近はPortraits Of Pastのことばっか考えている。というか、久々に再入荷して音聞きながら過去の映像もみたりしていたけど、やっぱりこのバンドが90年代に存在しているのがオーパーツ過ぎるとしか言えない。過去のインタビューでも最初の音源での録音はペダル無しでアンプと部屋鳴りの響きしか録音されていない。でもギターの音にはめちゃくちゃこだわったと書かれていて、その秘密というが凄く気になっている。コーラスじゃなくてギターをダブルトラックで録音したと書かれていたので、その感じも大事なのかもしれないな。意図的な部分と偶然の部分が合わさって奇跡が起こっているんだけど、それが2000年代激情の礎になっていると確信を持てる音。

B'zの稲葉さんと桜井さんの対談、がっちり全部聞いてしまった。

B'zのライブでも稲葉さんのMCって結構寒くて、トーク力そんな無いように思えるんだけど、すげー一般人っぽい感じで桜井さんにいろいろ聞いているのが面白い。ボーカリストってすげー大変だなーと他人事のように思う。

B'zはコロナ期になって大御所バンドらしく、過去映像を公開したり、大掛かりな配信ライブイベントを行ったりと、これまでやってこなかったことに挑戦している印象だけどここに来てスブスクも解禁、ということで、このブログでも度々B'zについて言及してきたのだが、このタイミングで一筆かけなければ嘘であろう。


自分が熱心にB'zを聴いていた時期が限られているのでだいぶ偏見が入っていそうだが、B'zの初期はTMN的デジタルなロック、BOØWY等にも流れる文脈として、アメリカの"ブルース感"を排除したクラブミュージック的〜それがTAK松本氏がルーツである70's、80'sのHM/HRへの愛を我慢できなくなってしまって初期とは全く逆のブルースへの回帰が起こる。その方向性の終着点が"The 7th Blues"。ここまでの流れは、よく言われるように洋楽パクリ/オマージュ的な手法が濃いのでコアな洋楽ファンからは批判されるところであるっぽいのは理解できるのだが、実はアルバムからのシングルカット曲が結構少ないのがB'zの特徴だと思っていた。例えば、「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」はめちゃくちゃヒットした。キッズのときは、シングル曲は次のアルバムされる、みたいな知識がなんとなくあったのに、「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」はアルバムに全然収録されなくてガッカリした記憶がある。しかしこうやってサブスクで時代毎の作品を追っていくと、「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」は1993年当時のB'zの流れとは明らかに異質だったかもしれない。これから『The 7th Blues』(1994年)で思いっきりアメリカンでブルージーなハードロックアルバムをリリースするタイミングで何故あんな曲をシングルカットする必要があったのか。当時のTVドラマ主題歌やCMタイアップという日本独自の文化がB'zの歴史におかしな違和感を与えているとも言えるし、しかしその文化によってB'zはお茶の間レベルで広く浸透し、多くの少年たちにロックの道への扉を開いたとも言える。歌謡ハードロックとバカにされる面はあるけれど、いまのオーバー30の人間にとってはそこから本物の洋楽(この呼び方もどうかと思うが、当時のことを思い出してあえて洋楽と言う)を聞くようになったリスナーも多いはず。

そんなこんなで、B'zはシングル曲がめちゃくちゃ強かったので、91年の「ALONE」、92年の「Blowin'」「Zero」、93年の「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」「裸足の女神」94年の「Don' Leave Me」「Motel」、95年の「ねがい」「love me, I love you」「LOVE PHANTOM」、これ全部がめちゃくちゃヒットしていた。それで95年はその絶頂期、しかもシングル曲がすべて収録されたアルバム『LOOSE』は個人的にはB'zの最高傑作だと思う。しかし、97年の『SURVIVE』も双璧を成す傑作でここの判断はいつも迷うんだけど、それまでの作品のかっこつけた(そしてアメリカンなイメージにひきづられていた)稲葉さんとは違って自分をさらけだした歌詞世界、そして日常から新しい世界へいつでもドライブできるというメッセージ性、これは当時のJ-POPが恋愛の歌ばかりだったのだけどB'zはだんだんそこからズレていって、もっと普遍的なテーマへ接近していくきっかけになったアルバムとも言えるとおもっている。それが、恋愛というテーマではない97年の『SURVIVE、99年の『Brotherhood』というアルバムにつながっている。この3作は、Mr.Childrenの『深海』『ボレロ』『Discovery』的な気もする。先日の対談の動画でも、恋愛に興味がなくなって男としてどう枯れていくかに興味がある、と桜井さんが言っていたのが印象的だった。

TAK松本氏のギタースタイルの変遷も、ワウやアーミーを駆使したフレーズが印象的な時期や、レスポールでのフロントピックアップ側を使用したトーンだったりもあるのだけれど、個人的には彼のギターの肝はそのサウンドよりもフレーズの組み立て方にあると思う。それはやっぱり小節跨ぎのトーンの置き方なのかなと思っていて、これは2000年代以降はだんだんなくなっていくんだけど、4小節、8小節、そのキリが良いところにフレーズを当てはめておらず縦横無尽に流れていくスタイルは、あんまりいない。ラルクのKenもちょっと近いものがあったかもしれないけど日本人にはほとんどいないギターのプレイスタイルだと思う。今の時代、ギターヒーロー的な存在は少ないのだけれど、サブスクで改めて時代毎にプレイスタイルを追っていくと彼の凄さ、アイデアの量には圧倒される。あと、あまり言われないことなんだけど、クリーントーン、クランチトーンでのバッキングでのカッティングの見事さ。目立たないところでもめちゃくちゃうまい。

この曲のバッキングめちゃ好きなのにライブでTAK弾いてねえじゃんとなった。

B'zのアルバムの話に戻そう。つまり、当時は彼らはシングル曲は売れるためにやってるんだと思った。だから僕はアルバムのほうが面白いと思っていた。で、ミニアルバムの『Friends II』の存在を忘れていた。コンセプチュアルな作品で冬な雰囲気がめちゃくちゃいい。「いつかのメリークリスマス」が有名なのは『Friends I』のほうなんだけど、AORなB'zを聴けるのはこの作品しかない。全体を覆う暗さは稲葉さんのソロ作のほうに近いかもしれないんだけど、この作品のギターのトーンは凄すぎる。そして、B'zの作品で僕が唯一、これは演奏のミスが収録されているのではないのか?と思う箇所が一箇所だけある....。これは永遠の謎だ。

98年に出た二枚のベストアルバム、『 Pleasure』『Treasure』はマジで最高だった。シングル曲がこれまできちんとアルバムに収録されなかったこともあり、これはこれで編集盤だがアルバム作品として成立している。ここで、B'zは過去のヒットシングルをすべて出しきり、完全メタルアルバム『Brotherhood』をリリース。Rage Against The Machine等からの影響も感じる、全作品の中でも最もヘヴィ、そしてももっともシンプルなバンド構成、ギターのオーバーダビングもめちゃくちゃ少なくて、このあたりヴァンヘイレン的であるのかもしれない。こういった挑戦ができたのも彼らがめちゃ売れて実績作れてたからなんだろうけど、音楽的な挑戦はこのあたりがピークだと思う。以降の作品は、音楽的な挑戦というよりは、だんだん変わらない感じになってしまって、面白みは少なくなっていく。小さなところでもマイナーチェンジや変化はあるんだけど、どうしても刺激的ではなくなっていってた。なんか精巧なB'zのカバーバンドみたいな感じになっていってるような...。

でも、2015年のEPIC DAYのツアーのライブは良かったけどなぁ。なんだかなーって感じなので、2019年の『NEW LOVE』ちゃんと聞いてみようかな。






SNSのバズに乗っていくパンクバンドとレーベル

 


なんとなくトュイッターのRTに乗ってしまったけど、これはRTするべきじゃなかったのかもしれないと思っている。


少し前にSNSで話題になって、その後Epitaphと契約を発表したっていうThe Linda Lindasは確かに良いバンドかもしれないけれど、SNSでバズり(それは音楽ではなくポリティカルな話題でのバズであり)そこにEpitaphというパンクレーベルが乗っかり、そして自分も、日本人のリスナーも乗っかっていった。でももっとリアルな現場で同じように差別や偏見と戦っていて、音楽的な表現力もあって、各地のローカルシーンと繋がりながら独自の活動しているバンドはもっとたくさんいる。この一連の盛り上がりを見ていると果たしてこれでいいのか(いや、自分の向いている方向はここじゃない)と思えてきた。Epitaphの契約が、このSNSバズの前に決まっていたのか、後だったのかはわからないけれど、発表されたのは後なのでやっぱりEpitaphのジャッジの基準にSNSのRT数、いいね数が影響してしまっていることは確かなんだと思う。


そして、Epitaphの契約を断って解散していったG.L.O.S.S.というバンドのことを思い出したりもする。あのバンドのステートメントのほうが誠実だったかもしれない。

https://arsemard.tumblr.com/post/150294983982/%E7%96%91%E5%95%8F%E3%81%AB%E6%80%9D%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%81%94%E3%81%B8

まぁそれは自分の性格の悪さがそう思わせているのかもしれない、という面はある。


ディストロ、レコード店というのは流通を司るわけだけど、今やっていること、これってすごく古臭くオーガニックなやり方だけれど、僕の好きなレコード屋は音楽とレコードを丁寧に扱っているし、その「届け方」というものを特別なものにしている。これってSNSのバズ、つまりRT数やいいね数がものを言うような世界と、全く別の世界を作っていくという流れにあると思っている。


僕にも政治的な思想はある。けれど、どんな世界を作ることに時間を作っていきたいかという問いとレコード/ディストロに関わることはセットになっていて、SNSのバズ(いまではそれが、物事を面白くなくしている、単一的な指標になっている)によって動かされる世界は僕の目指しているところではない。政治的に正しいからといって、その音楽が良い音楽だってことには絶対にしちゃいけない。


まぁそんなこと気にせず若くてかわいい女の子がバンドやってるってことでいいじゃんと思うかもしれないけれど、そういう意味でいうと僕はBABYMETALにだってむかついてる。(音楽的にめちゃくちゃクオリティ高いのでマシですが)


SNSは人を刺激するツールだ。欲望や、嫉妬や、憎しみを刺激し、増幅させる。それが誰の金になっているのかを真剣に考えないといけない。






2021/05/13

東京オリンピックの行方(予想A: 開催実現パターン)

 オリンピックがやるの?やらないの?と今になってもはっきりしないんだけど、本当に実現するパターンと、やっぱりやりませんパターンがあってどちらの可能性もまだあるなーと思うのが正直なところ。


出来レース? 73億円「五輪アプリ」の入札期限がわずか4日半、応札1者のみ 公正性に疑問の声

https://www.tokyo-np.co.jp/article/97648

こういうニュース入ってくる度に「やるつもりなんだ」って思うんだけどたぶん品質ガバガバなアプリが出来上がるんだろうなーという気しかしない。逆に見てみたい気もするが。オリンピック開催って7月なんだっていうのを最近知って、たぶんコロナじゃなくてもグダグダになるだろうなって思うのは、どう考えても日本の上のほうにいる人たちって優秀じゃないからなんだよな。

7月、オリンピック開催、不参加国多数だが開催したことによりIOCへの賠償は回避した。

8月、都内を中心に感染が広がりはじめる新種のウイルス「トーキョーウイルス」。高齢者を中心に高い感染力と死亡率を誇り既存のワクチンが効かない。東京医療崩壊。
再度の緊急事態宣言が発令されるが、既に信用を失った政府に従う店舗は少なく飲食店の5割は営業を続行、死亡者が50万を超え東京はもはや収拾不可能な状況へ。

9月、それでも死亡率の低い若者たちは変わらず外出を続けていくが実は彼らはインターネットでゆるく連帯した反体制組織であることが明らかになる。当初メディアは批判的であったが、反体制組織は現状を招いた責任は政府にあるとして反論、彼らのロジカルな主張は若い世代を中心に支持を集め、ウイルスを拡散することで老人中心主義を打倒せよという大きな流れが生まれていく。

10月、優秀なトップが率いる中国がトーキョーウイルスのワクチン開発に成功。それもそのはず、反体制組織を裏で支援していたのは中国だったのだ。既に国会議員にも感染が広がっていく中で、ワクチン欲しさに反体制側に寝返る議員が続出、彼らのロビー活動により世論も変化し反体制組織は合法な政治結社として認められることになる。

11月、現政権は無理やり解散となり、選挙の結果、中国の支援を受けた若者たちの新党が与党となる。彼らは優秀な頭脳と実行力を持ち、次々と法律を改正、行政のあり方を見直し、日本経済を立て直していく。一方で社会的弱者は容赦なく切り捨て、無駄なものであるとして社会保障制度は大幅に縮小、稼ぐ力のないものはのたれ死ぬしかないという完全な弱肉強食の世界が出来上がっていく。日本はどうなってしまうのか....!!!

(全部嘘です)


snagの新しいアルバム、こちらも3LA共同リリースに名前を連ねています。彼らの売れなさそうなScreamoこそ本物だと思っているからね。


めちゃいいんだけどニューリリースが出ているわけではない。LP欲しいなと思っているんだけど出るのかな。MVの色合いがとても美しい。


Hiatus Kaiyoteちゃんと聴いたことなかったけどこういう感じだったのか。
ライブやばそうだな。


Twolowで詰まったときはTADに戻る。どっちもTだし。
マジ分析するとコードに対してのTADの歌メロディの外し方は狙っているというよりは天然なんだろうけれど、それが彼のシグネイチャーになっていると思う。

音の外し方みたいな話でいえばカネコアヤノのほうは意図的にトーンの外し方で、ここまでコントロールされていると執念を感じる。ただこのMVは天才的だと思った。

「完璧とは、他に足すべきものがない状態ではなく、他に引くべきものがない状態である」

と言ったのはサンテグジュペリだが、何もしていない映像だが曲の内容を最も体現している演出なのではないだろうか。


ぜんぜん意味がわからない。






2021/04/29

北区の恩恵を受けてる

 鮮魚店で魚を買うと結構満足度が高くて、焼き魚でもスーパーで売っているものとは味がぜんぜん違うんですよね。なのでたまには鮮魚店で魚買いたいなってなるわけです。


そこではレコード屋もいっしょだと思うんですけど、個人商店みたいなもんなんでやる気ないアルバイトっていうのがいないというか、活き活きとしてますよね。魚だけに。そして恩恵もある。



うお

店が閉店してたんだけど、閉店時間に到着が過ぎててあちゃーーってなってたら店の方があけてくれて(これがまずバイトではできない①)買って行きなってなって、とりあえずマグロとスズキ買おうとしたら、こっち買いなよって特上中トロをくれて、しかも価格も1/3くらいまで負けてくれて(閉店後だったから廃棄になるものだったのか?バイトではできない②)そして買い物おわったらなんかお土産までくれちゃって「孫みたいなもんだから」と言われて、もう30も過ぎてそんなこと言われるのかと思いつつ、これはまた行かなきゃいけないな、次は正規金額で買おうって思う。実際北区は住民の平均年齢は高いらしいです。


そう思うと、廃棄予定だったブツをさばけて、しかも店のリピーターになってもらうならこの出費は別に損でもなんでもないという判断(バイトではできない③)があったのかもしれない。

個人店で買うっていうのは大事なんですよ。

2021/04/24

民主主義を否定しよう

日本では民主主義は普通に機能してると思う。

アホな国民性にふさわしい政治家がきちんと当選してアホな政治してると思うのです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200706-00186658/

「若年層と団塊世代層で政治に対する意見力は2倍から3倍の差がある」

民主主義の投票によって選ばれている政治家たちが政治を動かしているならば民主主義は機能していると言えるのです。自民党も、東京都都知事も選挙で勝ってそこにいるのです。

民主主義とは、全体の幸福のために自分の幸福を少し我慢することもあります。

しかし老人の、老人による、老人のための政治。

選挙の1票の価値は全員が同じなのだろうか?

(不安でしかない)未来のある若者と、自分の生きる数年先の未来まで逃げ切れればいいだけ老人と、人生の価値は同じなのだろうか?

学んでいるものと、学ばないものの意見の価値は同じなのだろうか?

民主主義とは、そもそも平等なのだろうか?

いまこそこの国の民主主義を否定し、私たちは老人とは異なる価値観を持つ者たちと団結し、戦わねばならないのではないか?

という結論に達して、緊急事態宣言に従わずむしろ外出して遊びまくる人が出てきたとして、

その人は間違っていると言えるのでしょうか?










例えばの話です。全部嘘なので真に受けないでください。



https://amzn.to/3dKYoYc

2021/04/15

僕が子供の頃、ビートルズは「30年前の音楽」だった。今ではMETALLICAがブラックアルバムが「30年前の音楽」だ。

 METALLICAがブラックアルバムをリリースしたのが1991年で、今年で30周年になるのですね。と思って聴いてました。僕が子供のころにとって、ビートルズって「30年前の音楽」ってイメージだったので、いまでは30年前の音楽がメタルってことなので、いわゆるおじいちゃんの世代にもロックやメタルを体験している世代になってきている。全部過去の話。

https://rollingstonejapan.com/articles/detail/26430/1/1/1

メタリカとはなんぞや的な話と共に「良い音楽とは」っていうテーマをうっすらと考えている。そして度々言っているんだけど、良いメロディも良いリフも世の中には存在しない、それらは音色と密接な関わりを持つことで「良い」ものとして成り立っているのだから、やっぱり一番重要なのは鳴っている音ではないか?と思う。

という仮定があって、メロディ単体、リフ単体で良いも悪いもない説を推している。ジェイムズは稀代のリフメイカーだと言われているけれど、それはダウンピッキングの技法、そしてラーズのドラミングとのコンビネーション、バンドのサウンドメイキング、等の要素と共に成り立っているので、やっぱりジェイムズのリフのみで成り立っているようには思えない。バンド全体を統括するラーズは、演奏者としてよりもプロデューサー的視点を持っていたのだろうなと思う。

アルバム『メタリカ』の指揮に、プロデューサーのボブ・ロックを起用するというバンドの決断は物議を醸すものだった。なぜなら、このカナダ人のプロデューサー兼エンジニアは、当時モトリー・クルーやボン・ジョヴィ、キングダム・カム、ザ・カルト、ラヴァーボーイとのスタジオ作業で有名な存在で、この5バンドにはスラッシュ・メタルの特徴がほとんどなかったからだ。だが、メタリカのメンバーは、この5バンドがロックと共に作った音楽ではなく、これらのバンドのサウンドを作った彼の手法に興味を持っていたのだ。

このあたりも裏付けになるんだけど、バンドとしてもそこを認識していて、自分たちの音をどのように鳴らせるかという方向性がボブロックの起用だったのではないかと。

METALLICAは曲で差別化を図るバンドではなく、音で差別化を図るバンドだったとも言える。『MASTER OF PUPPETS』はギターのサウンドはディストーションで歪ませるのではなくクランチ程度の歪みとギターの鳴り、そしてドラムの音で重さを表現しているのは他のB級スラッシュメタルと比較すると、重さの定義がまるっきり違うのがわかる。

今日ブラックアルバムを聴いて既存価値観に習うのではなく、新定義できる強さよね、という気持ちを強くしました。それを思うと『St.Anger』より後のMETALLICAが何か新しいことやってんのかなっていう気持ちもある。

おっと、『Lulu』の話はここでしない約束だ。




2021/04/08

確定申告、あなたは間に合いますか

毎年確定申告やってるはずなんだけど、会計ソフトにアップロードするcsvのファイル形式を毎回忘れているのか躓くのでメモしておく。

ECサイトの管理画面からCSVを吐き出してやよいの青色申告に食わせるだけ、という簡単なことなんだけど、何度やってもなかなかアップロード成功しない。自分の主力PCがMacであることが起因する文字コードの違いという問題に気づかずずいぶん時間が掛かってしまった。

青色申告を動かすためにMac内にWinをbootcampで入れてWindowsで動かしているんだけど、ダウンロードしていた元のファイルの形式まで気が回らなかった。

備忘録

  1. 日付データの形式の問題 ... ECから吐き出した日付データには時間までデータが入っているが時間が入っていると読み込まない。
  2. ダブルクォーテーションの問題 ... CSVがカンマ区切りいなっていても""で囲っていないと正しく読み込まない。なのでCSVの囲み文字の変換が必要。
  3. 改行コードの問題 ... このあたりからMac/Win問題になってくるっぽい。WinのCR+LFにあわせる。
  4. 文字コードの問題 ... UTF-8がデフォなので気づかずここで止まっていた。WinのS-JISに合わせる。

あとCSVの形式を合わせる、が必須のものがそろっていれば以降の列はなくてもインポートされるっぽい気がする。

https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=850

うーん。

給料も売上も大事だけど、この税金ときちんと向き合うのが何より大事なのよ。

と、いまデータ流し込んでいる俺が言っても何の説得力もない。

でもビジネスをやること以外に生き残る道がないんだもん。




勝ちを優先して人生をつまらなくしている人たち


 

俺のターン、ドロー!!


遊戯王デュエルリンクスを今年に入ってからやっていて、松坂桃李くんを見習って無課金でキングを目指しています。

デュエルリンクスは非常に良く出来ていて、無課金でも十分遊ぶことが出来て、課金しなければ獲得できないカードがほとんどない。

で、始めて見た最初のころはこんなもん戦略も何もない脳筋じゃんけんゲームではないかと思っていたが

CP相手には楽勝だったのものの、対人戦となると全く勝てなくなり、ある程度の戦略が必要であることに気づかされた。



モンスターハンターの素材集めに似ていて、ある程度同じ属性のカードを集めることで同族カードのシナジー効果で戦いを有利に進めることができる。

が、当然強いカード、便利なカードは入手するためにいくつかの段階を踏む必要があり、そこを短縮できるのが課金の力だったりする。

ここで問題なのはゲームの戦略のかけひきよりも、金はらって強いカードを集めたほうが簡単に強くなってしまうことなのだ。

また、カード内でもキャラクターなどでゲーム内で優遇されているものがあり(ブルーアイズホワイトドラゴンなど)、そうなってくると

勝つことが目的になって多くの人が同じようなカードのデッキを組み始める。

対人戦をやっていくとブルーアイズデッキの多さに驚く。体感的に全ユーザーの1/3くらいがブルーアイズデッキなのでは?とすら思えてくる。

ほとんどが同じ戦法で、同じデッキのカードで戦ってくる。

で、これが結構強くて、こちらは手札次第では打つ手がなくて負けてしまうのだ。(最近は因果切断を手に入れて勝てるようになった)



何だこの話、と思う人がほとんどだと思うんですが、こういうケースが世の中にはめちゃくちゃたくさんあって、

なぜ多くの人が「勝つこと」を目的となってしまい「楽しむこと」よりも優先順位を高くおいてしまうのかが俺にはわからない。

手っ取り早くおなじ戦法で勝つよりも、戦略的なかけひきがあったほうが絶対楽しいのに、と。

ゲームバランスの話と、ユーザーのメンタルの成熟度の話、とは別々の問題かもしれないが。

キャラクターの強さとプレイヤーの強さのバランス。

モンスターハンターの優れている点は、やっぱりいくら装備が強くてもプレイヤーが雑魚だとモンスターには勝てないってところかなと思う。


で、やっぱり音楽でもそういうのがいっぱいあって、やっぱりスリリングな展開で戦えたほうが面白いのに

なんだか安パイばっか切ってくる奴らのほうが人口比率でいうと、残念ながら多い。

機材ばっか揃えてても、それはプレイヤーの強さとは違うんだよなぁ。


まぁフレイザードさんみたいに戦うのが好きなんじゃなくて勝つことが好きなやつもいるか。


ターンエンド。



2021/03/25

Amazonと競争しない僕らは勝ち続ける

自分のインターネット人格という虚構が本体だと思われてしまう節があるのですが、実際の僕はとんでもなくいい加減に生きているので、僕のネットに書いていることのほとんどが嘘だということを知らない人もいるので、こうやって前言っていたことと全く反対のことを書いたりします。つまり僕は別に本心でAmazonに勝てない、とか思っていないわけです。

歌詞なんて必要ないと言った後には、歌詞が重要といわなくちゃ。


http://longlegslongarms.jp/3la_releases/33/daitro_complete_discography.html

Daitroの編集盤を作ります!

というアナウンスをしたのですが300部プレス、1週間ほどでソールドとさせていただきました。取り扱い店舗さまでまだ予約や予約はしないスタンスの人もいると思うので入手できるところはあるかもしれません。Tシャツは3/28まで予約受け付けているのでよろしくおねがいします。


Daitroというか、自分たちのタイプの音楽を売るのはAmazonではなくレコ屋なのであって、つまり合理化とは対極にあるようなめんどくさーいアナログやりとりの中で熟成される独特の"味"みたいなものの繋がりによって成り立っているのであって、めんどくさい奴らがめんどくさい繋がりによって守られ続けたコミュニティというやつ。Amazon=資本主義的な合理性に従い楽なほうへ楽なほうへと進んでいくと、同じ様な人がわんさか集まっていて、そこはそこで地獄なんですね。結果、そういったものと競わない、とにかく他人と競わないで自分が好きなようにやりながらサバイブするやり方を作っていったやつは別にAmazonには負けないのです。勝てないかもしれないけど、負けなければ勝ちというルールにすればそれは勝ちです。


とにかくそこでつながる人たちって基本的に音楽ラバーだし、海外との障壁もコロナ以外はほとんどなかったりして、意外と今の時代でもレーベルは生きていけるのかもしれない。

ただ、レーベルに関連するアーティストやベニューのほうが厳しい時代。死を覚悟すると、もはや人生の残り時間を他人のためだけに使うわけにもいかず、やりたいことに集中することになる。それはやりたいことをリストアップすることでなく、やらないことを決めていくのだ。


とにかく他人とは競わない。




2021/03/14

Amazonに僕らは勝てない

↑こんなんに勝てるかよ! 


少し前はclubhouseが話題になったかと思えばもはや誰もclubhouseの話はしなくなり
そしてエヴァの話も少し経てば誰もしなくなるだろう。
それくらい、すべての話題がコンテンツとしてものすごい速度で消費され続ける。
けれどこの世界はその消費と再生産のサイクルでさえうまく乗りこなすくらいの立ち回りが必要なのかもしれない(適当)


個人ディストロから始まったレーベルだから、かもしれないけれどDIYの力を過信しすぎているところはある、という自覚がある。

自覚があるからこの閉じられたDIY世界にリスペクトを払いつつも、コンフォートゾーンの外へ外へと手を伸ばすのでストレスはつきまとう。

リリースの音源を流通を通してAmazonに納品していただいているのだが、Amazon流通はAmazonから流通もとへオーダーが入って、そのオーダーがレーベルに来るのかどうなのかわからないのだけれど、今トゥイッター見ているとAmazonのオーダーが売り切れて届かないとか、入荷未定の状態とかが続いて毎度もどかしいので試しに自分で納品してみたら24時間と少しで売り切れてしまった。

Amazonに入荷していなくても、欲しい人は在庫もっているレコード屋を探して買うだろう、というのは思い込みでしかなく、Amazonに納品した瞬間にすぐ売れ始めて、1日程度で売り切れてしまうくらい、Amazonには力がある。いや、Amazonに力があるのか、自分たちにそのリスナーたちにリーチするだけの力がなかったのか、Amazonに無い音源は買う手段などないと思われているのか。

Amazonに僕らは勝てない。

とにかくDIYの流通だけでは届かないんだなと思う。
そしてそこで買ってくれるのは、自分の手ではまだリーチできていない層のリスナーであることがほとんどなんですよね。

音楽に限らず、新しいファンの流入が既存ファンの離脱を凌駕することのできない場所は衰退していく。そして新規ファンを獲得しようとする努力はダサくみえる。

だから僕はそのダサいことに頑張って試行錯誤していく。
かっこいいやつらはかっこいいまま無責任に去っていく。